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2018年7月23日 

乾燥気候というのは「気温は同じでも空気が乾燥してるから湿気の多い日本の夏とは暑さ具合が違う。」と口で説明しても、実際そういう土地に住んでみないと理解しにくいようだ。

30度超えても扇風機も回さない、エアコンもない、というと、「ひぇ~!」と日本の知人友人に悲鳴を上げられる(笑)もちろん、公共施設や、ホテル、レストラン、ショップではエアコンが効いているが、ポルトガルの一般家庭ではまだまだそれを持っているところは少ない。夏は6,7,8,9月と長いが、乾燥気候がゆえ、なんとかやり過ごせるのだ。

我が家もそうやって、「これこそ夏よ!」と息巻いて(実際のところは、寒さには強いが暑さにはからっきしダメなわたし。そうでもして勢いをつけないとヘナヘナとなって一夏を越せなくなってしまうのである。 ポルトガル式にクーラー無しで30年近くを過ごしてみたのだが、いかんせん、歳をとってくると、j北国育ちには暑いのがどうもこたえる。

それで10年ほど前に一度思い切ってクーラーを買ったのだが、これは大失敗だった経験がある。下記、その歳の8月日記に「made in China」と題して書いてある。以下。

今年の夏は今の所、ほんの数日を除いては車庫から扇風機を出してくるのを忘れるくらい、
しのぎ安い。

この2日ほどは窓から入って来る風が涼しすぎて、思わず閉めるくらいでした。それでもいつグワーッと暑さが襲ってくるやも知れぬ。いくらなんでも扇風機くらいは出しておこうと、車庫から引っ張り出してきた。カバーして置いたもののホコリはどうしてもついてます。プロペラを拭いていたら、それを押さえているプラスティックのヘソ部分がポロリと壊れてしまいました^^;

接着剤でくっつけてみると、見た目は扇風機の形をなしてますがプロペラは回らない(笑)20数年も使ったのだから、ポルトガル製にしては上出来です。

3年ほど前から、亭主に「クーラー、買って買って~。買わんかったら自分のお金で買うぞ。」とねだっていたので、勿怪の幸い。ポルトガルでは最近やっとクーラーを取り付ける一般家庭が出始めたかな?と言うところです。クーラーを使うのは恐らくひと夏で10日あるかないかでしょうから。

先週は二人であちこちのショッピングセンター内で見て回ったのですが、夫はパイプを通すため壁に穴をあけるのはイヤだとおっしゃる。

移動式のクーラーがあるから、それにしようと言うのだが、どうも気になる。移動クーラーのパイプを窓から出すのでありますよ・・・日本の暑さとは違うので、少しくらい窓を開けていてもいいかとは思うものの、それでもどこかひっかかるのでした。

El Corte Englese(スペイン系の大手のデパート)で買おうというのに、亭主、ダウンタウンで下見してきたらしく(いっつもこれやねん!)、先週土曜日に一緒に見に行き、買ってきたはいいけれど、車に無理やり積んで走り出してしばらくしたところで、
「これ、Troia(ポルトガルのメーカー)なんだけど、made in chinaとなってた。」
ええええええ!・・・・・・・・・

夫はできるものならポルトガル製品を買ってお国に協力せんとする国産主義なのである。

おぬし、謀ったな!
数年前から、こと中国製に関しては極力わたしは買わないようにしている。便利だ、安いとポルトに居住する日本人はよく中華食材店で日本食を調達しているが、わたしは買わない。

ひとつには、個人でできる精一杯の隣国に対する抗議のスタンス、もうひとつは製品に置ける信用度が低いことが理由だ。食品なんてもってのほか。たとえ「日本製」とあっても中華食材店であればわたしは信じない。(註:このスタンスは10年以上たったいまも続いている)

made in chinaだなんて店で聞いたら、わたしは絶対反対したのだ。かと言って価格は決して安かったわけでもなく、むしろ普通よりも高い。ぶーぶー言いながら早速使ってみたら、みたら、みたら~~~!!

