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2019年3月12日 復興未来ゆき切符

2011年東日本大震災の3月11日、息子は娘は?と、ニュースを知ってすぐ何度も試みた電話が通じず不安は募るばかりでした。

恐らくメールもダメであろうと諦め半分で開いたメールボックスの件名、「かあちゃん、地震起きました」が、目に飛び込んできたときは安堵感で涙が出んばかりでした。我がモイケル娘が携帯から送って短いメールを送ってきたのでした。

その年の春は、日本旅行を予定していた人達が放射能を心配して皆キャンセルする中、わたしは子供たちが心配で矢も盾もたまらず帰国しました。

あれから8年経ちましたが、復興具合はどうなのでしょうか。子どもたちも地震からしばらくの間は、大事なものや水、非常食などを入れた避難リュックを枕元に置いて寝ていましたが、喉もと過ぎれば熱さを忘るで、きっとそのリュックもどこかになおざりにしていることでしょう。子供たちにはもう一度思い起こしてもらわなければならないと思っています。

今日は地震から一年ほどたった頃に書いた日記に手を入れて再アップします。

先ごろ、こんな記事を読んだ。

「三陸鉄道支援・釜石から復興未来ゆき切符11日発売」 
切符

「釜石から復興未来ゆき」の切符が大震災から1年となる11日、岩手県釜石市の釜石駅前で発売される。被災して大半の区間が不通となった三陸鉄道を支援しようと地元有志が企画した。有効期限は「諦めない限り」と書かれている。切符が売られるイベント「かまいし復興の祈り」では、2500個のキャンドルをともし「復興の鐘」を鳴らして震災犠牲者の鎮魂と被災地の未来への希望を願う。2014年4月に全線開通を目指す三陸鉄道の釜石駅前が会場で、収益金で地域の足を応援する。

「諦めない限り有効」という言葉に未来志向が感じられ、なんだか少し胸に響きます。瓦礫処理が震災復興に立ちはだかるという大きな問題があり、復興にはまだまだ時間がかかると思われますが、今こそ政府、専門家、民間が知恵を絞ってこの問題に取り組んでいく必要があります。

放射線量の有害性についてはわたしは分かりません。調べれば調べるほど頭が混乱して来、もう検索するのをやめました。日本に住む限り、どこにいてもこの問題と向き合って生きていかなければなりません。それこそ諦めず復興未来に向けて一歩一歩踏み出していくことがおそらく解決策につながるのではないでしょうか。

この復興切符を見ながら、こんなことを思いました。

わたしたちは生まれるとき誰しもが未来という切符を手にしているのだ。希望未来ゆきの切符だ。諦めない限り有効。釜石の「復興未来ゆき切符」と違うのは料金が書かれていないことだ。

月日が経つにつれ、希望は薄れ失われ、多くの場合、わたしたちはその切符の存在をも忘れてしまう。わたしが言う希望とは、わたしたちを苦境から這い登ろうとさせる何かだ。夢だ。もしそれが実現したら、と考えると自分をちょっとワクワクさせるような夢だ。若い人にはこの切符の存在を思い起こしてもらいたい。好きなことを一生懸命すればいい。諦めないかぎり有効なのだ。

わたしは?と考えてみる。
今年は72歳になるけれど、何度も途中下車してヨレヨレになっているだろうその切符をまだ手にしていると思う。

わが子たちは?彼らもまた好きなことを諦めないで歩き続けていると思うしそうであって欲しい。希望はいいものだ、なによりもいいものだ、と、スティーブン・キングが「ショーシャンクの空の下」で言っている。

わが子たちも含めて若い人達には、自分が心から生きていると感じられることを今のうちにするがいい。一生懸命するがいい。「復興未来ゆき」切符には「下車前途無効」とあったが、若者の「希望未来ゆき」切符は、「途中下車有効」なのだ。何度しても有効なのだ。そして、使い方によっては、生涯有効な切符なのだ。
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