2006年10月23日

体験入学は子どもたちにとっても親のわたしにとっても思い出深い
ものになったと思います。

特に印象的だったのが、大阪堺市での息子の幼稚園の体験入学で
した。この時の様子は、我が「思い出のオルゴール:ジョンボーイと
緑幼稚園
でエッセイに書いております。

子どもたち二人が体験入学で受け入れてもらったのは、小中学校
いずれも同じ学校でした。
6歳、年が離れているもので二人が同時に同じ学校に体験入学、と
いう時期はありませんでしたが、娘が小学校に受け入れてもらった
時は、かつて息子を担当なさった先生が、
「ジュアン君の妹さん?」
と周囲に尋ねたそうです。
全校生徒が集まった講堂で校長先生に紹介され、簡単な挨拶をした
そうで、滞在先の妹宅に時々クラスメートが誘いに来たり、相手の
お宅を訪ねたりとポルトガルではなかなか味わえなかった、ご近所
同士の行き来を経験しました。
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ー続きはここからー

ポルトガルでそのような子供同士の付き合いがなかった理由は、
BritishSchoolに通う生徒たちは、ポルト市内外の色々な区域からの
通学で、皆親の車での送迎があり、我が家の近辺には同級生がいな
かったからです。

学校内では上履きに履き替えることや給食、給食当番、掃除当番
などは、ポルトガルでは体験できないことです。

こんなことがありました。
上履きに履き替える、家に入る時は玄関口で靴を脱ぐ、という習慣
がなかった息子は、外で近所の子どもたちと遊んで妹宅の家に上が
るとき、何度も靴ごと入っては、
「ああああ!ジュアン君!また靴履いたままよぉ~。」
と我が妹に悲鳴をあげさせていたのでした。

ある日、息子の手を引いて近くにある大手のスーパーへ行った時の
こと。
自動ドアになっている入り口で息子は立ち止まり、わたしを見上
げて
「ママ、ここで靴ぬぐんだよね?」

そうかと言えば、娘は体育の授業で水泳があり、学校指定の水泳着
に着替えた生徒が一列に並んでプールサイドを歩いている姿を写し
た写真をもらったのですが、よく見ると、娘の水泳着だけ、胸の
部分の切込みがかなり深い。
     
「あら、サイズが大きかったのかな?」
とのわたしの言葉に、妹いわく。
「あははは。違うわよ。モイケルちゃん、後ろ前に着てるんだわ。」
     
これにはわたしたち、大笑いしたのでした。

好き嫌いの多かった娘の場合は、給食に少し苦労したようです。
     
中学校の体験入学は、振り返って見ると息子と娘二人にとってそれ
ぞれの進路の分岐点になったような気がします。

息子、中学3年時の体験入学。学校も高校受験準備で忙しい時期に
親切に受け入れてくれました。
夏休みに入る前ですから、部活に入らなければならないと言うので、
息子は得意のフットボールをと、サッカー部に入部しました。
     
しばらくして帰宅したある日のこと。
玄関口で座って靴紐を解いている息子、どうも元気がない。
声をかけると、部活で転んだ、と言って見せた膝にちょっとした
怪我をしておりました。その怪我の傷跡は今も残っているのですが、
問題は怪我ではなく、こうでした。

「サッカー部なのに、ボールを蹴る練習よりも校庭をグルグル何回
も走りまわされることの方が多い。あれじゃちっともサッカーが
楽しくない。みんながプロになるわけじゃないのに、なんであんな
に厳しい準備運動だけに時間をかけるの・・・もっとサッカーその
ものを楽しめばいいのに。」

中学校の体験入学を通して、息子から聞いた話の中でわたしが、
いいな^^と思ったことがあります。
     
雨が降っていた日のこと。ギリギリに出た彼、遅刻間違いなしです。
学校は徒歩で15分ほどのところにあり、自転車通学は禁止です。
急ぎ足で傘を差しながら学校へ向かっていたところ、後ろから声がした。
     
「おい、後ろに乗れ。遅刻するぞ。」
それが、小学校体験入学時代の夏休みによく遊んだ、かの「ミミズ」
君だったそうです。
 
息子が「今日はミミズくんと遊んで来るね」と行っては出かけて行く
のですが、どうも名前が変だなぁと思い、ある日遊びに来たそのミミ
ズ君に会い、聞いて見ました。

「君がミミズ君なの?」すると、ミミズ君、
「ぼく、水野です」(笑)
     
息子は本人を目の前にして、ミミズ君ミミズ君と呼んでいたのを、
黙って返事していたのですね。
そのミミズ君が息子を覚えていて、二人は自転車の乗って滑り込み
セーフ。
自転車はと言うと、学校の手前の畑に隠して置くのだそうです^^ 
こういう再会はいいなぁ、と、校則を破っていることなどそっちの
けで、わたしなどは嬉しいと思うのです。

さて、この中三の体験入学が終わった後、息子の口から出た言葉は
「俺、日本の学校はもういいヤ。遊びに来るんだったらいいけど、
勉強も部活も仕事も全て奴隷状態みたいで、俺には合わないよう
だ。」でした。

高校受験を半年後に控えている厳しい中三時代の体験入学を通して、
息子は中学時代からすでにしのぎを削る日本社会の一面を敏感に感
じ取ったのでしょう。 
それまであれほどに日本日本と騒いでいた息子は、パッタリ言わな
くなりました。

中三の体験入学以来、息子は日本へは行っていません。
自分が選ぶ社会は、少なくとも日本ではない、とこの時思ったので
しょう。

次回はモイケル娘の体験入学をば^^

ジュアン北野中
★所沢北野中学校3年体験入学時代、学校新聞のインタビューを受けて。


「思い出のオルゴール:ジョンボーイと緑幼稚園」を読んでみる

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