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2007年10月15日

この一週間、夫が例年の国際会議出席でカナダに行っており、事故
などに意外と臆病なわたしは、極力車での外出を避けてきた。
車がないとバスでの外出になり、これはなんだかんだと時刻通りには
いかないもの、結局家で過ごす時間が多くなるのである。

月曜日はたいていポルトの街をほっつき歩くのだが、先々週は調べもの
があってできなかった。
2週間も旧市街に出ないとなると、なんだか出たくてうずうずして来る。

昨夕やっと夫が帰宅した。もう何かあっても大丈夫だ!w
ということで、今朝はいつもより早い時間にさっそうと街へ繰り出した。
ここ数日、ポルトガル語で下調べをしてきた「クレリゴス教会」を目指し
たのである。

我が思い人(笑)、トスカーナ出身でポルトに骨を埋めた18世紀のイタ
リア建築家、ニコラウ・ナゾニが、クレリゴス教会に眠っていることが、
最近のネット検索で分かったのだ。
よし!とメトロに乗り、アリアードス市庁舎大通りを右に折れて、真正面
に見えるクレリゴス教会目指して、ゆるい坂道をせかせか上って行った。

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ー続きはここからー
教会は正面入り口から入場できない。横の戸からである。
すると、恐らく北欧のツーリスト達であろう、年輩者のグループが先に
いた。彼らはクレリゴス塔に上るらしい。

中年男性の受付係に「教会を見たい」と言ったら、
「今、床を掃除中だから今日は入れないぞ。明日でなきゃだめだ。」
ですと・・・^^;
「ええ~」と言うと、
「教会の変わりに塔に登れ。見晴らしがいいぞ。」と言う。
そんな^^;塔は今日の予定に入ってないのだ。塔は地上から76メートル
の225階段じゃ。まだ足腰の準備しとらん~~。高いところ、ひとりは
怖いのであるよ・・・と言うと、おじさん、
「何を言っとるか、若いのに!さっきの年寄り達、上って行ったぞ。
 さぁさぁ、上ったり上ったり。2ユーロだ。」
いやぁ~、「若いのに」って(嬉々^^)
その甘言にうっかり乗せられて、おアホなわたし、すっかり気をよくして
上る羽目になった・・・
「1時までだから、ゆっくり上ってきていいぞ。(上った時間は11時半頃)
ここで無事お前が下りてくるのを待っとるからな」って^^;

で、上って参りました、225階段。始めは薄暗く、上っていく毎に、細い
明り取り窓のような穴が塔の壁にあり、そこから日が差してくる。
上方に行くと狭い階段が更に狭くなる。けっつまづいてはいかんと、気を
配ること!途中で、さっき上って下りてくる人たちとすれ違い、これで
てっぺん目指しているのは自分ひとりかと思うと、心細いったらない。

ついに到着したてっぺん!見晴らしのいいのは分かるが、そこにただ
一人と言うのが怖くっていけませんw
思わず頂上をぐるりと周る脚がブルブル震えた!
高いところはやっぱり嫌だ。一人はなおさら嫌だ。
それでも、くそ!写真撮影はしっかりして行かないと悔しいではないか。

恐る恐るデジカメパチリ・・・パチリ・・・とやってると、漸く若い3人組が
上って来ました。
それで、しばし、下に見えるポルトの街並みを見下ろして参りました。

さて、ゆっくり転ばぬように足元に注意して地階にたどりつくと、さっきの
おじさん、「entao?=エンタォン=どうじゃ?」とニタリ聞く。
「思ったよりしんどくなかったです^^;」

尋ねて見たいこともありましたので、これを機会におじさんとしばし
お喋りをしてきました。

わたし 「ナゾニはここに眠ってるんでしょ?棺は教会の中なの?」
おじさん「ナゾニの棺はない。この教会の建っている土地のどこかに
      他の骨と一緒に眠っているのだ。どこかはわからんのである。」
わたし 「がーーーん^^;」

ナゾニはメイソン(メーソンリーの呼称が正確)だとわたしは推測している
のである。そうであれば、彼の棺にそのシンボルが必ずや見つけられる
と期待していたのだ。がっかり。

わたし 「塔にも教会の正面のファシャーダ(正面入り口ドア)にもある
      AMって文字はどういう意味があるの?」
おじさん「うん。あれはAve Maria(アヴェ・マリア)のイニシャルじゃ。」
わたし「がーーーん^^;」

