2006年4月23日
livraria_inside

異国籍の男性と結婚して海外に住む場合、どんなアドバイスをしますか」と問われたら、
「夫の暖かいサポート」「その国の言葉が理解できること」「文化背景も含めた夫婦の相互理解」
「現地での友人」などなど種々あげられるだろうが、わたしなら「孤独に耐えられる力、孤独に
耐えられる智恵を持っていること」と言う。

海外で結婚しながら職業を持つなどして、自立して生きている女性もたくさんいるだろうから、
わたしの言うのは、異文化での生活経験を殆ど持ったことのない女性の場合である。
「夫の暖かいサポート」はもちろん必要であるが、いつもいつもそれを期待しては、夫が
気の毒と言うものだ。
「現地での友人」は、同国人がいたとしても、お茶を一緒に飲むくらいはできても、腹を割って
話せる友人に出会えることの保証はない。

言葉も英語ならなんとか、と言う人も、英語圏外に行くとどうにもならないのだ(笑)
言葉を必死で学び、ある程度のコミュニケーションはとれるようになるものの、日本に住む
多くの外国人の日本語同様、大人でありながら、子供が話す言葉のようで、生きた言語は
いかんせん、普通は話せないのである。

自分の考えること、思うことを人に伝えなくても一向に構わない、と言う人は恐らくいないで
あろう。
そういう人がいるとすれば、孤島で生きたロビンソン・クルーソより遥かに強靭な魂を持つ
人である。
言葉とは、かほどに重要なわたしたちの体の一部、生きて行く上での必要なツールだと
わたしは思っている。

そのツールを持っていても通用せず、一人前の大人として扱われないととなると、これは
精神的にかなり凹むものだ。
このような状態が、発音はともかくとして、正しい文法にのっとって、自分の思うところを
ある程度伝達できるようになるまでの長年は、多かれ少なかれ、異国にいては大きな
孤独を抱えることになる。
ゆえに、冒頭での問いに対するわたしのアドバイスは「孤独に耐える力と智恵を持つこと」
となる。

時々、「日本人は嫌いです。」と言う輩に出会うことがある。
なんのことはない、自らが日本人なのに、である。
「日本人は嫌いだから、日本人とは付き合わない」と言うのであるが、
わたしはそういうとき、「貴方が今話している相手は、正真正銘の日本人です。
そしてあなたもまたその日本人ではありませんか。」と言って憚らない。
日本に追われたパリの画家、藤田嗣治が言うのなら別だが、日本人でありながら、
日本人が嫌い、日本が嫌い、と言う人を、わたしは心の底から信頼することはできない。

十把一絡げにするのがおかしいのである。
わたしも日本人の中に好きではない人がいる。日本社会の嫌いな部分もある。
現在住むポルトガルも好きではあるけれども、イヤだなと思う部分もある。
それらは部分であって、だからと言って、日本が、ポルトガルが嫌い、ということはない。

自分が属する社会の悪しき面のみ見ては、人はより良い生き方はできないのでは
ないかと思う。
これは、自虐歴史を長い間教え込まれて来たことの結果を見ても、肯けるように
わたしには思われるのだが。

今日わたしがこんなことを書いてしまったのは、ちょっとしたきっかけがあったからなのですが。
もう少しまとめられないまま、綴ってしまったことが我ながら残念です^^;
ご勘弁を^^;
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コメント
spacesisさん
私の場合は殆どが短期出張で、その殆どが一人ですから”孤独に耐える力と知恵”は実感ですね。 もっとも、そんな結果、一人の気楽さが出てきました。
spacesisさんの場合は、子供が産まれ、教育をして、ズーット継続して暮らして来た訳ですから重みが違います。
大変な事ですね。
2006/04/24(Mon) 20:20 | URL | shima | 【編集
いえいえ、shimmaさん
子育ては結構軽いノリでやってきたようなところ、
ありますよ^^
なんというか、自分をも再教育と楽しんじゃいました(笑)

ところでshimaさん、そちらのブログでの古代織ですか?
あれ、面白そうですね。
みちべぇ、案外興味もつかも知れませんよ^^
2006/04/25(Tue) 00:01 | URL | spacesis>shimaさん | 【編集
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