2006年12月17日

週末の職場は昨日で二学期が終わり、2週間のクリスマス休
暇に入りました。
その昨日は、恒例の餅つき大会でした。
今年で四年目の餅つきですが、みなさん、慣れてきたようで
手順もよろしく和気あいあい。
つきたてのもちは格別の味です^^

わたしが子供の頃、母と妹とわたしは、下町の祖母の家に住ん
でいたのですが、母は8人兄弟の長女で、当時はまだ独身だ
った叔父や叔母が同居しており、14、5人の大家族でした。
男手も大の大人が5人と多く、年の瀬の祖母の家での餅つき
は、子供心にも、そのむんむんするような活気に心が躍り、
誠に見ごたえのあるものでした。

祖母と母は白い割烹着をつけ、頭には姉さまかぶりの手ぬぐい、
合いの手を入れて臼のもちをひっくり返し、叔父たちはぺった
んぺったんと交代で杵を振り上げ、臼から白い湯気をあげての
餅つきには、去く年来る年の年の瀬をひしひしと感じさせられ
たものです。

つきあがった餅は、広い畳に敷かれた白い布の上で四角に伸ば
され広げられ、それを小さい長方形に切って行くのでした。
わたしの田舎、弘前では、餅は丸ではなく長四角なのです。

ところがどういうわけか、わたしはつきたての餅を口に放り込
んだ記憶が全くない。
昭和20年代も終わりの頃です、当時の日本はまだまだ貧しく、
特に地方はそうでした。
今で言う、豪華な「おせち料理」というものがいつ頃からのも
のか、わたしは知りませんが、祖母の家での正月料理は、黒豆、
紅白のかまぼこ、棒タラの甘辛煮、大根と人参のなます、そし
て、当時は安かった数の子が添えられていたように思います。

高価なもち米を使っての餅は、当時の祖母を筆頭にした吉崎家
では、正月最高の贅沢のひとつだったのではなかったかと、今
思います。
ですから、昨日職場でしたように、つきたての餅をポイと口に
するのは、いけないことされていたのかも知れません。
母も叔父たち叔母たちも鬼籍に入ってしまった今となっては、
聞く術も、はや無いのですが。

さて、その餅つきの様子を少し^^
学校のキャンティーンにある台所を借りて、もち米をふかし、臼に運び込み、まず、このように
杵で臼の周りを回りながら、もち米をつぶします。
もちつき2


もちつき1

にほんブログ村 海外生活ブログ ポルトガル情報へ blogram投票ボタン
ー続きはここからー

もち米がこれくらいになったところで、ペッタンペッタンと
餅つきが始まります。
もちつき3

ここでちょっと臼に目を向けてみてください。↓ 
もちつき6

杵は日本から取り寄せましたが、臼はポルトガルの石を使って
製作注文。床も石ですから杵を振り落としたときに臼がひび
割れないように。また、臼の重さはただものではありません。
とても男一人や二人の力では持ち運ぶことができないため、
車をつけて、さらに床に固定できるようにした、我が校独特の
アイデアで作ってもらったものです^^

実は難がひとつ。
本物の日本の臼を知らない人が作るものですから、この石臼の
底が、少し平べったくなってしまいました(笑) 
しかし、文句を言っても始まりせん。
結構間に合わせて使用しております。
もちつき5

出来上がった丸い餅です。
もちつき4

人のいい叔父のひとりが保証人の判を押したがため、売却され
なければならなかった祖母の家で、わたしが最後の餅つきを
目にしてから、もう半世紀もの星霜を経ました。
こうして、異国の地で、再び年の瀬を思わせる餅つきを目にす
ることができるなど、想像だにしませんでした。

人生という一枚の不思議な織物のアヤが、なんだか少し見える
ような気がする年齢に筆者も突入いたします^^

★ランキングクリックお願いします^^

コメント
餅食べたい
餅つきいいですな~
あっしも昔祖父の家で
餅つきやった記憶があります
山形県で百姓を営んでおりました
今は叔父がやってますので
毎年、桃やラフランスなどが届いて
ちょっとうきうきなのですが
お米は作るのやめちゃったみたいで
残念な日々なのです^^;
といっても
歯に詰め物があるあっしは
餅食べると取れるのが怖いので
食べたいけど食べれないという
情けない状態^^;
まぁ餅の入っていない雑煮で我慢する
お正月にまたなりそうですはい^^

2006/12/19(Tue) 06:28 | URL | ぎたれれ | 【編集
年寄りの~!?
思わず、調べてしまいました。
な~るほどね!!
気にする事は無い!ちゅうなんかいつもあきられて
いますから。出来るうちが華よ!ガンバレ!!
餅つきも、子供の頃は暮れになると我が家でも恒例でしたね。突く前の「おこわ」状態が好きで、つまんでは
怒られていたな~!
出来立ての餅で、「辛み持ち」「あんこ餅」「きな粉餅」作ってもらって、その場で食べた。うまかった!な~!
2006/12/19(Tue) 11:04 | URL | 興味津々な猟奇的男 | 【編集
>ぎたれれ君

おお!ご先祖は東北の出だすな^^
義弟の家でも数年前まで米をつくっていたようで、よく宅急便で届いていました。
だから、米はほとんど買ったことがない、と
妹が言っていましたね。
代が変わった今はどうなったのかしら?
帰国しなくなって3年目に入った今、わかりません。

詰め物で食べたいけど食べないのかい・・・
わたしはやっちゃうぞ(笑)
この誘惑には抗いきれないのだ(笑)

>ちゅうさ~~ん

ブログ、「松戸市Mリーグ」で止まってまんがな(笑)
あんこ餅、きな粉餅は準備されていました^^
でも例年の砂糖醤油がなかったので、今年は多めに残り、
お持ち帰りの量も増えたというものです。

ちゅうさんに声援送られて、」よし!転んでもまたがんばろ!(爆)


2006/12/19(Tue) 21:43 | URL | spacesis | 【編集
私が幼少の時は、
正月(前後だったか)になると、
祖母の家で、餅つき。
半殺しを、チョイっとつまんでは、
「アチャチャチャ・・・・」
「コラ~~」と(^^ゞ

今では、
我が家で機械ですが、餅を作ります。
5升使うので、一日がかり(~_~)
朝、昼食は、
つまながらの餅つきです。
そして、わが子も、
「アチャチャチャチャ~~」と
タコ踊りです・・(^^ゞ

今年は、妹宅で行うので、
甥っ子、姪っ子も楽しみにしています。
2006/12/19(Tue) 21:44 | URL | マー | 【編集
そういえば「半殺し」と言う言い方があったのだでした(笑)
すっかり忘れていました。

一日がかりとは、なかなか大変ですね。
機会だと、腰などは大丈夫なのかしら?
大勢繰り出しての餅つきは、楽しいですよね^^
ポルトもそれで、止められないのです(笑)
子どもたちもこの日半日は、遊んで食べて、です。

従兄妹たちとのにぎやかなお餅つき、アキくんも
さぞかし楽しみにしているでしょう!

マーさん、いつもコメント、ありがとうございます。
2006/12/20(Wed) 07:51 | URL | spacesis | 【編集
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック
Click for Porto, Portugal Forecast 
ポルトガル ポルトの口コミ
ポルトガル ポルトの口コミ にほんブログ村 外国語ブログ マルチリンガルへ
にほんブログ村