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2006年3月9日(木曜日)
コニンブリガ焼1

これは、いまから15数年ほど以上も前の、わたしが住んでいる通りでの話しです。

この頃は、ポルトの街の至る所で野良犬を見かけました。当時はまだ犬を放し飼いに
しては
いけない、という法律ができていなかったのです。ちょっと見だけでは、野良犬なのか
飼い犬なのか見分けがつかないことも多かったのでした。犬はたいていは、子供の
良き遊び相手でです。

今では、日本同様、近所の子供達が外で遊んでいる姿もめっきり見かけなくなりましたが、
当時の子供達は表通りで、サッカーをしたり祭りの焚き火をしたりして暗くなるまで大声を
出して遊んでおり、野良犬たちも一緒にボールを追いかけたり、焚き火の周りをぐるぐる
走り回って喜んでいたものです。
しかし、ご近所みなさんが犬好きだと思うのは大きな勘違いです。

決まって、とある、犬嫌いのおばさんが、定期的に保健所へ電話をするのです。
そうやって捕獲されて二度と帰らない犬はたくさんいました。

さて、わたしのお気に入りだった犬、「クラウディウ」が捕獲されて、わたしと亭主が、
(この事件については、いずれ^^)とある病院からこっそり救出した事件以来、
誰が言い出したのか、いつのまにかこの通りでは次のような不文律ができあがっていました。

すなわち、保健所の犬捕獲車を見かけたら、すぐさま表通りに面したそれぞれ
の家の小さな鉄格子ドアを開けて、路上の野良犬たちをドアの内側に引き入れること。
ドアの内側にはたいてい小さな庭があり、そこは私有地になるのです。

野良犬と言えども近隣の大人子供たちから、どの犬もめいめい勝手な名前を
つけられて呼ばれ、えさを差し入れてもらっているのです。
飼い犬ではないにしろ共有の路上に住む仲間です。

通りに放されていない限り、犬を捕獲することはできないのですから、なかなか
いいアイディアではありませんか^^
で、捕獲車が去ってしまった後に、再びドアを開けて通りへ出す、というわけです。

ある日のこと、やってきました捕獲車!
目ざとく見つけた人から順繰りにドアを開けて、早々とそこら辺の犬たちを
呼んで庭に招き入れました。
と、思いきや、一匹が入り遅れてウロウロしてるではありませんか!
しまった!と皆思ったものの、時すでに遅し。
黄色い制服を着た犬獲りびとが二人、大きな網を張りながらジリジリと
その犬を追い込んで行きます。
窓から顔を出しながらこの情景をわたしたちはみな固唾を飲んで見ていました。
「おお、coitadinho!」(コイタディーニュ=可哀相に)。
ポルトガル語では哀れみを表すのに使われる言葉です

追い詰められてとうとう網にかかってしまった犬はまだ必死にもがいて抵抗していました。
しかし、敵はwし慣れて見事なものです、あらよあらよという間に網を絡めたまま、捕獲車の
方へ運んで行き、檻に入れようと二人の犬獲りびとが網を空中に持ち上げた、正に瞬間!
そのとき、奇跡は起こった!!

犬が暴れて網が破れでもしたのでしょうか、スルリと犬が地面に投げ出されるように
抜け落ちたのです!
その瞬間、固唾を飲んで見ていた人々の口から思わず、「ワー!」っと大きな歓声と
拍手があがりました。もちろんわたしもその一人です。

九死に一生を得たその犬は、一目散にいずこかへと逃げ去ったのでした。

大きな歓声があがった方向をギロリ睨みながら、苦虫をつぶした顔をして二人の犬獲りびとは
我が通りを後にしたのでした。

今はと言えば、野良犬への規制もすっかり厳しくなり、路上で見かけることはなくなって
しまいました。しかし、あの頃のことを思い出すにつけ、環境がきれいになって住み
よいのは確かにいいのだけれど、あまりにも整然としてしまうと、犬猫好きなわたしなどは、
どこか息苦しく感じられ、人間も生活もそこそこに整い、抜けているところがあった
方が生きやすい、というのがわたしの思うところであります。

★今日の写真は、ポルトガル特産の「コニンブリガ焼き」のお皿です。
コニンブリガ焼きは、基本的には、白と青を使いデザインは、鳥や鹿、それに草花です。

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コメント
そうですね~
整然としすぎると、息苦しくなりますね。

出張の時
なんていうか、楽しむ心がと、結束力の強い?人達だなと感じました。
特に飛行機。
離陸、着陸とも湧き上がりまして、一回目はたまたまかと思いましたが
2回目も・・・
「盛り上がってるなぁ~~」と(^^♪

さて、バトンなるものを預かっております。
差し支えなければ、宜しくです(^^ゞ
2006/03/10(Fri) 20:05 | URL | マー | 【編集
マーさん
わっはっはっは!マーさん、その経験してるのですね^^
そうなんです。特に着陸時には、無事降りたの思いきや、その
喜びでパチパチパチ~とポルトガル人乗客全員が拍手!(笑)

わたしも初めての時は、「な、なんなの?」と一瞬汗かいた
ものです。
これって、他の国ではないのかしら?^^

今では、拍手のその習慣、薄れて来ましたね。
去年秋に、コペンハーゲンから帰って来た時は、もう
なかったです・・・
ダサかったけれど、あれいはあれで面白かったのに(笑)

さて、バトン?
そちらのサイトへ行ったらわかるかしら?
ただいま参ります~~


2006/03/11(Sat) 02:21 | URL | spacesis | 【編集
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