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2007年8月31日
モンサラース・fonte
★写真は今夏訪れたモンサラース近くで見かけた共同泉。

仕事が始まり、忙しくしているうちに、書きかけの日記のアップが
できませんでした。
日付はすっかりかわってしまいましたが、この日を記録して置きた
いので、このままの日付で更新させてください。
以下、8月31日の日記です。


亡くなった写真家の星野道夫さんは書いた。
「人生はからくりに満ちている」と。
今日、わたしはその言葉に改めて感じ入り、ひとり胸にジンと来て
いるのだ。

いつもの習慣で、朝メールボックスを開くと高校時代の友から一通
入っていた。
彼女からは二日ばかり前にメールがあったばかりで、まだ返事を
書いていない。
書き忘れたことでもあったかな?と思い何気なく目を通したメール
には、

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ー続きはここからー

あすなろのママ(同じく同窓生で弘前の彼女のスナックあすなろは
南校卒業生たちの集いの場となっている。笑)にお願いされました。

あなたの中学時代の友人、森○江美子さんって覚えてますか?
昔、手紙をもらったのだけど返事が書けないまま、住所も分からず
ずーっと気になってたとのこと。
連絡欲しいそうです。


近年メールを受け取ってこんなに驚かされたことはない。
彼女の名をこんなルートで聞かされるとは、想像だにしなかったの
である。

あの頃の彼女の呼び名を呟いてみる。
13、4のわたしたちが浮かんで来て、懐かしいほろ苦い思いが
こみ上げてくる。
音信が途絶えてあれから幾星霜過ぎただろうか。

彼女は中学時代の仲良し友達三人の一人であった。
中学2年でわたしは大阪に、彼女たちは弘前に。
帰郷して受験した高校もお互いに違い、三人仲間のもう一人は、
中卒後就職列車の乗り北陸へ。わたしたちは離れ離れになったのだ。

やがてわたしは大阪へ、もりは東京へ。
その後、21の歳に大阪で一度再会したきりわたしたちはそれぞれ
の都会での生活に忙しく、いつの間にか音信を絶ってしまったのだ。
もう40年近くの歳月が流れてしまったことになる。

青い夢を、憧れを語り合いわたしたちはいつも三人でつるんでいた。
歌真似もよくしたものだ。わたしの家出の片棒だって担がせた。

その友の名が、記憶の向こうから時を飛び越えて今わたしの目の前
にやってきた。
メールに記されてある電話番号のダイヤルを回す手が思わず震えま
した。
0081の047の○○○○・・・・
国際電話の向こうで呼び出し音が鳴っている。
心臓がドキドキしている。

「もしもし」と受話器の向こうからあの頃と同じ、太い声。
「森○江美子さんのお宅ですか?」と、わたし。
「ええ。そうですが・・・あ!」
森○は、彼女の旧姓である。「わたし、袖」
この一言で、「ぅわぁ~~~~~!」とお互い言葉にならない歓声
をあげた。

どのようにわたしに辿りついたかをかいつまんで友は説明する。

先ごろ、弘前で中学時代の同窓会があったので現在住んでいる千葉
から出かけた。
そこで集まったなかに「サンペイ」がいて(これがちっともわたし
の記憶にない^^;)彼いわく、
「あの頃、袖に世話になった。会いたいなぁ」との話になった。
その中に、同じ南高校卒業生でわたしを覚えている一人がいて、
どうやら、袖は生きているらしい。あすなろのママが知っているか
も、となりスナックへ彼女たちは足を運んだ。

行くや、
「うん。この春会ったよ。ほら、これ、袖からもらったのよ。」
こうこうしかじかあすなろのママに事情を話し、パソコンを持たな
いママは、わたしたとメールのやりとりをしている我が友にメッセ
ージを託したのだと。

人の世は不思議な縁だな、とわたしはここまでの糸を手繰り寄せて
みる。

もしも、わたしがかつてyubitomaの南高校卒業生欄に登録しなかっ
たら、わたしを覚えていた同窓生の一人からメールをもらうことは
なかっただろう。
もしも、彼が他の同窓生たちに声をかけなかったら、わたしは京都
で高校時代のかつての親友に会うことは勿論、懐かしい同窓生たち
に会うこともなかっただろう。

もしも、そのわたしのニュースが広がっていかなかったら弘前まで
わたしが出かけて36年ぶりに第一期生同窓会に顔を出すことはな
かっただろう。
もしも、あの時「明日には東京へ帰るから。」と2次会であすなろへ
皆と一緒に足を運ばなかったら、そこで新たに今メールのやりとり
をしいる友とはつながらなかったであろう。

もしも、・・・・このひとつでも欠けていたら、今日、中学時代の
親友にめぐり合うことは恐らくなかったことだろう。

かつて我が日記に書いたように、一つ一つの、今自分がすることは
それぞれが小さな点であって、それらがわたしたちの気づかないう
ちにどこかでつながり、一本の線になるのだと感じられる出来事に
わたしは今日再び遭遇したのである。

このような人生のカラクリは、頭では分かっていてもある程度の
年齢に到達しないと見えて来ないであろう。

自分が残した足跡を誰かが辿り、行き着く先にまだ自分が無意識に
待っており、再会を、或いは新たな出会いを喜び会える現在に、
今日は乾杯したい。

あまりの興奮に、うっかり結婚後の彼女の苗字を忘れているのに
気づかず、聞きそびれてしまった。
手紙を送るのに、翌日もう一度国際電話を入れたのであった。

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