メイソンのメンバーの建築家は必ずや、自分の建築物のどこかに何箇
所か、時には一般に気づかれないところにこっそりとかれらの属する
結社のシンボルを彫りこむと聞く。
彼らにとってAF(Ancient Freemason)や、AMは(Accept Mason)は
意味を持つ略語だ。

クレリゴス教会で見た「AM」をわたしはメイソンに関係する文字では?
とネット検索で追いかけ、やっとAccept Masonに突き当たったとこ
なのだ。だからわたしはホクホクしながら、本当のところ、確認がてら
聞いてみたのであったのに・・・
ア、アヴェ・マリアだって??ホンマかいな。

言われてみれば明解とも言えるのだが、それじゃロマンがないでは
ないか。フリーメーソン(正しくはフリーメーソンリー)の持ついくつかの
シンボルの中でも有名なのが コンパスと直角定規を重ねた記号。
これがAとMとも言えはしないか? と推理してきたのに・・・
チョ、つまんないではないか。
     masonry-compass

これを聞いてなんだかドッと疲れた。
AMがアヴェ・マリアだったとしても、ナゾニがメーソンリーだというわたし
の推測は70%の確信がある。
その推理に至るまでの確証は、またの機会にするとして、AMの暗号は
ナゾニがメーソンリーだとすれば、二つの謎かけをしたとも考えらるでは
ないか^^

来週の月曜日は、クレリゴス教会内装を見て今度こそシンボルがあるか
ないかで分かるだろう。楽しみである。

クレリゴス塔の報告は写真を併せて後日します。

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コメント
推測の正誤を確認するというのは、
これまた、
その推測に至るまでの苦労以上に、
なるのでしょうね。
だからこそ、歴史とは面白いのでしょう。

spacesisさんには及びませんが、
暇を見ては、郷土史などを読むこの頃です。

地元の史跡等、
そうだったんだと思うこの頃です。


225段、お疲れ様でした。
その225段が、あったから、
得たものも(笑)

写真、楽しみです(^^♪
2007/10/16(Tue) 21:49 | URL | マー | 【編集
>マーさん
史跡を訪れるのに歴史を知っているとおもしろいですよね。

子育て中は時間がなくて、ポルトガルの歴史どころか、
ポルトガル語さえもできない状態でしたが、やっと
ここ数年それができるようになりました。
のめり込んで晩御飯の支度の時間も忘れて夫に迷惑をかけたり
することも度々ですっけ^^;

225段の階段を上るのは、びびったほどのでもことでも
なかったのには、ちょっと拍子抜け(笑)
ただ、建物のてっぺんというのはどうも気が好きになれません・・・
これが山のてっぺんとかだったら大いに喜ぶんですが^^

写真、一両日中に載せますね。

ところで、アキ君の前歯、大丈夫ですか?
2007/10/17(Wed) 08:59 | URL | spacesis | 【編集
おおぉーっ
とうとう登ったのですね!お疲れ様でした♪確かにてっぺんは高いし狭いし。。。で激コワでしたが、美しかったです!

そういえば昔、坂本竜馬がフリーメイソンに入会してるとかでちょっと調べたことがありましたが・・・結局よくわかりませんでした(;^ω^A

でも日本銀行もフリーメイソン下にあるらしく日本のお札には何かしらメーソンを象徴するものが隠れているとか・・・!!

2007/10/17(Wed) 13:13 | URL | tomapote | 【編集
>tomapoteさん
既に上ってらしたんですね^^

ところで、坂本竜馬の話はわたしも聞いています。
1ドル札は見るからにそうと分かりますが、日本の
千円札も野口英世の右目を透かして見ると、あららのら、
富士山をピラミッドと考えると、まさにall-seeing eyeの
如くに見えます。

それにもうひとつ、日本のフリーメーソン・グランドロッジ
サイトではピラミッド代わりに富士山があしらわれたシン
ボルがありますね。

ポルトガルでもうひとつ、メーソンの不思議なシンボル
だらけの場所を発見しましたよ^^

リスボンの近郊ですが、そのうち訪問してアップする
つもりです。
もしかしたら欧米の12世紀から18世紀にかけての
建造物は彼らの手によるものが多いかも知れませんね。
元々はメーソンリーは石工ですから。

tomapoteさんもこちらの方面に興味があるとは知りま
せんでした^^今後ともよろしく!
2007/10/19(Fri) 03:00 | URL | spacesis | 【編集
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