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2006年4月20日
metro

「オリャー!」 
「ッとー!」
「え~い、ちょ、ちょこざいな小僧め。名を、名をなのれ!。」
「赤胴、鈴之助だ!」←元気な若い声

ここから主題曲始まるw 
        
      ♪剣をとっては日本一の 夢は大きな少年剣士
       親はいないが元気な笑顔
       弱いものには味方する  
       お!がんばれ強いぞ 
       僕らの仲間 赤胴鈴之助


これ、ご存知ないでしょうなぁw 
幼い頃を弘前の下町で過ごしたわたしは、何を隠そう、近所のガキ大将
だったのでした^^;
学校がひけて家へ帰り、することはと言えば、当時は宿題などほとんど
なかった^^。
よって、夕方まで子供達は外で遊びほうけることができたのです。

テレビは当然なかったですから、もっぱら自然を相手の、ちっともお金の
かからない遊びばかりでした。
その最たるものが、チャンバラごっこ。
チャンバラっつったって、木刀とか竹刀とかそんな上等なものを持つんじゃ
なくて、ちょっと長めの棒っきれをとって振り回すんです^^;
近所ではわたしを打ち負かす子はおらんかったです、ハイw

ところがですね、これがあぁた、学校へ行きますと押し黙った貝ですわ(笑)
ひと学期に一回もしゃべらなかった、とか、一度も手を挙げなかった、とか
そういうことが、通信簿に書かれてきますねん(笑)
言うなれば、究極の内弁慶ですな。ま、これはさておいて(笑)

冒頭に掲げた節、これは当時のNHKラジオドラマ、「赤胴鈴之助」の毎回の
プロローグなのです^^
毎夕方6時から15分間(だったと思うが^^;)、子供達は各家庭のラジオの
前に集まって、時には手に汗握りながら、また時には主人公と情を同じくして
悔しさを噛みしめながら、ラジオから流れてくる朗読に耳を傾ける。

こうして聴いたラジオドラマは今でもわたしの心に残っています。
この「赤胴鈴之助」のみならず、「紅孔雀」「黄金孔雀城」「オテナの塔」
「ああ、無情」そして、これまた大好きだった「怪人二十面相」。
わっはっはっは。これじゃぁ、すっかりおん歳がバレちまいますだ^^;
なんのなんの~w

怪人二十面相にいたっては、ドラマを真似て、ご近所の手下どもを集めては
「下町少年探偵団」なるものまで結成した・・・^^;

子供の世界とは言え、犬猫同様、それぞれ子供グループの縄張りがあるのでして、
その縄張りを侵す危険までして探検した「下町少年探偵団」!
これはスリル満点の遊びでした^^

視覚に訴える現代の映像は、たしかにわたしたちをあたかもその場にいる
かのような錯覚を与えます。
教育現場、家庭などでも視覚教育が取り上げられてからもうかなりの年数を
経ました。

しかし、テレビのなかったわたしの幼い頃、子供達は視覚に頼らずラジオで
朗読を聴き、自分の想像を拡げていったように思う。
それは、テレビをひねれば、電源を入れれば映像が入ってくる、と言うような
受動的なものではなく、自らが想像で創りだす、能動的なものだった。

映像のなかった時代の方が、はるかに想像力、かつ創造力を拡げることができた
ような気がしてしまうのは、不思議なことだ。

        思い出のバスに乗って
        黄色い帽子の子が走ってくる
        人差し指の 向こうの坂道

わたしは、時折、こうして遥かなる過ぎ越しの時間を思って、この歌が詠むように
思い出のバスにヒョイと乗ってみる。
坂道の向こうには、父母が、祖母が、大所帯で一緒に住んだ叔父叔母が、
従兄弟たちが、そして、下町少年探偵団がニコッと笑っているのが見える気がするのだ。 

                  (2005.03.02記)
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