FC2ブログ
2019年9月4日 
 
いよいよ今週から日本語教室が本格的に始まります。
今年は土曜日に新しいクラスを開く余裕がなく、昨年からの初級クラスが全員継続希望というので引き続きこのクラスと、中級クラスの2クラスです。2、3人の編入生も含む合計24人を教えることになります。

初級の文法本2冊は50課まであるのですが、第40課も過ぎるとを中級入門クラスと捉えて、わたしは毎新学期の初めに、文法を離れて日本の児童文学や読み物を用意します。

これまでに生徒たちに読んでもらったものは、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」、今西祐行の「ひとつの花」(日本の小4教科書掲載)、O.ヘンリー短編集から「20年後」、向田邦子の「壊したと壊れたは違う」、そして、昨年九月にとりあげたのが乙一の「昔、夕日の公園で」。

今回は向田邦子の「字のない葉書」か、椋鳩十の「大造じいさんとガン」、もしくは小川未明の「野ばら」の3作品からどれにしようかと随分悩んだのですが、内容からして生徒たちが一番取り組みやすいのではないかというので、「野ばら」にしました。

「字のない葉書」は大東亜戦争の話に食い込み、かなりの時間を要することになります。また、わたしは、椋鳩十さんの物語が大好きで氏の本を2、3冊持っていますが、「大造じいさんとガン」は少し話が長いのです。

ガンの群れの頭領である残雪が飛び遅れた一羽の仲間をハヤブサの攻撃から守ろうと戦う場面から傷ついて狩人の大造じいさんと向き合う場面まで、何度読んでも感動して朗読に思わず力が入ります。

今回の読本は、この「大造じいさんとガン」にしたいと思ったのですが、10月半ばにはクラスを休講して帰国予定をしているため、文法読本と併せての授業では、それまでに終えられそうもないというので、この案は次回まで没です。

この本については下記で取り上げています。
http://spacesis.blog52.fc2.com/blog-entry-1400.html

さて、今回の「野ばら」ですが、「~であります」「~でありました」調の美しい日本語文章は、アニメや漫画の日本語に慣れている生徒たちに、是非触れて欲しいと思っています。

野ばら

というので、独断で日本語の作品を生徒たちに紹介して読んでいるのですが、この作品選びの時間は実はわたしにとりとても楽しいものなのです。いい本は、時に読者の人生観を変えたりしますものね。

本とわたしの出合いについては下記で綴ってあります。よろしかったらどぞ。
http://spacesis.blog52.fc2.com/blog-entry-1495.html「蛍雪時代」

関連記事
にほんブログ村 海外生活ブログ ポルトガル情報へ にほんブログ村 シニア日記ブログへ
にほんブログ村
コメント
野ばら~世界中の人に読んでもらいたいです。
とても考えさせられるお話ですね。 
いまもどこかで国と国が争っている。
お隣さん同志なのになんで仲良くできないのか・・
毎日 反日のニュースで嫌になります。
どこの国に行っても人々は優しくしてくれます。
なんで国となると戦争が起きるのでしょうか。


生徒さんたちの日本語のレベルがとても高いのだと驚きます。
なんどもポルトガルを訪れているのに挨拶すら満足に話せない
不勉強な自分を反省しています。苦笑。
2019/09/04(Wed) 23:12 | URL | ムイントボン | 【編集
ムイントボンさん
日本語レベル、実はそうではないんです^^;飛びぬけてよくできる生徒が一人いますが、彼は自分でも家で積極的に勉強しているからです。

彼には大学のコースを勧めているのですが、今年も来てくれます。

なんというか、グループのワイワイと学ぶクラスの雰囲気がすきなのでしょうね。わたしもそれが狙いではありますが、もうちょっと勉強してくれんか?君たち?との気持ちがないわけでもありません(笑)

あと、ちょっとですね。週末、メールお送りします!
2019/09/07(Sat) 07:31 | URL | spacesis | 【編集
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック
Click for Porto, Portugal Forecast 
ポルトガル ポルトの口コミ
ポルトガル ポルトの口コミ