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2007年5月30日

今日は午前の日本語レッスン、長年の生徒さん、と言うより、国籍
は違うけれど、そして、わたしより少し年上ではありますが、物事
のとらえ方がなんとなく似ているもので、どこか友達感覚のわたし
たち、その彼女のレッスンの日なのですが、生憎本日は、ポルトガ
ル、ゼネストなのです。

それでは、今日は久しぶりにゆったりと、ポルト散策の計画でも練
ろうと思っていましたら、10時半のいつもの時間に「ビー!」と表
玄関のブザーの音が!あ、やっぱり来やった(笑)

先週帰るときに「来週はゼネストがあるから、休みましょう」と言
うと、
マリアさん「ノー、プロフェソーラ(いいえ、先生)。
バスが動かなかったらタクシーで来るから」
わたし「お金がもったいないでしょ」
マリア「ノー、プロフェソーラ。タクシーで来るだけの価値がある
授業です」
おおお!マリアさん、ゴマスリ過ぎだって・・・^^;

そんなことを言って帰って行ったもので、まさかとは思いながらも
万が一のためにと、授業準備していた矢先のブザー(笑)。
思わず一人あっはっはと笑ったものでした。

さて、その彼女が、こんな日本のニュースがあると、先日持ってき
たポルトガルの新聞記事。

「サイバーホームレス、日本社会の異様な現象」とでも訳せましょ
うか。
新聞記事サイバーホームレス1

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ー続きはここからー

「フリーターと呼ばれる定職を持たない若い労働者たちは、道路で
は寝ないが、アパートの家賃を払うだけのお金は持たない。
世界でも物価が一番高い東京都心の部屋は、30平方メートルで
950ユーロ(15万円)はかかる。そこで、定職とアパートを失った
フリーターは、24時間営業のネット・カフェを住家とする。
新聞記事サイバーホームレス2

ソフトドリンクはただ、TV、マンガ、インターネット、シャワー、
電子レンジ付きで、都心部のネカフェ(ネットカフェ。もう寝カフェ
とも言えるではないか^^;)だとカプセルホテルより安い、8時
間1400円から2400円ほどだという。
なかには、リクライングシート付きもあり、金曜日の夜などはサイ
バーホームレスだけではなく、終電車を逃したというサラリーマン
や若い女性も加わり満員になる。

「フリーター」は、1990年代に日本を襲ったエコノミークライ
シスによる、これまでの終身雇用制度崩壊の副産物である。

若いサイバーホームレスは他の若者たちと表面上はあまり変わら
ない。服装も見るからにトレンディな東京人である。
お金がなく路上生活をするいわゆるホームレスとは違い、多少の
お金は持っている「ワーキングプア」だと言う。

ざっとこのようなことが書かれてあるのですが、それでも20代
後半の若いサイバーホームレスたちは2、3ヶ月を寝カフェで過ご
し、やがて落ち着き場所を探して出ていくようです。
ただ、年上の漂流者たちは、定職のチャンスも少なく、この生活
から抜け出せず、いつの間にかサイバー社会の最下層にいたりす
るとか。

せんだっても、日本社会の長幼の序が崩れた人間関係の不全、欧
米の効率実力主義を取り入れた企業の、却ってそれが故に部下に
無関心、無責任な上司の出現、仕事を任されたはいいが、問題が
出てきても能無しと評価されるのを恐れるあまり、必死に孤独な
取り組みをする社員の記事を読んだばかりです。

わたしは近頃思うのです。
長い間、こうして日本を離れて異国で暮らしていても、日本人と
しての本来のわたしの国民性は抜けるものではありません。
増して、ずっと国内に生きている日本人、バブル崩壊後、いくら
社会制度が変わったから、ほい、それなら欧米主義で行きましょう、
と言ったところで、うまく行かないのではないか。
能率実力主義を導入すれば、社員も企業も大いに成長するというの
は、多くの日本人の性格を考えた場合、わたしたち日本人には向か
ないのではないか。

改革には痛みが伴う、という言葉はよく聞きます。
しかし、本当にこれはいい方向付けの改革であり、痛みなのだろう
か。もっと日本人らしい、日本人に向いた打開策はないのだろうか。
様々なリスクを伴う海外への進出なども、国益という点を長い目で
見た場合、そろそろ見限ってもいいのではないか。
こんなことは、なんも分かっていない者だから考えるのだろうか。

終身雇用制度を失った日本社会は、一般人の人生の基盤を奪い、
漂流社会になりつつあるように見えます。

「日本の今の状況がよくなることを期待しています。今の日本の若
い世代はお金がありません。多くの若者は意欲がありません。
ぼくもお金はありません。でも夢があります。」という若者。
インタビューアーの「どんな夢?」の問いに、
「分かりません。普通の会社で平凡な仕事をすることでしょうか。」

「夢」の概念も、漂流社会で変わろうとしている。

この新聞記事を読んで、思ったことを綴ってみました。




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コメント
鬱憤晴らしで若干気分は良くなった。
今週は嫌な思いをしました。

その1) 次女と意見の違い。

NHKで自殺大臣の葬儀?”何で日本人は自殺するのか。死んで償いをする。馬鹿じゃないの、無責任も甚だしい。後に残された家族はどうなるの?
ブラジルの政治家の汚職は、明らかにネタを捕まれていながらもシャアシャアと言い逃れする。 (どっち良い悪いは別問題だ)

死を美化してる?硫黄島からの手紙も玉砕とは何か。(いかに戦争とは言え)
食べるモノが沢山有るのに何故 鯨 を食べるか
ウチの親父も友達のお父さん達と違う所が有るけど、まあ日本人だからと(良い面その反対も)諦めている。日本人には全世界には通用しない心理作用が有るよとか。

武士道、大和魂を二世に何と説明するか難しい。 家族間のみ許される口論と誤魔化したけど。三女の八重は八重桜からの命名だから彼女の今度のロンドンでの結婚式のスピーチに謂れを説明しようと思ってたけど一寸変更します。

その2)フリータはルンペンと呼んだ。

故郷は遠くにあって美化して想う方が良い。
親が子を捨てる、息子が母親を殺す、他国に比して全てに恵まれてるのにね~

おんぶに抱っこと甘えるな!

