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2019年7月7日 

子育てが済んだらその時間であれができよう、これができよう。この6匹のネコたちがいなかったら、朝一番、眠気まなこでトイレの砂を片付けんで済むし、さらに日本語教室で生徒が家に出入りするので、匂いを避けるために日中しょっちゅうトイレ砂をさらわんですむ。

そう考えることは度々あった。 そして、息子、次にモイケル娘と、二人の子どもが我が家を旅立ち、これで、親としての役割が終わりだとは思っていないけれども、一区切りついたとは言えるでしょう。さぁ、あれもできるし、これもできるぞ!好きなことをして充実した時間を持とう!人生はこれからだ!

ところが、なんといいましょうか、わたしの場合、そう行かなかったのです。

もう、毎日昼ごはんを食べに学校から戻ってくる娘がいないし、食事をつくる手間がはぶけた。いざ夫婦だけとなると、主がいなくなった二人の子供の部屋は毎日のように掃除する必要もなくなり、これまでと比べて自分の時間ができたというのに、何をするともなく家の中をウロウロするばかりで、いったいどこが充実しているのだ?

あれは、ちょっとした喪失感だったのだろうと、後で思ったものです。

日本の大学受験目指して彼女が旅立った2004年の日記を紐解けば、

6月30日水曜日早朝の便、フランクフルト経由で日本へ向かったモイケル娘。この日はちょうど夫の誕生日で、「what a nice present」とボヤく夫。わたしはと言えば、一日中なんだかほんとに、海より深いため息をついておりました。
しかし、こんなことでしょげてはいられません。

「さて。じゃ、娘の部屋、少しづつ何とかしてみようか。」と思い立ち、とりあえず、散らばっているペーパー類を手当たり次第に、くずかごに放り込んでおりました。

「なんだ、こんなとこにまだわたし使い古しの財布を置いてるわ(わたしのお古の財布を娘は使っていた)」と、机の上に見つけたそれをいったんは紙くず同様ポイとくずかごに放り込んだものの、虫の知らせか「ん?」とちょいと気になり、念のためと中身をあらためましたらましたら!

おお!なんとまぁ、福沢諭吉さんこと1万円札が二枚入っているではないですか!もうちょっとでこれ、捨ててしまうとこだった・・・^^;この2万円、ここでは4万円の価値があるのよ~と、ホクホクホク。

モイケルめ、今頃きっと家計簿の計算があわないでいるに、違うない。黙って我が懐にいれ、恩着せがましく「2万円余分に送金したわよ~」くらいに言っとこうか。懐に入れるもなにも、元はわたしのところから出たものではありますが。

しかし、こういうことは黙っておられないタチでして、さっそくメッセで娘に話しましたら、「親譲りの天然ボケだ」と言下・・・そ、そうであった。トホホホ。


ポルトガルに来て夫の母、叔母と同居すること6年、その間、息子が誕生し、モイケル娘の誕生をもって、スープが冷めない距離にと、同じ通りに引越しする運びになり、いわゆる核家族生活が始まったので、夫婦二人だけの生活はありませんでした。

そこで、随分遅くではあるが、昔できなかった夫婦水入らずの生活が今からできるのだぞと気持ちを切り替えて15年。娘も人生の半分ほどを日本で過ごしたことになります。

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2004年6月30日、空港にて希望に胸膨らませて旅立つモイケル娘。

本日はみなさま、これにて。
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