気がつけば4日も日記を空けてしまいました^^;
夫は木曜日からギリシャ・アテネへ国際会議に。一緒に行こうと誘
われはしたものの、3月の日本帰国で土曜日の仕事を二度休んだ身と
しては、また休んでは行けない。残念でした。

日本から帰って来てこの一月間、し残した仕事やあれやこれやの雑
用に追われ、落ち着いた時間がなかなか持てずに来ましたが、昨日
土曜日の仕事を終えて帰宅後、夫のいないのを幸いに、しばらく前
から少しずつ読み続けていた本を一挙に読み終えました。

本ハゲタカ

題して「ハゲタカ」(真山仁著)。
文庫本2冊上下で第一部。バブル崩壊から2004年までの日本を
舞台に、アメリカ仕込みの若き投資ファンド社長、鷲津と元銀行員
で不良債権処理につめて来、後企業再生を図る有能なターンアラウ
ンド・マネジャーになる芝野の二人を軸にした経済小説です。
 
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ー続きはここからー

経済にはまったく疎いわたしで、耳慣れない語彙もたくさんありま
したが、読み応えは十分。日本の狂乱バブル期からその崩壊を、
ポルトガルにいたわたしは知らないわけで、その状況を目の前にし
ていたら、もっと理解できるところがあるのではないか。

わたしが海外にいて知る日本のバブル期とは、多くの日本人ツーリ
ストが、老いも若きもロンドンやパリ、ニューヨークなどで名だた
る高級品ブティックに押しかけ、ブランド品を買い漁り、世界中の
顰蹙(ひんしゅく)を買っているとのニュースをよく目に耳にして
いたのと、もうひとつは、当時の日本企業の駐在員たちが、ずいぶ
ん羽振りよく、分不相応に二人の我が子をBritish School に送り、
教育費でヒィヒィ言っていたわたしは、多少羨ましく思わなかった
こともなかったくらいでしょうか。

先ごろライブドアの創業者堀江貴文前社長への判決も出たあとで、
彼がモデルかと思い手にした本ですが、まったく違っていました。
ただ、本は読み始めるとすっかり浸りきってしまうわたしなので、
そういうわたしにはいささかこの本はしんどかったとの読後感が
正直なところです。
NHKの土曜ドラマになりましたが、脚色されていて原作とはかなり
違っています。
ターン・アラウンド・マネージャーになる芝野を柴田恭平が演じる
のは適役^^

もうひとつ、この本でわたしが気に入ったのは、各章ごとに記され
ている、新渡戸稲造の「武士道」と、坂口安吾「続堕落論」からの
抜粋です。

「今日の日本人は、凡そ、あらゆる国民の中で、恐らく最も憎悪心
のすくない国民の中の一つである。
 
昨日の敵は今日の友という甘さが、むしろ日本人に共有の感情だ。
凡そ仇討にふさわしくない自分たちであることを、恐らく多くの
日本人が痛感しているに相違ない。
長年月にわたって徹底的に憎み通すことすら不可能にちかく、
せいぜい、「食いつきそうな」目付ぐらいが限界なのである。」
                              
             坂口安吾「日本文化私観」抜粋


日本人の性格をぴたりと言い当てた言です。
これまで坂口安吾といえば、わたしにとっては、どういうわけか
「推理作家」のイメージがあったのですが、情けない^^;

「ハゲタカ」を通して上記の二人の著書に興味をもったのも収穫で
した。
「ハゲタカⅡ」の上下二巻、ちょっと一呼吸しないと、毒気にあて
られその重みにど~~んと沈みそうです(笑)

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コメント
ハゲタカですか
面白そうですなー
図書館で借りようかなと思って
検索したら予約が5件もはいっていた^^;
すぐに読めそうにないので
古本屋にでもあるか見てこようかな

三角合併が解禁となって日本は
外資にのっとられてしまうのではという感じに
最近なってきてますがどうなることやら
日本経済雲行きがあやしいのです^^;
2007/04/30(Mon) 02:07 | URL | ぎたれれ | 【編集
栄枯盛衰?
バブル期は世界10大銀行中に6-7も日本の銀行が位置して将にjapan as No.1 日本企業はバスに乗り遅れない様にとサンパウロにも400社以上の企業進出、各社の駐在員は将に王侯貴族の生活、現地雇いと呼んで移民上がりを採用するが、重役には抜擢されにくい。優秀な日系二世、三世、はこの辺を敏感に感じて日本企業を敬遠する。日本商社は鉄鉱石から海老に到るまで、働き蜂は時差を活用して牛耳ってしまう。ここは英語の国では
ナイので日本企業は言葉では苦労しました。しかし今はウソみたいに影を潜めてしまって、その替わり中国製品が街に氾濫し、大手china銀行は鼻活き荒いですよ。
波に乗っている時はザルで水をすくっても水は溜まるけど右肩が下がりだすともう何をしても駄目。若造を時の与党幹事長が担ぎ出し
たかと思えば今は獄窓の身。(我が事は棚に上げて)明治の偉人伝は?イソップ物語の教訓は?お釈迦様の教えは?尋常小学校出の昔の日本の母親が懐かしい。祖国日本は遠くにあって眺めている方が好いみたい。
この辺を経済学で何と云うのか教えて欲しいけど、小型カメラで遊んだり、又首になった輩を雇う別の最高学府が存在したり。植木等さんが懐かしいわ。(老人と愚痴)

と質問したいけ
2007/04/30(Mon) 06:59 | URL | nakayama yoshiaki | 【編集
>ぎたれれ君

やはり人気ありですね。
近くにいたら貸してあげるのに^^
実は都内の書店では第二部上下はたくさん
みたのですが、第一部上下を見かけず、
それらは弘前の書店で見て買ったのでした(笑)
古本屋さんで見つかるといいですね。

>nakayamaさん

王侯貴族とはよくおっしゃった(笑)
でも、それくらい羽振りがよかった時代、
「狂乱のモンテカルロ」ならず、狂乱の
ジャパン経済でしょうね。
日本企業の進出で潤った部分もあるでしょうが、
はじけた後はクモの子をけちらすように退いて行き、
残るは多くの現地失業者^^;
進出企業の社会的責任はいずこに?と
思ったものです。
スペインなどでは何の関係もない永住日本人が
企業への恨みから襲われたりしたこともある
そうですよ。

この本を読むに連れ、単純なわたしなどは
空恐ろしい気さえしてしまいました。
こんなビジネスの世界でしのぎを削らなければ
ならない人たちは地獄でしょう・・・



2007/05/01(Tue) 05:10 | URL | spacesis | 【編集
こんにちは

いつも役立つ情報ありがとうございます


私もサイトを開設しましたのでもしよろしければ

一回見に来てください


ではこれからも良い情報待っています


ではがんばってくださいね

2007/05/01(Tue) 16:24 | URL | 株で稼ぐ野郎 | 【編集
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