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2007年5月6日

リスボンの息子から電話だと、夫が台所で後片付けをしているわた
しに受話器を差し出す。
昨日電話で話したばかりなのに。
お金の無心はほとんどない息子、いったい何じゃいな?と思いなが
ら電話に出たら、
「Happy Mother´s Day!」 母の日、おめでとう、と言う。

そうです、今日はポルトガルの母の日でした。
日本では5月の第二土曜日ですが、こちらでは一週間早い。
なぜか、理由は分かりませんです(笑)

母の日が来るたびに、わたしは、子どもの頃、一度も自分の母に、
「母の日、おめでとう。ありがとう」
と言ってあげたことがなかったのを思い出します。
昭和20年代のわたしの子供の頃は、田舎ではまだ多くの人が、その
日その日食うのに精一杯の、母の日や誕生日を祝ったりの近代生活(笑)どころではなかった時代です。

それでも、19の歳、都会に出て最初の給料をもらったとき、わたし
はそれで故郷の母にハンドバッグを買って送ったことがあります。
近年、ふとあの頃に思いを馳せ、わたしはこの歳になって初めて、「あ!@@」と
自分自身が驚くようなことをしていたのを思い出したのです。
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ー続きはここからー

ハンドバッグを送るに際して、どうしても花というものも一緒に贈
りたい。
その頃は、一度も花など贈ってもらったことのない母です、喜ぶだ
ろうなぁ、と・・・・
そう思い、バッグを入れた箱の中に実は小さな花をたっくさん詰め
込んで小包にして送ったのでありました。

今のように宅急便などなく、国内でも届くのに何日もかかった頃
です。 19にもなっていて、その花が翌日にはどういう状態に
なるかという事に誠に恥ずかしいながら思いも及ばなかったよう
です^^;
長い長い間、母の生存中にはそのことに気づかずに来たのでした。
届けられた悲惨な状態の花とバッグの入った小包を受け取ったはず
の母は、一度もそれに触れたことはありませんでした。

わたしの迂闊も、天然ボケも、ここまで来ると最早極みの域で
しょうか(笑)

もう一つ、今度は自分が母になってからの、苦笑の「母の日の贈り
物」があります。
母の日のカード


8年ほど前にもらった、モイケル娘からの母の日カードです。
もちろん、娘はこのカードの絵のような年齢でも男の子でもなく、
小6か中1くらいでしょうか。

「あのね、おかあちゃん。言いたい事があるんだけど・・・」
「なぁに?坊や。その前にちゃんと勉強した?ネコのトイレ片付け
た?メザは?(夕食のテーブルセッティングのこと)ゴミ出した?
フロア(床)片付けなさい?」
「あのねぇ、カードの裏に言いたいコトが書いてあるの」
「まぁ、何かしら。でも、メザが先よ」


「言いたいことが書いてある」と言うカードの裏には、

「DEAR 母ちゃん。まぁ、人生色々ありますけど・・・・云々。
 このメッセージは一体、母の日とどう関係するのだろう・・・と
 書いてから思ったアホウな娘である。細かいこたー気にせんよう
 にしませう。Daughter モイケル」


と、結んでありました。
娘の手前うまく誤魔化しはしたものの、このカードにわたしはハッ
として、内心では首が肩に埋まるほどにうなだれたのであります。

ネコのトイレ片付け、毎日のテーブルセッティング、ゴミ出しエト
セトラは、子どもたちの役割です。
勉強はもちろんのこと、これらをきちんと守らせようと、日々わた
しは口うるさく言っていたのでした・・・
それに腐心するあまり、子どもが本当に言わんとすることをつい
つい聞き逃していたのに気づいていなかったのです。
いえ、気づいてはいたけれども、それらの台詞は口癖になっていま
したね^^;
カードを読む度に、胸がキュンと痛み、「ごめんよ~~」と首うな
だれたのです。
このカードは、ですから、自分への戒めとしてずっと手元に置いて
来ました。

26歳、20歳と子どもたちが成長し、わたしも躾のなんたるかが
少し分かった今、これを手にしては、
「モイケルよ。おぬし齢十と幾つにして、おっかさんよりも一枚
上手であったのぉ」
と、苦笑をもらす今日この頃です。

で、以後、おっかさんの口うるさいのはなくなったかと言いますと、
いえいえ、それが、
「鉄は熱いうちに打て!子の躾には口うるさいくらいが丁度いいの
である。」とすっかり居直り、相も変わらず、続けられたのであり
ました。おほほほほ。

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コメント
え~話だぁ・・^^;

「母の日」おめでとうなどと、言ったことの無い私。

先日など、
「60歳の誕生日」すら、忘れていた、
愚息でありまする・・・(^^ゞ

私の妹が、母(ババ)の誕生日に、
「旅行のお土産よ」と、言いながら、
別の包みも置いていき、
(鬼の目にも)
ホロリとしていておりました。

んまぁ、
私がそんな事したら・・・

ババは寝込むのではあるまいか(笑)


私が、かじったババの脛は、
今や、私の息子のために、細々とではあるが、
太ってきているのかな・・・

う~む、歯ごたえ無い、
脛だぞ~~~~(@_@;)

2007/05/08(Tue) 23:10 | URL | マー | 【編集
>マーさん

親の誕生日を子が祝うというのは、欧米では
サプライズパーティーをしたり、プレゼントや
花をあげたりして、サラリと感謝の思いを表す
ことに慣れていますね。

誕生祝、母の日の祝いは、日本に入ってまだ
歴史の浅い文化だと思います。

わたしたち日本人は、そういう親に対する愛情表現が
まだいたについていませんね、きっと・・・

なにもしてもらえなくても拗ねることはしませんが、
してもらえると、やはりちょっとだけ嬉しい気分に
なるかな、母としては^^

マーさん、日本では来週母の日でしょ?
アキ君をだしにして、(笑)一緒におばばさまに
花などあげて見る気はないですか?

照れくさがるかも知れませんが、嬉しいことに
違いはありませんよ^^

うちの亭主も、80過ぎた母親に毎年花を挙げて
ました^^


2007/05/09(Wed) 03:06 | URL | spacesis | 【編集
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