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2006年4月11日(火曜日)
easteregg

恥ずかしながら、わたしは「イースター」はイエス・キリストの復活を祝う祭だ
と思っていました。
ところが、こうして調べてみると、キリスト以前にすでにイースターの祭りは
あったことになります。

過ぎ越しの祭り」を知っているでしょうか。
これは、旧約聖書を読んだことのある人なら、出エジプト記に記されている出来事だ、
分かるでしょう。現代に至ってユダヤ民族が受け継いでいる祭りです。

エジプトのファラオの元で奴隷として扱われていたイスラエル人を、モーゼが
奴隷状態から開放するよう、ファラオに願いでるのですが、王はこれを聞き入れません。
モーゼは、神の導きによりエジプトに10の災いを施します。
最後の災いが
「人や家畜などの長子を死に導く災い」です。

この時、神の指示により、イスラエル人は子羊の血を「家の柱と鴨居」塗ります。
(↑日本の神道の赤い鳥居と重なるとの説を読んだことがある
この疫病(ビールスや病原菌)はこうして闇の中、赤い印のあるイスラエル人の家は
過ぎこされるのです。ファラオの長子もこれで死にます。
哀しみに打ちひしがれたファラオはついに、イスラエル人がエジプトを出ることを認め、
この後、映画「十戒」でもあるように、出エジプト記の山場「紅海」が真っ二つに
割れて海を渡るのですが^^

ユダヤ民族の「過ぎ越しの祭り」はこの故事に由来し、モーゼと共に果たした
出エジプト・「Exodus=奴隷から開放され約束の地までの40年間の長い旅」
を記念して、3000年もの昔から祝ってきたのだそうです。
この時期はイースト菌を入れないで焼いたパンを食べるのが慣わしです。

すると、9日に書いた由来もそうですが、イースターは今回はキリストの復活を
祝うだけではない、ということがわかります。キリストが生まれるそれ以前に
ユダヤの人々の間では「過ぎ越しの祭り=pessah=ぺサハ」として、
この時期は祝いされていたことになります。

イエスは、木曜日の最後の晩餐後、彼の12使徒の一人、ユダの裏切りにあい
十字架の刑を受け、復活します。こうしてキリスト教でもこの時期はイースター=
キリストの復活として、受け継がれて来ました。

余談になりますが、つい先だって、米国ナショナル・ジオグラフィック協会が、
エジプトの砂漠の洞窟で1978年に発見された、約1700年前のパピルス文書が修復されたと発表。
この写本は、イエスやユダの死後100年ほどしてから書かれたものだそうです。

12使徒の一人でありながら、銀貨30枚と引き換えにイエスを裏切ったと言われる、
イスカリオテのユダは現在でも裏切り者の代名詞です。
それが、この写本では、ユダがしたことは全てイエスの指示に従ったことであり、
この役割を任命されたユダは弟子達の中でも特別な地位にあった証拠だと
書かれてあるそうです。

それが真実だとすれば、では、いったい誰がユダヤ人のユダを裏切り者と仕立て上げ、
2000年もの昔から現在に至るまで、陰謀を計ったのか。
これはもう、政治が関係してくるのでしょうね。
古今東西、宗教と政治が切り離せないとはよく言ったものです。

こうしてみると、歴史は人間の手によっていろいろに捏造されている部分がある。
「イースター」一つを取っても、調べて分かるのですが、思うに、人間の歴史は
昨日今日できたものではなく、遡れば遥かな古代文明にさえ行き着くのではないか。
長い歴史のあるものは、故に思想の違いを超えて、人類の遺物として残していくべき
ではないか。そう思ったのでした。

次回は、ポルトガルのPáscoaをご紹介します。

★写真は、主(もいける娘)のいない部屋に置かれたイースターエッグ
(中身はアーモンド)と春の訪れの喜びをこめて買った黄色い薔薇と
チューリップ(造花なんです^^;)

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イースターに入ったためか、いつも渋滞する道路が今朝はスムーズです。私の家の中にも、イースター関連グッズがおいてあります。テーブルクロスとか・・うさぎのチョコレート
2006/04/15(Sat) 04:42:19 |  ハンガリーももも王国
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