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2019年7月19日 

もう何年も前のことになります。

わたしが社交ダンスに興味をもっているのを知った夫の同僚ご夫婦が、彼らが通うダンス教室に見学に来ませんか?と誘われたことがあります。

週に一度のレッスンで、それも日曜日の夕方でした。 それなら日本語教室を続けながらなんとかなりそうだと思い、夫も一緒に見学に行ったのです。

紹介してもらったダンスの先生はオーストリア人の男性で、ウインナーワルツのコンテストでも受賞した方だと紹介されましたが、わたしは「ヒェ~~、背が高い・・・」と、それに感心したものです。

ワルツを美しく踊る夢を見るわたしでしたが、イングリッシュ・ワルツとウインナー・ワルツのステップが違うこともその時まで知りませんでした。

July_2_1.jpg
昨日の美しい夕暮れ


ダンスフロアで流されるタンゴやワルツの音楽に魅せられて、踊れずとも曲に合わせて思わず体も揺れようというもの。わたしはとうとう引っ張り出されて、ステップをろくすっぽ知らないのに、男性の上手なリードでなんとなく踊れたのでした。
しかし、夫はいまいち乗り気ではありませんでした。 でも、分かるのです、わたしたち二人がパートナーを組んで踊ると、いったいどういうことになるのか(笑)

音楽は歌うのも聞くのも、低い音量より、家中いっぱいに流れるように音楽を満喫するのがわたしの流儀。いつも、外から帰ってくると、「声が大きい・・・外まで君の歌が聞こえてる」。夫は逆でかなり低いボリュームで聞きます。わたしに言わせると、「そんなんじゃ、その音楽のよさがわからない」です。

レストランでは、「さっさと食い物飲み物、持ってこんかい!」と待つのが嫌いなわたし。注文したものがなかなか出てこないと、2回目は避けます。夫は逆です。「まぁ、急いでいるわけじゃなし。いいじゃない」とのんびりしたもの。

口笛は天下一品!子供のころから自慢で、リズム感も抜群のわたし。いや、ほんまでした。 夫はわたしからすると、下手。いいんですけどね。夫の口笛はなにかが違うのです・・・けど、面と向かって本人にはまだ言えないままです。それで、気分が良いとき始まる彼の口笛が始まると、「あちゃ~、来ちゃったよ」と、わたしの心中はいつも「はよ、その口笛止めれ~」なのです。(笑)

ざっと上に上げただけでも、わたしたちのこの性格、趣向の違い。

ですから、ダンスで二人が組んだらどうなることやら。足を踏んだの踏まなかったのと密かな言い合いになり、ロマンチックなダンスの途中で、わたしがあっち向いてプン!は十分起こりうることです。

息子や娘があきれる「バター戦争」もそうです。夫は固いバターを頑張って薄~くナイフでのばして取り、パンにつける。片やわたしは、「それなら、冷蔵庫の外に出しておけばいいじゃない。固いバターは、バターそのものを食べてるみたいでいや!」(もちろん、夏は別)

それで、どさくさにまぎれて外に出して置くと、「バターを冷蔵庫に入れておくべし」と夫が抗議する。毎日食べるバターです、冷蔵庫外に置いたとて、いたんでしまうところまで行く以前に食べてなくなってしまうでしょ(←わたしの言い分)

要は、彼は固バタ党、わたしはソフトバタ党。んじゃ、今日からバターは二つにすれば?こっちの箱にはyuko、そっちの箱にはCarlosと名前を書く。これでどうよ!とまぁ、こんな具合です。

子供たちはそういう親のヘンチクリンなやりとりを見てきて、「なんでこうなるのか?」と思っていたようです。しばらくぶりにポルトに帰省した娘がボソリと言ったことがあります。
「おっかさんと親父、性格の違いだけじゃなくて、文化の違いもあるんだねぇ。一緒に住んでいた時は気づかなかったけれど、久しぶりに見て分かった。」

同じ日本人同士の夫婦でもそれぞれ育った環境が違い、性格も違いますから、時に喧嘩に至ることはあると思います。これが国際結婚となると、「日本はこうだけど、ポルトガルのこんな所は嫌い」「日本だってこんな部分があるじゃないか」と、ささいな文化の衝突も十分にあるわけです。 ま、さすが今ではわたしも少し成長したもので、その手のやりあいはなくなりましたけどね。

面白いもので、家から目的地へ着くまでの走る道もわたしたちは違うのです。「時間的にはわたしが通る道の方が早く着くけどね」と言っても、「僕が運転するときは僕の勝手だぞ」と、てこでも変えませんね。おかしいったらありません(笑)

結婚して41年にもなると、そんな痴話喧嘩もなくなると思いきや、未だに時々楽しくチャンバラしてます。
これって意外と活力が出て元気になるんですよね。はははは。

みなさまは、いかに?
本日はこれにて。
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コメント
おふたりの微笑ましいエピソードに~
思わずプッと笑ってしまいました。

 男性のリードでさらっと踊ってしまう
spacesisさんって凄いです!リズム感覚と音感 体力が飛びぬけていらっしゃるのだと感心しました。
 ご主人様とウインナーワルツを踊られてらきっと素敵でしょうね。

 何十年と一緒に暮らしていても違うところは違う。本当にそうですね。我が家も
全く趣味嗜好は違っていて、唯一共通なことは「ポルトガルが好き」ということなんです。
 ニンジンが食べられない夫に何が何でも食べさせたいと工夫してみましたが、ダメでした。苦笑。もう後がさほどない、二人の人生。まっ、好きなようにしてくださいと言ったところです。

 仲の良いおふたりとお見受けします。いつまでもいつまでもお元気で堅いバターと柔らかいバターの朝食を~。
2019/07/22(Mon) 10:52 | URL | ムイントボン | 【編集
ムイントボンさん
ニンジンが嫌いの人、結構いますね。食べてもらおうと色々工夫なさったムイントボンさんの姿が目に見えるようですv-290

うちは出されたものは何でも黙って食べてくれますが、まずいとも美味しいともいいません(笑)

共通点が「ポルトガル好き」だというのは嬉しいかぎりですね。

うちの共通点はあるのかな?とふと思ったところです。夫の忍耐でもっているのかもしれませんねv-408
2019/07/24(Wed) 12:23 | URL | spacesis | 【編集
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