私としました事が、ブログで愚痴こぼし、誠に申し訳ない。
2007/06/01(Fri) 00:23 | URL | nakayoshi | 【編集
日本はどこへ向かうのか
ネット・カフェ難民といって
TVでも最近そういう特集を組んで
報道していました
格差社会という言葉がもう当たり前に
なってきてるような嫌は状況ですね
とりあえず
ネット・カフェ難民の人達にも
あっしの曲は届いているのかなーと
そんなことを思う今日このごろです^^




2007/06/01(Fri) 02:49 | URL | ぎたれれ | 【編集
我家の近所にも最近24時間のマンガ喫茶ができました。
フリードリンクでシャワー完備。
知らない間に出来ていたのでびっくり。
近所の環境が悪くなるのでは?と危惧しております。
私には全く興味のないモノですが
若い人たちは一度は行ってみたいそうな。
カップルでマンガ喫茶に行く人達の気が知れない。
せっかく一緒にいるのになぜ、会話を楽しまないで
それぞれにマンガを読むのかがわからない。それもお金を払ってまで!
2007/06/01(Fri) 22:31 | URL | みぃー | 【編集
>nakayoshiさん

分かります、そのお気持ち^^
わたしも諸々思うところがあります。

若い頃は破天荒なことをしてきたところがありますが、
これくらいにもなると、子や後世代のために、自分の
してきたことは棚に上げてガンガン言っても
いいと思っています。
似たような失敗をしてもらわないためにも(笑)
こういうアドバイスを素直に受け入れられる人は、
伸びが速いのでしょうね。

でも、たいがいの人間は自分も含め、若い時は若さゆえの
ガンコがあります^^;

大和心を伝えるのはなかなか難しいでしょうね^^;
これは、教えられるものではなく、肌で感じ体で覚えこむ
ところがあるのではないかと思います。
だって、桜ひとつを取り上げてみても、それのどこが
大和心なのだ?と問われると、はっきりと「ここ!」、
と示すことができませんもの^^;

お嬢さんの言うことにはわたしも一部同意するのです^^;
義理と人情の日本の社会。「義理」は英語にすると
burden(バードン=重荷)となるそうですよ。
自殺行為がそのバードンをあの世まで持って
いく
ことになるのか、あるいはこの世に投げ出して
逃げることになるのか・・・
これはとても一言で表せないところですね。

時々思うのは、「死ぬ気になったらなんだってできるん
ちがうの・・・」
です。

nakayamaさんがキキッとなったのは、
「馬鹿じゃないの。無責任も甚だしい。家族は云々」の言葉
に対してではないのでしょうか。
死者を鞭打つような言葉ともとれらかねません。
大和人はそういうことをするのを恥じる民族ですものね。

鯨についてはわたしも一言持ってます(笑)
あとで、書いてみましょうか。
元気な愚痴こぼしもたまにはいいではないですか^^






2007/06/01(Fri) 23:01 | URL | spacesis | 【編集
>ぎたれれ君

なるほど、ネカフェ難民か・・・

ポルトガルにもネカフェはありますが、
探さないとない(笑)
そこにあるのは純粋にパソコンだけ。
飲み物?食べ物?マンガ?!!
とんでもない、ってことになりましょうかw

ほんとにいったい誰が考えつくのでしょうね、
シャワーつきに電子レンジまで(笑)
こういうアイディアはやはり日本独特のもの
でしょうね。
これを結構利用して助かっている人がいるのが
日本社会の特異なところ。だから、こうして
海外の新聞で2ページにも渡って取りあげ
られるのでしょう。

ネカフェ難民がたくさんぎたれれ君の音楽で
癒されながら眠りにつくとしたら、それは
それでいいのよね・・・


>みぃーさん

あらら・・・^^;
都心ならまだいいけれど、住宅街にそういうのが
進出してくると、考えますね。
やがてこれもカラオケのノリになるのでしょうか。
行ったことがないのでわかりませんが、
中は居心地がいいのかしら?

若い人たちの交流の仕方も変わって来ましたね。
そのうち、恋人同士もこういうところに居て、
二人で一緒にいるけど、孤独だ、なんて
ことになるのかな・・・






2007/06/02(Sat) 00:30 | URL | spacesis | 【編集
以心伝心 !
将に仰のとうり!
 具体的に 娘の口から出た言葉は記しませ んでしたが、それは covarde (卑怯)でし た。

 責任逃れの卑怯者じゃないか! 

 敷島の大和心 と開き直って問われても  朝陽に匂う山桜かな と 呟く侘しさ。

”湖畔の宿”唄えますか。

教えるモノじゃ無く体で感じるモノですね。
同じburdenなら humburguer の方がいいですね。
2007/06/02(Sat) 10:55 | URL | nakayoshi | 【編集
>nakayoshiさん

歌えますよ^^
わたしの世代の唄ではありませんが、亡き母の
世代の唄は、よく聴かされて覚えています^^
♪山の寂しい湖に ひとり来たのも哀しいこころ~
胸の痛みにたえかねて~、でしょ?

六月2日の記事「昭和は遠くになりにけり」、
紹介のサイトにクリックして是非おでかけ
してみてください。
nakayoshiさんも、きっと懐かしく思われること
間違いなし!(笑)

2007/06/03(Sun) 10:20 | URL | spacesis | 【編集
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