2009年1月20日
猫ゴロー
1月の暖かいある日のベランダで。今年もゴロー君のいたずらが
始まりました。わたしの観賞植物、ダメになるんですね、これ^^;
でもこの表情には負けてしまい^^;思わずパチリのおアホなわたし。


さて、昨日はTVで懐かしい映画を観ました。
ヴィクトリア・ユーゴの書いた「レ・ミゼラブル(ああ、無情)」の映画
版です。
30代の頃に文庫本5冊からなる本で読んだことがあり、いたく感動
した本のひとつで、かつてモイケル娘と夫、わたしの3人でロンドン
を訪れたときにもマチネでミュージカル版を観ました。

しかし、この物語にわたしはもっと遠い昔に出会っており、手に汗
握ってジャン・バルジャンとコゼットの物語に耳を傾けたことがある
のでした。

今日は数年前に書いて編集し直したその思い出話をここに載せた
いと思います。読んだことがある方はスルーしてください。

 
「オリャー!」 
「ッとー!」
「え~い、ちょ、ちょこざいな小僧め。名を、名をなのれぇ!」

     ↑大人の声
「あかどうー、鈴之助だ!」←と、元気な少年の声

ここから主題曲始まるw 
         剣をとっては日本一の 夢は大きな少年剣士
          親はいないが元気な笑顔
          弱いものには味方する  
          お!がんばれ強いぞ 
          僕らの仲間 赤胴鈴之助


これ、みなさん、ご存知ないでしょうなぁw 
幼い頃を青森県は弘前の下町で過ごしたわたしは、何を隠そう、
近所のガキ大将だったのでした^^;
学校が退けて家へ帰り、することはと言えば、宿題などほとんど
なかった、いやしなかったあの頃です。
よって、夕方まで子供達は外で遊びほうけることができたのでした。
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ー続きはここからー

テレビは当然なかったですから、もっぱら自然を相手のちっともお金
のかからない遊びばかりでした。
その最たるものが、チャンバラごっこ。
チャンバラっつったって、木刀とか竹刀とかそんな上等なものを持つ
のではなくてちょっと長めの棒っきれをその辺から探し出して来ては
振り回すんです^^;

当時は今では無くなってしまった「東映」時代劇の最盛期で、片岡
千恵蔵、石川歌右衛門、大河内伝次郎、月形龍之介、東千代之
助、中村錦之助(後の萬屋錦之助)、大川橋蔵、大友柳太郎、など
が花形スターで、挙げていけばきりがない。
そうそう、美空ひばりさんを忘れてはいけません。ひばりさんはよく
男役も演じており、その殺陣にわたしは随分と憧れたものです。

机龍之介の必殺技音無しの構えや眠狂四郎の円月殺法の剣法を
見よう見まねでカッコつけしてみたのもこの子供の頃で、チャンバラ
には本当に、今風に言えば「ハマッタ」ものでした。
あの頃近所ではわたしを打ち負かす子はおらんかったです、ハイw

ところがです、これがあぁた、学校へ行きますと押し黙った貝ですw
ひと学期に一回もしゃべらなかったとか、一度も手を挙げなかった、
とかそういうことが、通信簿に書かれてきますねん。
言うなれば、究極の内弁慶だったわけですね。
ま、これはさておいて(笑)

冒頭に掲げた節、これは当時のNHKラジオドラマ、「赤胴鈴之助」の
毎回のプロローグなのです^^毎夕方6時から15分間(だったと思う
が^^;)、子供達は各家庭のラジオの前に集まって、時には手に汗
握りながら、また時には主人公と情を同じくして悔しさを噛みしめな
がら、ラジオから流れてくる朗読に耳を傾けます。

こうして聴いたラジオドラマは今でもわたしの心に残っています。
この「赤胴鈴之助」のみならず、「紅孔雀」「黄金孔雀城」「オテナの
塔」「ああ、無情」そして、これまた大好きだった「怪人二十面相」。

わっはっはっは。これじゃぁ、すっかりおん歳がバレちまいますがな
んのなんのw
怪人二十面相にいたっては、ドラマを真似て、ご近所の手下どもを
集めては「下町少年探偵団」
なるものまで結成したお調子ものではありました^^;

子供の世界とは言え、犬や猫にあるのと同様、それぞれ子供グル
ープの縄張りがあるのでして、その縄張りを侵す危険までして探検
した「下町少年探偵団」!これはスリル満点の遊びでした^^

視覚に訴える現代の映像教育は、たしかにわたしたちをあたかも
その場にいるかのような錯覚を与え、リアリティに富みます。
教育現場、家庭などでも視覚教育が取り上げられてから久しい。
しかし、テレビのなかったわたしの幼い頃、子供達はラジオで朗読
を聴き、自分の想像を拡げていったように思います。
それは、テレビをひねれば、電源を入れれば、自ずと映像が目に
脳に入ってくると言うような受動的なものではなく、自らが想像で
創りだす能動的な世界でした。

映像のなかった時代の方が、わたしには遥かに想像力、かつ創造
力を拡げることができたような気がしてしまうのは不思議なことです。

        思い出のバスに乗って
        黄色い帽子の子が走ってくる
        人差し指の 向こうの坂道

わたしは、今でも時折、こうして遥かな過ぎ越しの時間を思って、
この歌が詠むように思い出のバスにヒョイと乗ってみます。
思い出の坂道の向こうには、父母が、祖母が、大所帯で一緒に住
んだ叔父叔母が、従兄弟たちが、そして、下町少年探偵団がニコッ
と笑っているのが見える気がするのです。
 
                     2005年エッセイrewrite 

今日は古い話にお付き合いいただき、ありがとうございました。
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