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2018年8月6日 

レッド・エンジンとわたしが呼んでいた赤い車FIATを、中古として売っても二束三文だというので、それにリスボンに住んでいた息子が乗ることになった頃のこと。

「これは君が死ぬまで乗りこなすのであります。」と夫に言われていたもので、時々うっかりアッチブッツケ(w)をしてへこんでるとこもあったが、それでも大事に乗ってきたつもりであった。それがどういう風の吹き回しか、2年前に新車を買ってくれたので、そのレッドエンジン(これは消防車という俗語で、半分小ばかにされておったのです)が息子へのお下がりになったわけです。

そのレッドエンジンの整備を兼ねて、TEFLコース(英語教授法コース)が無事に終わりパスしたところで、やっと夏休みを、と一週間ほど帰ってきていたのだが、車の整備も終わったので昨日夜遅くリスボンへと車を飛ばして帰っていった。

前年一年間、リスボンの中学校の非常勤でITクラスを持ったのだが、その契約も終わり、本人は常勤に
なりたくないようで、また非常勤の仕事を探すらしい。できれば、ITクラスを教えながら、今回免許をとった英語講師の仕事もしたいらしい。

その息子、ある日突然、「ママ、髪刈ってよ。」と言う。刈ってよって事もなげに言うけど、わたしゃ、自分のは前後横とひとりで髪を切るが、男の散髪はしたことがないのだ。

かつてのように、息子、背中まで垂らしてる長い髪ではないが、それでも随分伸びている。無理やり手渡されたバリカンを手にびびって途方にくれているわたしに、
「心配ないから。失敗したらぜ~んぶ坊主にすればいいし。今までリスボンではずっとひとりでやってきたし。」・・・・その使ってきたバリカンが壊れて、ポルトで買ったという新しいのを初めて使用するわけで。

二人で説明書きにかじりつきながら、いよいよ始めましたです・・・うっかりスイッチを入れるのを忘れて、頭の後ろ首筋あたりからに始めようとしたら、
「イテテテ~~。スイッチ入れてからやってくれ~~」(爆)知るか!そんなこと!こっちは初めてなんだ(笑)

頭の後ろ、真ん中から刈れ、というもので、とても心配になり、
「モ、モヒカン刈りになりゃせんかい?」
「ならないならない!早よせぇ~~」とせかせる息子。

んもう、知らないから!と最初は恐る恐る、で、後半は「あら^^面白いじゃない」とズンズン、バリカンを進める。4回ほど、歯の先につけるツール(なんと言うのかしりません。)を、後ろ、横、頭の真ん中と
種類を変え、なんとかできあがり。

しかし、大分短くなり「これじゃまるで今から軍隊に入るみたいだね。」本人はさっぱりした、というものの、なんだか、あちこちからピッ、ピッ、と刈り残した髪の毛が飛び出してる感じだ。

髪を刈ったのは、ひとつには、リスボンに帰るなりすぐ新しい仕事のインタビューに備えることもあるのだが、すっきり坊主頭のようになった息子が、ちょっと新鮮に見えたものだw

「今年の君のプランは?」と、レストランでの食事中の夫の問いに、定職には今年も就かない。非常勤の仕事は見つけるが、もう少し好きな音楽に没頭したい。定職について結婚し家庭を持って云々は、まだ自分には早い。だから、自分は今のところあまりお金に執着しないし着る物にもお金はかけない、との息子の返答に、少々ご機嫌斜めになっていた夫である。

き真面目一本でやってきた夫の心配はわかるのだが、息子の人生をわたしたちが生きることはできない。好きなことをとことんやってみるのも道だ、と女親のわたしは思っている。

できるならば、燃焼しきれず、くすぶった人生を送るよりも、それほどとことん好きなら続けて、できないと分かったらまた考えてみてもいいのではないか?やり直しのきく30までまだ数年あるのだから、とわたしは思っている。 イガグリ頭にして、ちゃんと仕事のインタビューの準備をするくらいの心積もりはあるのだから、まぁ、いいではないか。

平凡な人生もそれなりに困難があるのを、息子はまだ分かっちゃいないだろう。しかし、お金がなくても好きなことをしている、との充足感は若いときにこそ持てるもので、それもまた人生には大切なことなのだ。息子がイガグリ頭を卒業するのは、まだまだ先になりそうだ。

と、思っていたのが、ある日、日本で名のある英語学校講師の仕事を見つけ、彼が渡日して早や9年になる。今では数箇所の大学で非常勤講師をしている。

その息子が夏季休暇を利用して今夜帰国する。どうにか2週間の休みが取れた妹のモイケル娘も共に帰ってくる。 年に一度は日本へ帰国するわたしは、子供たちの仕事の合間を縫って合えるのだが、留守訳をする夫にとって、子どもたちの帰国は、しかも、親子4人が顔を揃えることになるのは、随分嬉しいことのようだ。昨日から夫の鼻歌を聞かされている(笑)

それもそうであろう、家族4人が揃うのは、数えてみたら10年ぶりになるのであった。今回は2日後には息子のフィアンセもやって来る。これにモイケル娘の連れ合いが入ったら、サントス家の新家族メンバーが揃うことになるのだが、彼は猫三匹と留守番だそうな。なんだ、我ら夫婦とすることが同じではないか(笑)

婿殿、申し訳ございません。

モイケル娘の渡日に至るについては、下記カテゴリにてどぞ。

帰国子女物語 
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コメント
一家団欒、言葉の響きがランラン(^_-)
宜しおますな、ご一家ご一統様がお元気に、一堂に会するなんて、最高の御幸せ(^_-)、
とくにパパ👨どのの、鼻歌🎶🎵🎶が御幸せそうでご機嫌至極と存じます、あらかしこ(^_-)
2018/08/07(Tue) 04:34 | URL | やま | 【編集
やまさん
久しぶりの一家団欒。少々寝不足と多少の疲れと闘いながらがんばってます~v-408
2018/08/11(Sat) 08:00 | URL | spacesis | 【編集
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