2007年6月18日

17年間ほど週末の職場で一緒に仕事をして来、この春日本へ帰国
した同僚から初めてメールが入った。
日本の、とある公立中学校で再び教師の仕事に就いた人である。
焦りと不安が感じられる内容に、さもありなんと思ったのだ。

義弟は都内公立中学の仕事に携わっていて、わたしが帰国すると決
まってわたしたちは教育関係の議論をすることになる。
彼から耳にする話と、自分が読むWeb 新聞や雑誌の記事を併せて、
「それはニュース性があるからマスコミに大げさに取り上げられる
のであって、一般的ではないよ」との意見には、わたしはあまり
楽観的にはなれないで来た。

このような話題をわたしが持ち出すと、必ずどこからか、上記の
「わたしたちの周りはそんなことはない。それはごく一部の人のす
ることだ」との声が聞かれるのだ。
わたしは大して学歴を持つ人間ではないし、自分の子どもの教育を
別にしては、教育の専門家でもない。増して咄嗟にその場で反論で
きるほど弁のたつ人間でもないのだ。
だから、そういう声が出てしまうと、軽いため息とともに口をつぐ
んでしまうことが多い。
そして、そうやって見たくないゆえ目をつぶったり、自分の周囲に
ないから知ろうとしないで紛らわしの安心をかっているうちに病巣
は広がるのだと内心ではつぶやいてきた。
それゆえ、さもありなん、と思ったのである。
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ー続きはここからー

少しずつ時間をかけての周囲の変化は、わたしたちは意外と気づか
ないものである。しかし、長い間日本を離れ、3年に一度くらいの
割で帰国してみると、その変化はよく見える。
時代が変わるというのを承知しているつもりであるが、人間社会に
於いて変わらないものがあるのを、変わってはならないものがある
のを、わたしたちはみな知っているのではなかったのか。
それは学校で教えてもらったもらわなかったというものではないと
わたしは思ってきたのだが・・・

この記事を目にした今朝、1月12日に取り上げた「溶けゆく日本
」の続編の如し。
この親たちは、自分の子どもがおぎゃ~と生まれたとき、いったい
どういう教育理念を持って来たのだろう・・・
自由主義、個人主義の誤った捉え方が蔓延し、世をあげてそれを許
してきた過去40年間のツケが今確実に回ってきたのだ。
自由は学んだが、個人主義も学んだが肝心の責任はどうなったのか?

国内外で、自分がこれまで、まったく知らなかったタイプの親が増
えたのを否めようもない昨今、安部政権には早急な教育改革に手を
つけて欲しいと思う。
その導入が今すぐ始まったとしても、現在の悲惨な状態が改善され
るには30年はかかるだろう。

恐らくこれから日本に定住する可能性が強い娘を持つ親としては、
どれどれと海外でのんびり高みの見物というわけにもいくまい。

さて、こんな凹んでしまうような話の一方で、「お!日本人もやる
ようになったではないの」と思わされるニュースも^^

慰安婦問題で米国下院の決議問題に正面から反論した、議員、評
論家、教授、ジャーナリストの有志グループの全面広告、
「The Facts」
が6月14日付けでアメリカ、ワシントンポストに
掲載されました。

アメリカ新聞紙面を通してのアピールは、大変な費用がかかります。
2002年12月に「7人の会」の有志グループが、「拉致事件」
を世界に知らしめようとネットで募金を募り
拉致問題」の意見広
をNYタイムズに掲載(英文、日本文とあります)したことがあり
ました。
老若男女一般人が多少を問わず献金しました。
日本人がこのように外国のメディアに訴える挙に出たのは初めてで
しょう。拉致問題はこのあたりから、日本社会では更に、そして
国際社会ではここから始まるように知られていったと思います。

正統な手段で、堂々と反論を広げる日本人たちが出てきたことは
頼もしいことです。

今日はこんな話になりましたが、ぼけ~っとしているspacesisでは
ありますが、ない頭でそれなりに色々思考することもあるのでござ
いますれば。

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コメント
日本脱出
の準備をしておいた方がいいのかも^^;
安部内閣に期待はしない方がいいのかも
参議院戦の後は大増税がくるのかも
結局日本はアメリカのぽちなのかもw
かもかもかもw
2007/06/19(Tue) 02:11 | URL | ぎたれれ | 【編集
増税がね、国の再建に役立つのであれば、
わたしゃ、払うぞ^^

安部内閣、わたしは密かに期待しているのよ^^
成果が出てくるのはまだまだ先のこと。
若いし、意外とぶれないような気がしてます。
現に、メディアはあまり大きく取り上げないけれども、
G8サミットでは主催者のドイツ首相に隣国の
正式サミットメンバー加入には、明確な意見を
出しています。いいな、と思ってるんだけど(笑)
マスゴミの支持率云々に踊らされないように
しないと。

とは言うものの、政界のことは一寸先は闇、
支持はしているけれど、わたしもよくわかりません^^;
2007/06/19(Tue) 04:14 | URL | spacesis | 【編集
日本人って何様だ!
 移民99年記念だって。        

