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2007年5月3日

「ポルトガル・ロマン」サイトで、ポルトの象徴でもある「クレリ
ゴス塔とクレリゴス教会」を案内したのですが、その時にどうも気
になって仕方がないことにぶつかりました。
ネットで調査するのもそうそう容易ではなく、かなり時間がかかる
ことがしばしばです。
また、事によっては、日本語サイトだけでは正確さに欠け、英語
ポルトガル語サイトにも足を、いや目を運ぶ事が多々あります。

そのためのまとまった時間がなく、気になる部分をそのままにして
来たのですが、昨日急に日本語レッスンがキャンセルになり、チャ
ンス!となり、日がな一日、ネット、英語辞書、ポルトガル辞書、
ポルトガル百科事典と首っ引き。

そして、なんとなく自分なりに納得できたこの嬉しさ^^
こういう喜びは、無限にある知識の葡萄の一粒を口にしたような喜
びがあります^^

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ー続きはここからー

トピックはなんであったかと言いますと、「」なのです。
クレリゴス教会についてのわたしの持つ謎は二つあり、ひとつは、
案内サイトでも書いてあるのですが、教会正面入り口に掲げられて
いるfachada
(正面に掲げられてある紋章のような物)の文字AとMの
所以(ゆえん)。
もうひとつは同じく正面上方の二人の聖人が立つ後ろの貝の模様
です。

ポルトガルの教会に入ると、よく見かけるのがこの貝の形をした水
の入った大きな置物。
貝は宗教とどんな関わりがあるのかと気になっていたところが、
ふと思い出したもうひとつの貝のデザインをよく見かける場所、
噴水や昔の共同水汲み場です!

この貝ですが、実はほたて貝と判明。
キリスト教では、「ヤコブの貝」と呼ばれ、ヤコブのシンボルなのだ
そうです。
ヤコブはキリストの12使徒の一人で英名はセント・ジェイムズ、フ
ランス語でサン・ジャック、スペイン語はサン・チアゴです。

ヤコブは布教中にほたて貝を杖にぶら下げて歩き、これで水をすく
って飲んだ、と言われます。
ヘロデ・アグリッパ一世に捕らえられ殉教した後、その遺体が行方
不明になったのですが、9世紀にイベリア半島で発見され、後に
スペインのこの地は「サンチアゴ・コンポステーラ」と名づけられ、
カトリック界の巡礼地とされて今に至っています。

してみると思い当たる節があります。
もう16、7年前にもなりますが、夏休みを利用して家族4人、車で
ピレネー山脈を越え、フランスに入る旅行で、スペインのアストリ
アスに入る前に、サンチアゴ・コンポステーラに立ち寄ったのです。
その時、街のいたるところで貝のあしらった様々なお土産を目に
したのでした。
娘のがらくた宝箱の中で、いつか見かけたような気がしないことも
ない(笑)

子育てに追いまくられ、そういうことには少しも目が届かなかった
時代でしたが、ははぁんと、今思い出す具合です。

さて、噴水、共同水くみ場の貝もやはりほたて貝と見ることができ
ます。多くの場合、ポルトでは教会の近くに共同水汲み場があるよ
うに思われます。
すると、このヤコブのホタテ貝もさることながら、もうひとつは、
貝に乗って、水もしくは海から登場する「ヴィーナス」にあやかっ
ているとも考えられます。
ボッテイチェリの有名な「ヴィーナスの誕生」の絵にホタテ貝に立
つ女神が描かれています。

ヤコブの神聖なるほたて貝、愛と美の女神ビーナスのほたて貝、
そして・・・日本ならさしづめ、ほたて貝は寿司のかしら?(笑)

たかが「ほたて貝」なのに、文化、時代の背景によって、そのなす
意味がこんな風になるのは、面白いものです。

で、パソコンの前に座り、辞書百科事典を引っ張りだしてはかがんでいたもので、夕方には
すっかり腰が痛くなってしまったのでした^^;

写真はピレネー山脈を越えようとする若き日のサントス一家。
  
険しい山々が目前に迫り、その迫力に押されて、山そのものに飲み
込まれそうな錯覚に陥ったものです。 

ピレネーのサントス一家


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コメント
いつもいつも、
こういったネタ、spacesisさんならでは。
ふむむ・・・ホタテ貝、
美味しい、北海道(笑)しか辿り着かない私は・・・(爆)
2007/05/04(Fri) 13:16 | URL | マー | 【編集
>マーさん