なんだこりゃ?わたしが30年ほど前に日本で使っていた、ガーガーうるさい音のする初期のクーラーの如き騒音がするではないか@@ そやから、そやから言うたやないの・・・だいたいポルトガルのメーカーと聞いただけでも不安を感じるところに、made in chinaなんて最悪のコンビよ!と、亭主を責めまくる。

この騒音では神経質なわたしは寝るにも寝られない。暑いからといってそのクーラーをかけて、騒音で眠れず、暗闇のなかベッドで目を開けている己の姿を想像するとアホらし!8万円返せ~~。と、夫に店まで電話してもらった。

店の言。
「多少の音はするけれど、そんなにうるさくないはず。土曜日に交換の品を持って参ります。」 
土曜日には目の前で実験してもらおう。

「国産主義もいいけれど物によりけりです、だんさん!」と喉から出かかっている言葉を飲み
込んだもので、夫に対する物言いがなんとなくつっけんどんになる。
クーラーを買ってから涼しい日が続いているのが、せめてもの慰めです。さもなくば、これくらいのつっけんどん度ではすまなかっただろう。
こういう顛末があった移動式クーラー、頭に来てほとんど使うことも無く、お蔵入り。狭いお蔵にでんと居座って場所をとっているのすらこ憎たらしい代物ではある。

ところが、懲りない夫、とある週末に、仕事から帰宅し、くたびれ果ててわたしが寝入っているうちに、そのクーラーをひっぱりだしていた。
「やっぱりね。持ち出してくるんじゃないかとは思っていたのだ・・・」と思いながらふとそいつに
目をやると、「げ!」

クーラーのパイプが暖炉の中に入ってる!おい!(爆)

クーラー 1クーラー

このアイディア、昨年買ったときに、我が家に通っていたお掃除のベルミーラおばさんが、彼女が掃除に通う他の家でこうしている、という話をわたしが聞き、夫に話したことがあるのだ。しかし、このパイプを窓から出すことで窓を開けたままのクーラー使用ということよりも、騒音でとっくに不要を決め込んでいたのだから、わたしは実行に移さなかった。

また、こうすると、吸い込まれた熱気は、煙突がつながっている階上の暖炉を通って外へ出るだろうけれど、大丈夫かな?という疑問もあったのである。同じアパートのどこかで、冬、暖炉を使い始めると、わたしは咳き込むことがよくあるからだ。

わたし「大丈夫なの?」
夫「うん。最初はすすがいっぱい出てきたから、掃除したよ。」

ふー~んと思いながら、クーラーが稼動しているので相変わらず音はうるさいが、部屋は涼しい。パソコンの前にしばらく座っていたが、時々咳き込む・・・

それで、どれどれ、とクーラーの側に近づいてみると、クーラーのあちこちにススがついている。雑巾を持ってきてふき取り、ついでに床も拭こうと腰をかがめたら、暖炉の周囲はススだらけではないか!いやもう、ここから拭き掃除の時間とあいなったのでありました。ススってわずかでも、雑巾は真っ黒になるのですね。

んもう!この方法はやっぱりアカンよ、おぬし!
来夏は、本物のクーラー買って、否が応でも壁に穴あけさせてやる~~~


と、息巻いて、それから間もなく、我が家のリビングとわたしたちの寝室の壁にはついにエアコン用の穴が開けられたわけだが、ポルトガルの夏は雲ひとつない真っ青な空だと自慢してきたというのに、今夏はクーラーなど必要ない、くもりがちな日が多い。 毎日30度を越し、所によっては40度だという日本のことを思うと、涼しくて申し訳ないくらいなのだ。

もしかして、日本の夏の暑さを、8月に帰国してくる東京息子とモイケル娘が持ってくるかな?などど思いながら、しばし、窓から吹き込む涼しい風にあたり、熱いコーヒーでくつろいでいる、
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