戦時中は大使領事は交換船で帰国、移民は棄民、戦後移民の渡航費は返済せよ(国策じゃなかっの)奨学資金も返済しなさい(ココまで集金に来るの?)戦後情報不足から同胞間の流血の惨事(何れも愛国の志士)じゃ今流行の年金って何処へ行けばいいの?移民の役所は領事館?厳重な警戒と云いながら受付は現地雇いのお嬢さんまかせ。       外交官特権でベンツに乗りたがるし帰国時には転売も上手いわ。 
選挙権なんてイタリヤ、ポルトガルは昔から持っていた。日本人には無かった、まあ税金も納めてないから仕方ないけどね。
共同生活で頑固に日本を維持努力する農場なんてtv.ネタにしか過ぎない。
他人行儀の無い家族、親は何とか子供達には良いメをさせたいと貢ぐ。親の姿を見て這い上がってやろうと真剣に生活勉強する日系子孫。裕福な白人系の娘さんやら親達に見込まれて日系社会を出て行っても血の繋がりは残るから後日外からの応援も有る(政界は多い)日本に働きに行くと”出稼ぎ”と呼ばれてアメリア、イギリス、フランスと云えば聴えはイイがブラジルではね~と冷たい。
敗戦で全てを失った日本が今や世界一の自動車生産国だけど・・・
北国の娘が一人で働いて、言葉も覚束ないアメリカで親親戚兄弟誰も居ない。でもその度胸、努力、こんな背筋のチャントした日本人はもうポルトにしか居ないのか! 何が起こっても不思議では無い日本。 ヤミ米を口にせず餓死した裁判官も居たと聴いたど・・・ 
一抹の寂しさ紛らはしはココだけやなあ。
堪忍してや。     ほな 又な。
2007/06/19(Tue) 12:58 | URL | nakayoshi | 【編集
連日のニュース・・・
一体世はどうなっているのか・・・
「うちには関係ないわ~」なんて
言っていられないとは思うのだが、

そもそも、そうは思わない、
そもそも、世に興味すらない、
そして、
世を自分中心(子供中心ではない)で、
まわそうとする親も、
増えているように感じます。

給食費未納やら、
バカな発言する親、
(うちの子に掃除させるなとか)
もはや、
クレーマーに近い親に対応するため、
間に弁護士を入れる学校もあるとか、できるとか・・・・

連日、「は?」となるニュースに、
特定の地域などない、都市だろうが、
田舎だろうが、関係ないです。

「まさか、こんな地域でなるなんて」と、
発言している場面は良く見ますが、
どこで何かが弾けても不思議でない程の、
土台になっているのでしょうね。

「昔は」と言ってはちょっと稚拙ですが、

少なくとも、
子供が悪い芽を出そうものなら、
大人、親という社会が踏み潰したろうに、

今では、大きくなるまで放っておいて、
斬り易い所だけ斬り、
根っこはそのまま・・・そんな気がします。

そして芽を摘むべき大人自身が、
これまた連日のニュースが
物語るような状態(-_-;)

偉そうなことを言える立場ではないですが、
ちょっと心の中を(^^ゞ

まとまり無いコメント、
しかも、長文失礼しましたm(__)m

2007/06/19(Tue) 22:47 | URL | マー | 【編集
>nakayoshiさん
ご苦労なさった世代ですもね。きっと思うことは
山ほどおありでしょう。ポルトにも日系の知り合いの方が
何人かいます。かつての日本人の徳を持っている方が多いように
見受けられます。
「移民なさったおじいさんやおばあさんが、苦労して今日の
あなた方の生活があるのです。」とわたしは
折をみては、その子どもたちに話すことがあります。
誰も何も言わない、では、歴史は伝わらないですもの。
自分の人生をとってみてもそうですね。
祖父母や父母の辛い時代があって、自由を謳歌する現在があるのだと思っています。

近頃は「格差格差」と騒いでいますが、あたかも国の政策だけが悪いとでもいいたげな風潮には、違うのではないか、がわたしの思うところです。

突き詰めれば、それらは結局わたしたちが作りだしているような気がします。
人はついつい社会の一つの流れに押し寄せがちになり、真のところ、自分が何を望むかを根底から考える人は意外と少ないのかも知れません。

それで、わたしは時々、ケネディのこの言葉を思い浮かべるようにしてます。
「国が諸君に何をしてくれるかではなくて、諸君が国のために
何ができるかを問うてみたまえ」

一人一人ができることは微々たるものでしょうが、それをし続けていく人々が続く限り、なんとか希望につながると思っているのですが。

義務教育だから給食代を払う必要がない、幼稚園も母親のストレス解消の一時預かり制度、救急車も私用エトセトラ、エトセトラ。身近にある小さなことを見ても、何から何まで国にしてもらおうという風潮の今の社会、おふざけじゃござんせんとわたしならずとも言いたくなるでしょうね。

その闇米を口にしないでむしろ餓死を選択した裁判官の話、わたしも読んだことがあります。
信念を曲げないで生きるということは、まことに困難な道ですね。

こういう話を読んだり聞いたりりすると、わたしの信念なんて、
吹けば飛ぶような類の、恥ずかしいものです^^;
nakayoshiさん、移民99年記念を、いえ、100年、110年記念と、しっかりその目で歴史の節目節目をご覧になってください。
nakayoshiさんたちが歴史を伝えないで誰が伝えることができるでしょう。
がんばってください。





2007/06/20(Wed) 21:29 | URL | spacesis | 【編集
>マーさん

この間の中学生注意事件(笑)、あれ、無事に済んだようでよかったですね。
本当はあれが普通であるべき地域社会なのに、今ではあんなことも命がけになるなんていったい@@@@どないなっとんねん!です。

親になるためのセミナーなんてのもあるみたいで、なんだかなぁ・・・そういうマニュアル、作れるもんではないでしょ・・・

こちらもまとまりのない、ついつい愚痴っぽいレスです。おたがいさまw



2007/06/20(Wed) 21:35 | URL | spacesis | 【編集
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