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2007年6月

日本語教室の生徒であり我が友人でもあるマリアさんが、一年を要
したが、このたびロシア語の小説「Sonetchka」(ソネーチカ=ソー
ニア。女性の名前)の翻訳を完了、出版にこぎつけた。
自分のロシア語の先生と二人で取り組んだそうである。
        マリアさんの本

4年前に定年退職した彼女は、元は高校の英語ポルトガル語の先生
であり、演劇グループも主催していた人だ。
彼女の提案で、その高校にわたしは招待され、日本語教室として一
室をもらい、週に2、3度高校生や先生、また地域外の人々も参加
できるようにカルチュアセンターの形式をとって、2年間日本語を
教えたことがある。

3年ほど前に、弁護士だったご主人を亡くしてから、随分長い間
失意の日々を送り、なかなか通常の生活に軌道を戻すのに時間が
かかったのだが、やっと近頃、溌剌でおしゃべりでおかしい事には
カッカと怒る、本来の彼女の姿に戻ってきた。
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ー続きはここからー

わたしと彼女には面白い共通点がある。
我が夫はその分野のディレクターの役職についているのだが、わた
しはと言えばとてもその伴侶にはみえないようだ(笑)
マリアさんのご主人も、生前は評判の弁護士であったのに、ちょっと
見はまったくその奥方には見えなかった(笑)ボーイッシュで、
性格もかなりさっぱりした、男っぽい感じの人だ。

人それぞれなので、それがいけないなどと言うつもりは毛頭ないが、
こういう地位の殿方のお連れ合いには、ブランドものでカキッと決
め、メーキャップもしっかりして多少の香水、もしくはオーデコロ
ンを常に身にまとっている人がこちらでは多い。
わたしたちはその点、案外無頓着なのである。
歳が近いこともあるだろうが、お互い怒るのも共通なことが多い。
ふたりで怒ってまくし立てた後は、ジョークでオチをつけ、ワッハ
ッハで終わる。実にあっさりした友人の間柄だ^^

彼女の日本語レッスンは1時間だが、いつも30分早く来て世間話か
ら入る。
わたしたちの世間話は、本、映画、教育、時には日本の政治や歴史
に及ぶことがあるので、準備に余談を許さない。
お陰でわたしも調べることが多く、そうして随分勉強になることが
多い。
今日、翻訳した本を見せてもらい早速わたしも記念に一冊、買わせ
ていただくことにした。

実は、昨年、ポルトガルの、とある出版社からマリアさんに、吉本
ばななの本の翻訳の打診が来、一緒にしないかと声をかけられたの
だが、とんでもない、とわたしが断ったことがある。
翻訳は、文章をただそのまま訳せばいいというのでは、決してない
ことは素人のわたしですら、分かる。特に外国文学はその文化背景
をしっかりつかんでいかなければならなく、その上、訳語の文章力
が要求されると思う。

マリアさんのポルトガル語は立派でも、手伝うわたしに十分な背景
説明ができるかどうか分からなかったから断ったのだが、今日、
彼女、「前に来た吉本ばななの翻訳本、もう出てるわよ。この出版
社はだいたい原語から翻訳を起こすのだけど、あの本、なんとイタ
リア語から起こしてたわよ!」
ははぁ、やはり、日本語からポルトガル語に訳せる人がいないので
すね^^;

ポルトガルに紹介して欲しいと思う日本の短編小説やや物語はたく
さんあるが、それを翻訳できる人材がいないのは残念なことである。
マリアさんにはせっせと日本語を勉強してもらい、あと2年もした
らそれらの短編小説を日本語で一緒に読み、彼女に翻訳本として出
版されることを期待しよう、とめんどくさがり屋のわたしは、人任
せを決め込んでいる。

児童文学にも優れたものが、日本にはあるので、それもいいでは
ないの、と一人、マリアさんの仕事振りに祝杯をあげている。

さて、もう一冊、夫の同僚で知り合いのDr.Césarが奥さんと出した本、
「Via Sacra e Meditacão」(秘蹟の道とメディテーション)
があります。
Dr.cesarの本

短い散文に奥さんのキリストの絵が数枚添えられています。
夫婦で仲良く自費出版。こういうのもいいですね。

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