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2007年5月22日

ミラガイアの古い家並みと洗濯物
★ポルトの隠れスポット。ミラガイアの古い家並み

リスボン大学を終え、今は近郊の中学校でITの授業を受け持ってい
る息子が、ポルトに帰郷してくるときは、前もって電話をくれる。
それが、タイトルの、「おかあさん、明日ポルトに来るよ。」
なのである^^;

この意味も間違いもわたしにはすぐ分かった。
あららら^^;と一瞬思ったのだが、その時は訂正しないで
置いた。そうしたのは、外国語の場合、逐一、話している途中で
語彙や文体の間違いを指摘されると、うんざりしてしまい、もう
話すものか!というの気持ちになるのを、わたしも経験していて
よく分かるからだ。

もちろん中には、きちんと指摘してもらった方がいい、と言う人も
いるだろうが、そんなことをしていたら指摘だらけで、さっぱり話
が分からなくなって、会話が成り立たないことだってある。

「I´m coming.」
これは完全に英語からの日本語直訳になるのだ。
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ー続きはここからー

日本語で言う「そっちへ行くよ」の英語なのだが、いつの間にやら
息子の頭では、日本語がすっかり薄れてしまい、日本語を学んでい
るイギリス人やアメリカ人がよく犯す間違いをしているのである。

おいおい^^;と思い、
「9年間の補習校、通信教育の費用を返せ~」と叫びたい衝動に駆ら
れるのだが、わたしは、高校を出てからの息子を通して、また30年
近いポルトガル在住の自分自身を通して、つくづく「言葉は生き物
である」と認識する近年、息子にばかり言えないと、その言葉を飲
み込んでいる。

息子もモイケル娘も、「補習校」と呼ばれる、週に一度の土曜日の
日本語補習学校に小学校1年から中学校3年まで9年間通い続けた。
教科は国語算数(数学)の二科目で、クラスは異学年二クラスが同
じ教室で一人の先生に見てもらう、いわゆる「複式授業」である。
一教科1時間半とは言うものの、二クラス同時に授業は進められな
いので実質は半分自習のようなものだ。

補習校の授業カリキュラムは、日本で通常一年間を通して行われる
内容を週に一度、年間46週間、時間にすると1教科69時間の
複式クラスで、全てのカリキュラムを終えるのである。

家庭では同じように9年間、海外子女教育財団から4教科の通信教
育を、これまた9年間補習校と同時進行という形で継続して来た。
二人ともに、である。

息子とモイケル娘は6歳の年齢差があるが、家庭での二人の会話は
時に日本語であったり、時に英語であったりし、ポルトガル語での
会話はほとんど母親のわたしは耳にしたことがない。

中学三年までの息子は、読み書きは勿論のこと、話すのにはほとん
ど問題が見られずに来たのである。
ところが、中学部を終えると高校部がないもので補習校へ通学する
ことができなくなった。
現地校の高校の勉強が忙しくなったのも加わり、日本語を目にする
機会がなくなり、必然、加速度的に日本語そのものが息子の頭脳
から抜け落ち始めたのである。

「去るもの日々にうとし」とは言ったもので、これは言語にも言え
ると思う。
日本語を構成するひらがな、カタカナ、漢字の三種類の文字が入り
混じった文章が一旦視覚に入らないとなると、たちまちにして読む
のが億劫になるようだ。

息子が 9年生(中学3年)になる頃から、夫はこれまで息子に話
す時に使っていた英語、日本語をやめて、ポルトガル語に切り替え
始めた。高校はポルトの私立校で3年間学ぶことになったのを思案
してである。

幼稚園時代からずっとBritish Schoolで英国式の教育を受けてきた
のであるから、同じ国、同じ市内と言えども、ポルトガルの教育施
設に移るこの転校は、わたしに言わせると、「帰国子女」に似たよ
うな性格を持っていると思うのである。

言うなれば、息子はこの時、英国からのポルトガル人帰国子女と言
えないこともなかった。

-to be continued-

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