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2019年7月8日 

息子はパートナーのAちゃんと東京に、娘は我が婿殿と3匹ネコも一緒に、二人とも社会人として日本で働いていて、我ら親子はそれぞれ違った国に暮らしている。そのばらばらに住んでいるわたしたち家族も年に一度くらいはできれば全員集合して欲しいと願う夫である。

日本で働いている場合、外資系は別だろうが、そうそうポルトガルへ帰ってくるだけの休暇は取れないようだ。

大阪で会社勤めをしてきたわたしは、それが分かるのだが、年に22日の休暇を続けて取ろうが、2、3度に分けて取ろうが、周囲に何も言われることもなく自由にできるポルトガルである。夏がやってくるたびに、「有給休暇というものがちゃんとあるのに、なんで10日くらい続けて休みを取って帰国できないのか」と夫は納得しない。

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2006年2年ぶりに帰国した娘と家族旅行。アレンテージュの田舎の可愛いバスストップに座って。

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「周囲のことを考えると、長期休暇はどうしても迷惑をかけることになるでしょ?続けて10日以上休暇を取るなんてできにくいのよ。」と、 説明を試みるわたしの頭のどこかに、「それが日本なの!有給休暇があるからと、ほいほい取るわけにはいかないのよ。」と自分が分かるもので、ついつい適当な説明になりがちだ。
終いには「周囲への配慮というのがあるっしょ!ポルトガル人にはあまりないけど!」なぁんて余計な一言を口から吐いてしまい、「なんのために休暇を作ってるんだか、訳が分からん、日本は!」と言われる始末だ。こうなると日本、ポルトガルの文化の衝突である。

あんさんの言うことは分かってるがな。けど、日本社会のことも分かるのだよ。それぞれにいいところとまずいようなところがわたしには見えるので、一概に「なんのための休暇だ」に同意し兼ねるのだ。

かく言うわたし、実は40数年前のその昔に、当時勤務していた会社に直談判し、イギリスのケンブリッジ語学留学のために一ヶ月の休暇取得を実行した社内初の、そして恐らく社内最期のツワモノではあった(笑)

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2018年、息子のパートナーAちゃんも入って5人家族旅行

新入社員として東京で働きめた当時のモイケル娘は、10日間ほどの有休休暇があるのだが、新入社員は有休を取らないのが一応ルールなのだそうな。「じゃ、いったいなんのための有給休暇よ!」とばかり、続けては取らないが、彼女は密かにそのルールに反抗してちょぼちょぼ取っていたようだ。

息子はと言えば、勤め始め当初は「ローテーションを組む必要があるから、休みは2ヶ月前に言わないと取れない」とぼやいていたが、緊急の場合はどうするのだか、と思っていたら、近頃は、自分の事情で時々休みを取っているようだ。

もっとも息子の場合は、有給でないので休むとその分減給になるのだから、用意してかからないと月末に受け取った金額を見て、「うげ!」と言う具合になりかねない。

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2016年、我らが婿どのとの4人家族旅行

命の洗濯には少なくとも2週間ほどの休暇が欲しいものだとわたしは思うのだが、息子は最初のアメリカ語学学校を2年ほどで辞め、大学の非常勤講師となってからは、授業から解放される年度末と夏休みは3、4週間帰省するようになった。
娘については、ダンナとネコたちを考えなければならないので、今のところその洗濯ができる兆しは見えなさそうだ。

それから見ると、暑い夏の一ヶ月間をキャンプ場で家族とゆっくり過ごしたり(これは何も遠いキャンプ場でなくてもいいのだ。同じ市内のキャンプ場で家を離れ、いつもと違った環境で休暇を格安に過ごす方法でもある)、車で長い旅行をしたり、海辺のアパルトホテルでのんびり海岸生活を楽しんだりと時間を忘れて過ごすポルトガル人の休暇の取り方は天国だなぁと思う。

まぁ、だから、この国はなかなか発展しないのだと言われるところもあるが、発展しても人間関係がなんだか空疎になり、おぞましい犯罪が増える社会よりはなんぼかいいかも知れないと、この年代になって思うことだ。

夫は再び家族旅行ができるのはいつの日かと夢見ているようだ。その家族旅行がひょっとして、時に4人、5人、6人、7人となるのを楽しみに。そうなると、車は今のところ2台あるからいいけれど、旅費はひゃ~~!大変だ!

ではみなさま、本日はこれにて。

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コメント
長い休暇はなかなかとりにくい現状のようです。
 男性にも育児休暇制度を持っている企業があるのですが、それをとって会社に戻ったら左遷させられていたという問題が話題になっていました。
 とることはできても後が怖いということですね。何日も休暇を残してそれを会社が買い取るなんてこと昔はありましたね。翌年に繰り越しても結局は使えない。退職するときに有休を使い果たして~なんてことは女子に多かったようです。

 Spacesisさんはお勉強のためのお休みですから会社もそれを応援して下さったのですね。

 ご家族全員がロングヴァケーションが取れていい時間を過ごすことができたらご主人様も嬉しいことでしょう。実現する日が
近いといいですね。
2019/07/09(Tue) 05:39 | URL | ムイントボン | 【編集
ムイントボンさん
こちらは、みなさんしっかり休暇をとります。何しろ、公務員も医者も看護婦もスト権がありますから。

日本人のわたしは、え~、そんなのやっていいの?そうでなくても、事の運びが遅れがちな国なのに、なんて思ってしまいますけどね。

この夏は息子だけが帰省しますので、今回は3人の家族旅行です。夫が楽しみにしてますね^^
2019/07/10(Wed) 17:14 | URL | spacesis | 【編集
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