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2019年5月3日 

時代が令和に入り、日常生活で、特に海外に住んでいると、だからと言って何かが変わると言うわけではないのですが、一つことにけじめをつけて再出発することにより、希望のようなものを感じるのは、私たち日本人の特質だと思います。

ポルトガルでは「令和」を「Bela Harmonia(美しき調和)」と言っており、平和が成就した前時代に続き美しき調和を保つ国に、是非ともなって欲しいと願わずにはおれらません。

昨夜はアベイロに住む義姉が電話をかけて来、新天皇即位の様子をテレビで見たのだが、あの長い箱や四角い箱は、いったい何なのか。Ze(彼女の弟、我が夫の兄)とも電話で話していたのだが」と問い合わせがありました。

jingi1.jpg
wikiより
日本の歴代天皇が継承してきた、天照大神がニニギノミコトに授けたと言われる三種の神器(さんしゅのじんぎ)のことです。と言っても、勾玉(まがたま)、草薙剣(くさなぎのつるぎ)、八咫鏡(やたのかがみ)の三種のうち、儀式に登場した本物は勾玉だけで、あとの二つは形代(かたしろ)と呼ばれるレプリカなのだそうです。

jingi2.png
wikiより

若い頃、わたしは三種の神器は安徳天皇と共に海底に沈んだと思い違いをしていましたが、鏡と勾玉は源氏により拾われ、剣は水没したため皇居に現存する草薙剣は形代だと説明されています。

日本語学習者と平家物語の「敦盛」「扇の的」「木曽の最後」などの断片を読むと、どうしても説明をすることになる平家一族の最後なのですが、壇ノ浦の戦いの段で三種の神器の行方について話すことになりますので、わずかながら、即位儀式を見た義姉に説明できたのでした。

さて、1979年(昭和54年)以来、ずっとポルトに在住しているわたしですので、昭和の時代末期から始まったバブル景気は体験しておらず、ただただ横目で眺めておりました。

若い日本女性がパリのブティックで高価なブランド物を買い集めるという話は度々ニュースにのぼり、
「ひゃ~、どっからあんなお金がでてくるんだろねぇ」と思ったものです。

バブル景気とグローバリズムで辺鄙だったポルトガルにも日本企業が進出し、その当時にポルト補習校も創立され、以来、わたしはそこに携わってきましたが、企業関係のみなさんの羽振りには目を見張るものがありました。Japan ナンバー1の時代です。

上りつく後に来るのは下りです。諸行無常、盛者必衰の理、おごれる者も久しからずと、世は平家物語の序文と少しも変わらないのです。昭和天皇崩御と時をほぼ同じくして始まったバブル崩壊、そして、日本社会に大きな変化が訪れました。

その社会変化を目の当たりにしていないもので、我がモイケル娘にわたしが話して聞かせたわたしの1970年代の日本OL時代の体験話は、彼女を日本に憧れるところに導いてしまったのですが、後に彼女曰く、おっかさんから聞いていた日本と違うぞ・・・・さもありなん。

平成が終わった今、戦争がなく平和な時代だった、との言葉を耳にしながら、思うのです。64年の昭和に比べてその半分、30年の平成でしたが、外から見てきたわたしからすると、日本国内はカオスめいた時代でもあったのではないか。大きく口を開けたなんでも飲み込む混沌。

昨今の日本で起きた大小様々な事件や出来事を耳にするたびに、この束の間の、似非平和の後にやってくるものが、怖い気がするのです。60年の昭和時代に培われてきたものが使い果たされつつ、日本人の殊勝な性格が、お金に例えれば、その性格の貯金がなくなってきてるのではないか。

世代が違うと言ってしまえばお終いだが、海外の小さな日本人社会を見ていても、かつて、海外から称賛された日本人の殊勝な性格、心がけは消えつつあるような気がしているわたしである。

平成は、日本人の価値観が変わった時代だとわたしは思う。
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コメント
今日は子供の日なんです。
今日のニュース。「子どもの権利条約批准25年 一向になくならない児童虐待」

 国連の子どもの権利委員会が2月、子どもへの暴力や虐待事件が相次ぐ日本への強い懸念を示し、政府に虐待防止に取り組むよう勧告した。子どもの人権を保障する国連の「子どもの権利条約」を日本が批准して今年で25年になるが、悲惨な事件は一向になくならない。5日は「こどもの日」。専門家は、日本では「子どもは体罰をしてでもしつける対象」という考え方が根強く、「子どもの権利」がないがしろにされていると指摘する。
  安倍さんは談話で、「令和」に込めた意味をいつもながらの美辞麗句で「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」と述べました。

 子供が幸せでない国が美しい国であるはずがないですね。

 貴ブログに考えさせられ、わが身を振り返り反省もいたしました。





2019/05/05(Sun) 15:30 | URL | ムイントボン | 【編集
ムイントボンさん
子どもへの虐待事件は日本に限ったものではなく、アフリカ、東南アジア、欧米にもありますし、カトリック教世界にもありますね。ですから国連のその勧告が日本にだけ発せられるということに違和感を覚えたりします。

今、日本国内で頻繁に起こっている虐待事件は学校、家庭の教育の結果ではないかとわたしは思っています。

何かがおかしかったのです。それを長年見て見ぬふりしてきた結果ではないのかと。

教育の結果は30年40年後に出てくるのですから、美しい国をめざすためには、今から良い教育を子供たちに施していく必要があると思います。

その「良い教育」を人間性でなく、学力、有名校だと勘違いしている大人のなんと多いことでしょう。

現在我が子たちも住む日本ですが、心配の種、種々ですね。
2019/05/08(Wed) 18:00 | URL | spacesis | 【編集
リコメントをありがとうございました。
お忙しい中 恐縮です。
30、40年前の教育というと私が子育てしていた頃で親として責任も感じます。
その子たちが今 親になり教師になり今の日本があります。
どうにかしなくては…あまり先のないおばばは考え込みます。
 
2019/05/08(Wed) 19:54 | URL | ムイントボン | 【編集
ムイントボンさん
海外に住むことがなかったら、もしかするとわたしも日本の世の中の流れに逆らえず、だったかも知れません^^;

ポルトおばばも色々考え込むことが多いです^^

でも、ポジティブ思考で粗忽ですから、どこかザルですね。ははは。
2019/05/09(Thu) 20:18 | URL | spacesis | 【編集
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