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2019年1月15日  

「世の中にはすぐ分かるものと、すぐ分からないものの二種類がある」とは、せんだって拙ブログにあげた映画「日日是好日 」で主人公をして言わしめている言葉です。

これもその一つかも知れないなと思い、メモして置くことにしました。

忙しい忙しいと口にしながらも、時に、ゆったりした時間をもてあますこともあります。そんな時、ふとポートワインなど傾けてみたいと思ったりするのです。小さなポルトワイングラスに一杯だけ。これで十分なのです。

午後の明るい日差しが引きはじめ夕方にさしかかろうかとかという時間帯に、ポルト・ワインを傾けながら、思い出に浸ることの、なんと贅沢なことでしょう。周りに小さな子供がいたり、忙しい生活に追われたりしていたとしたら、とてもとても、こんな贅沢は味わえないでしょう。それら生活の一部が、一通り終わった頃、と言えば、子育てもとりあえず一段落し、子どもたちもなんとか落ち着く形をなしたころ、つまり、今の自分の年齢と環境でできる小さな贅沢かな?

ポルト・ワインを傾けるということは、大人の男や女が、己しか読むことのできない物語のページを手繰って、過去の浪漫を懐かしむことなのではないのかしら。

古いイギリス映画でよく見かけるのだが、主人公である年配の貴族が、クリスタルのデカンタからゆったりと赤いポルト・ワインをグラスに注ぎ、薄暗いリビングでアームチェアに腰掛ける。そのまろやかで豊潤な液体を傾けるのは、若い男性では、いかなハンサムでも似合わない。老齢でなければならない気がします。歳をとっても、こんな素敵な贅沢があるのです。

70歳くらいになって、もしも余裕があるならば、いずこかで、そんな風にポルト・ワインを自分の一冊の本を読むが如く、ゆったり味わえる贅沢ができたらいいな、と思っていましたが、気がつけばもうその歳になっているのでありました。
そして、そこにラフマニノフやドビッシー、ショパンがあれば、幸せだなぁ、と。ポルトワインにロック、ポップや演歌は似合わないと思われ。

12月からこの方ずっと忙しくして来て、今日思ったことでした。

と、こう綴りながら、年頭の抱負よろしく「歩け歩け」と、自らをせわしなく追い立てて、実はただ今から久しぶりにポルトの街に出てくるわたしであります。

ではみなさま、また。
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