2008年11月19日
ブックマーク
30年前の、我が日記にはさまれた落ち葉。

この時期になるといつも夜空を見上げてみます。
11月17日は、しし座流星群の極大日と言われ毎年たくさんの
流星が見られます。
もちろん、条件にめぐまれたらの話です。
今年は残念ながら、月が煌々と照っており、流星が落ちるのを見
るのは難しく、諦めたのですが、今日はそれにちなんだ思い出
エッセイ「ブックマーク」を載せてみたいと思います。

(2005.11.16記)とあります。

今年もしし座流星群が見られる時期になった。
    
ピークは11月17日とある。
数年前の真夜中、午前2時ころ、わたしは表通りのベランダに座り
込み、ひとり星空を見上げて1時間ほど、生まれて初めて目にした
数十の流れ星に、言葉もなくただただ感嘆のため息をつき、こんな
素敵な贈りものはない、と密かに自分の誕生日に祝杯を挙げたの
であった。
    
この流星群をわたしが仰ぐことになったのには、ちょっとしたいきさ
つがある。
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ー続きはここからー

もう10年位前にもなろうか、わたしが職場で中学1年のK.T.君と
国語を勉強していたころだ。
その時、アメリカの児童文学作家、E・L・カニングスバーグの作品、
「流星の夜」を一緒に読んだのだった。

それは、ニューヨークの祖母のもとに一時滞在しにやってきたルイ
ース少年が11月のある夜、その祖母に誘われて、33年に一度しか
起こらないと言う、街の夜空いっぱいに輝く、「テンプル・タトル」と
いう彗星の星屑(これをリーオニドと言うのだが)を、セントラル・パー
クに観に行く、という話である。

壮大な星の夕立を、次にもう一度観れるとしたら、ルイースは43歳
になっており、祖母は63足す33、96歳だ。恐らくもうチャンスは
ないだろう・・・、と少年が気づくまでに至る、二人の愉快な交流が
描かれている。
  
彗星テンプル・タトル・・・
当時まだパソコンを持っていなかったわたしは、帰国時に日本から
持ち込んだ天文カレンダーの本を調べ、それが俗に「しし座流星群」
と呼ばれるものであること、次に流星群が観られるのは、1998年で
あることを知った。
「1998年のリーオニドをきっと観ようね」 K.T.君とは約束したの
である。
  
K.T.君との約束だから、と言うより自分の宇宙への大いなる興味
に引かれて、それからわたしはカレンダーが新しく変わるたびに、
「1998年テンプル・タトル、リーオニド」、と、年初め、そして12月の
暦の上に毎年書き続けていった。
それが5、6年続いたのだろうか、1998年の11月17日、わたしは
ついに観ることができたのである。 

その夜、真夜中2時から3時の間で数えた流星の数は49個。 
今から7年前の日記にそう綴ってある。
  
もう7年も前のことになるのだが、それを確認しようとわたしは今日、
1年に一度書くか書かないかの、今では日記とは名ばかりになって
しまった、記録の始まりが1978年11月17日の古いノートをひも解
いてみた。
   
開いたページには数枚の楓の押し葉のブックマークが挟まれて
いた。この押し葉にどんな思い出があったのか、これらが27年
以上も日記に挟まれいることと、日本から持ってきたと言うことを
除いては、今ではもう覚えていない。
記録の主であるわたしが、時折、手に取ってみる押し葉のブック
マークは、色褪せながらも、その乾いてしまった葉脈の中に27年
の時の流れを一人じっと湛えているのだろうか。

今では24歳になったであろう、あの頃13歳のK.T.君が、その後
わたしのようにリーオニドの流星群を夜空に観たかどうかわたしは
知らない。

このエッセイを書いてから更に3年が経ち、K.T.君は今27歳に
なっているはずです。事情があって今は簡単にはあえないのです
が、彼は、数年前に亡くなった我が友の息子です。

毎年11月17日の自分の誕生日には、流星群とK.T.君と友の
ことが思い出されます。

そう、今年もひとつ歳をとりました。

テンプル・タトル

しし座流星群は毎年11月17・18日ごろをピークに数日間見られる
が普段はそれほど多くは見られない。しかし彗星が地球軌道に
接近する33年に1度、「流星雨」と呼ばれるほどのたくさんの流星
が見られことがあり、その記録は古く、西暦902年に中国の天文
学者がしし座流星雨を見たという報告がある。
最近では1966年にアメリカのアリゾナ州キットピークで、突発的に
1秒間に40個もの流星が観測されたと言う。
(アリゾナ・ツーソンの大学に短期留学したわたしは、キットピーク
の天文台で巨大な天文観測鏡を見てきたのでした^^)

1998年2月、しし座流星群の素になるテンプル・タットル彗星が
33年ぶりに地球軌道に接近、その年と翌年の秋にはしし座流星
群の大出現が各地で期待された。しかし、ヨーロッパでは1999年
に1時間当たり3500個の流星が出現したが、日本では観測時間
帯や気候などの影響で流星群の大出現にはいたらなかった。
    -wikiよりー
テーマ:ポルトガル
ジャンル:海外情報
コメント
獅子は我が子を千と千尋の神隠し
獅子座流星群あっしも昔
夜中公園に寝っころがって見た記憶あり^^
上を向いてあるきましょう^^
2008/11/21(Fri) 08:05 | URL | ぎたれれ | 【編集
>ぎたれれ君

コメントをいつもありがとう^^

自分が見た流星、数えた?^^
1時間少しで49個数えたわたしですが、その間ずっと
上を見上げているわけで、数えている最中は
気づかなかったのですが、終わったあとは、さすが
首に痛みを感じたものです(笑)
あぁぁぁ、ほこりをかぶったミニ天体望遠鏡、ひっぱり
ださなくちゃ~。

ところで、例の改悪法案、参院でストップなんて奇跡が
起こらないかなぁ!今日の阿比留氏記事を読んで
ちっちゃな希望の芽がでてきました。
それが起きたら凄い!
2008/11/21(Fri) 20:21 | URL | spacesis | 【編集
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