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2019年12月4日  

12月ともなれば、大手のスーパーマーケットの店頭に設けられるのが、Cabaz(カバス)コーナーです。下の写真は昨日日本語授業の後にわたしが買い物に行ったデパートEl Corte EnglêsのCabazコーナーです。日本で言えばお歳暮コーナーです。
natal1_1.jpg

Cabazは果物かごを意味するのですが、その籠にワインを始め、缶詰、ハムソーセージ類、チーズ、ジャムなど自由に選んででいっぱいにし、届けます。値段はと言うと、40ユーロくらいから上は300ユーロ(35000円ほど)を超えたりします。

cavaz.jpg
Wikiより

日本と少し違うところは、職場の上司や仕事関係のお得意先への義理がらみの付け届けはしない、という点です。一年を振り返ってみてお世話になったと思われる人に感謝の印としてクリスマスの贈り物を届ける、という具合です。

この他、、生ハムの脚一本とか、この時期には欠かせないバカリャウ(Bacalhao=大きな干しダラ)などがあります。

presunto.jpg
(Wikiより)
サポーターに立てかけられた黒ブタの生ハムです。ポルトガル語で生ハムを「presunto=プレズント」と言います。

生ハムの脚一本。食べるために薄くきったもの
presunto2.jpg

わたしは生ハムが大好きなのですが塩気が多いので近頃は血圧の関係上、極力避けなければならないのが残念至極。

大きなバカリャウ一枚は5キロ前後、42x92cmの大きさで、厚みは一番分厚いところで5cmにもなります。
bacalhau2019.jpg

上の写真は一枚のバカリャウの切り方を示しているのですが、切り売りも多いです。なにしろ、一枚全部は値もはりますからね。

バカリヤウはポルトガルではクリスマスイブと年末の伝統的な定番料理で、 この時期は値段も上がります。我が家でも師走ともなると、付け届けでこの生ハム一本や大きな干しダラのバカリャウをいただくことがあります。

今日は生ハムにまつわる古い話を引っ張り出しましょう。

かつて庭付きの借家に住んでいたころの話ですが、冬の間の湿気を追い払うのに、日中は車庫の戸をよく開け放していたものです。今のフラットと違い、当時は夫の書斎がなく、写真に見られる生ハムももらって大いに嬉しいのですが、置き場所に困って車庫の壁にぶらさげて置いたものです。

ある日の夕方、車を車庫に入れ終えて「ただ今」と家に入ってきた夫が言います。

「生ハム、君、上にもってきたの?」
我が家は3階建ての家屋の一番上であった。
「あんな重いもの、わたしが抱えて来れるわけないじゃない」
「でも、壁にぶらさがってないよ」
「ええ??」

慌てて車庫へ行って見ると、確かに夫の仰せの通り、あるべき場所に生ハムの脚が・・・ない
車庫の奥へツーッと目をやりましたら、れれ?車庫の奥のワイン棚にずらり並んでいるはずのワイン、ウイスキーの本数もガバと減ってるではないですか!

し、しまった!こそ泥にしてやられたのでありました。

当時のわたしは、常日頃から窓開放主義、全面的に人を信頼する人間でした。(笑)日本にいたときからきちんと戸締りをするなど心がけたことがないのです。仕事で日中空けているアパートも、当時飼っていたネコのポチが自由に出入りできるようにと、表通りに面した台所の窓は、いつも少し開けっ放し。

それでもあの頃の日本は世界一安全な国と謳われたように、一度も空き巣に入られたことがない。

そんなわたしですから、ポルトガルへ来てからも風通しをよくするためにと、何の疑いもなく車庫のドアは、特に夏は、そして冬でも天気のいい日には開けっ放しにしておりました。

どうも、それで目をつけられていたようです。

考えて見ると、それまでにも何度かおかしいなぁと思ったことに思い当たります。「確かに夏のシーツ全部を車庫のここに置いたつもりなんだがなぁ。見あたらない」とか、「あれぇ?夫がいただいた陶芸作家の人形一式の箱、どこへいっちゃんたんだろ・・」等々。

のんきなわたしは、多分自分か夫が整理して車庫の棚にでものせたのだろうくらいに思っていたのですが、思い当たる節がたんとあることにそのとき初めて気づいたのでした。道理でそれらが出てこなはずです。

ふん!ワインにウイスキー、それにこの生ハム一本で、こそ泥たちめ、今宵は酒盛りかと思うと、さすが、のほほん者のわたしも面白くない。

こういうことが数回あったので、物を盗まれるよりも自分が家にいるというのにこそ泥が堂々と入っていたということに恐れをなし、とうとうわたしはドア開放主義を止め、以来車庫のドアをしっかり閉めることにしたのでした。

今ではこの生ハムを狙う相手が「こらぁ!」の一言で散らばる、たかがネコたち(笑)可愛いもんです。

ではみなさま、また。


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コメント
お歳暮は食品と決まっているのですか。
 何にしようかと毎年の事なので考えてしまうのが日本のお歳暮ですがポルトガルではクリスマスに喜ばれる食品なんですね。それならどのお宅でも大歓迎ですね。
 ポルトガルにも泥棒さんがいて、「あそこにはいつも美味しいものやお宝がある」って狙われていたのですね。こそ泥さんのいいカモ?spacesisさんのお人柄をうかがわせるちょっと笑っちゃうエピソードでした。
2019/12/07(Sat) 10:16 | URL | ムイントボン | 【編集
ムイントボンさん
ほんと、いいカモでした^^;
でも、大きな事件に至らずに済んだので、ま、いっか、ってなもんです。

いいのか悪いのか諦めが早いんです。若い時からしっかりしてるように見えると言われましたが、実はぼ~っとした天然ボケ気味なところがありますね。

何度も泥棒さんが訪れて、多分他のものも運ばれていると思いますが、なにしろ気が付いていないんですから、ボケてますね。はっはっは。

いいのだ、持ってけどろぼう!です。

ところで、お元気にしてましたか?
しばらくお見掛けしなかったのでちょっと気になっていたところでした。
2019/12/08(Sun) 18:22 | URL | spacesis | 【編集
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