^^;こういうことにはエネルギッシュになる
んですよ(笑)
何でそういうものが使われるのか、知らないでは
だめなタイプで、ぼけ~っとしてるくせに
うるさいの(笑)
それで時々行き過ぎてオーバーヒート(爆)
一人でも楽しんでるのです^^

ホタテ貝、おいしいですね^^
2007/05/04(Fri) 22:24 | URL | spacesis | 【編集
若きサントス一家。
(この写真から、独断と偏見、身分を顧みずご無礼をお許)             

後ろに滝でもあれば華厳の滝にて。将に日本の家庭の極く普通のピクニック風景です。
 
しかしこの写真は外国、ポルトガル人の家庭のスナップです。良くココまで外国に単身乗り込んで日本的な家庭を築いたもんだ! いかにドクターは日本留学経験有りとは言え、先方さんには小姑的(失礼)なご婦人は居ました。
まして人種が違いますし保守的な雰囲気は在ったと思います。            ドクター(ご主人)はカメラ撮影時には、側に居ても存じませんの素振り、だけど本物の紳士で金の草鞋モノ。外国人の嫁(それも何十年も前)ここ(ブラジル)では一家の主婦が(ましてやお医者さんの奥方が子供の為に)朝早く起きてお弁当なんて聴いた事も無い。      トマト一つ切るにも日本とは違います。俎板なんか使いません右手にトマトなら左に刃物(包丁とは縁遠い)小刀的なモノを使うし、コトコト台所でなんかの雰囲気は有りません。女中(子守、掃除、料理人)と3人位は雇うでしょう。      しかし自分一人でモイケル嬢には ”落ちる人が死んでからお乗り下さい” が通じる日語教育、    美男子(男の子は母親似)のお兄ちゃんは嫉妬心の強いポルトガル娘さん達の垂涎の的。            spasesis ってどんなお方かなあ?、女学校の校長先生みたいに勉強が好きで、責任感旺盛な、黒ブチ眼鏡で、黒い長いスカートetc. かと思ったら、Dona Yuko (虎穴には近寄らない)が出て来りです。         これだけ自信を持って他国を自国と同じく愛しながら昔の交友関係を維持し向学心に燃える姿には頭が下がります。

外国人には蕎麦一つ例に挙げ説明するにも、 その歴史(少なくとも1200年位?)、音を出す食べ方(スパゲッテならば周囲の顰蹙をかうが)は本当に、知識と良識、が無ければニヤニヤとだらしない小さな日本人になってしまいガチです。    ブログを拝見しながら spacesis には遠く及びませが、私も勉強せんとイカンとは思いながらも、大飯食らっては寝てばかり。娘が”英語の勉強せんとロンドンで恥かくよ”と笑いますが私の英語は     
  Made in occupied Japan.

2007/05/05(Sat) 11:53 | URL | nakayama yoshiaki | 【編集
>nakayamaさん

なんのなんの、ご自由に書き込みください。
しかし、持ち上げすぎですってば(笑)

わたしは若い頃から一見しっかり者のように
見えるらしいですよ^^;
ところが、少し付き合って見るとすぐ化けの皮が
はがれてしまいます(爆)
本人はしっかり者ぶってるつもりは全くないものですから
時々、困ったなぁ、です(笑)

責任感はあるのですが、どうもどこか抜けてるのですね^^;
人の上に立つよりも陰でドジながらバックアップする(^^;)
タイプだと自覚しています。
そういう自分をよく知っていますから、校長先生のお話は、
舞い込んでもお引き受けしません(笑)

思うに、海外に長い間住む日本人の方が、かつての
日本のよいところを維持しているような部分があるかも
知れませんね。わたしの周囲にいるブラジルの日系の
方たちにはそのような方が多く見受けられます。

野菜の切り方ですが、こちらの人もそうです。
わたしは未だにあの習慣には馴染まず、逐一まな板を
使います。
切るときのあの「トントントン」という音は、なぜかしら
わたしには日本人の台所の音、家庭の音、母の音のような
気がしてならないのです^^

ポルトガルが好きになるまでも迂回曲折(笑)
このほたて貝の話を亭主に披露しましたら、目をパチクリ
させてました(笑)

ところで、蕎麦の歴史!う~~ん、これはまだ知りま
せんぞ(笑)
どれどれ、これもそのうち、少しは勉強してみましょう^^

外国へ行って、その国の言葉が少しでも話せると
楽しみ方が違うと思います^^
恐らく若いときに既に勉強なさったのではないかと
想像しておりますが^^

ロンドン行き、楽しみですね^^









2007/05/06(Sun) 06:45 | URL | spacesis | 【編集
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