2009年04月02日 (木)
2009年4月1日
数日前の記事、ポルト、サン・ジュゼ小教会のドアのシンボルです。
まず右ドアから。

まぎれもない、三角ピラミッドの中の「全てを見通す叡智の目」こと
「All-Seeing_Eye」です。他は定規か?いまひとつはっきり判断し
かねるのですが。
こちらは左ドアです。

数日前の記事、ポルト、サン・ジュゼ小教会のドアのシンボルです。
まず右ドアから。

まぎれもない、三角ピラミッドの中の「全てを見通す叡智の目」こと
「All-Seeing_Eye」です。他は定規か?いまひとつはっきり判断し
かねるのですが。
こちらは左ドアです。




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上部に見えるのは「ウロボロス」と呼ばれる自らの尾を加えた蛇、
もしくはドラゴンです。
無限大∞の記号はこれから来たと言われ、遡れば古代エジプト文
明のシンボルに原型が見られるといわれますが、ローマ・カトリック
教からは異端とされるグノーシス主義や錬金術のシンボルでもあり
ます。
(註:グノーシス主義とは1世紀に生まれ、3世紀から4世紀にかけ
て、地中海で栄えた二元論的世界観を持つ哲学思想で、「秘境的
知識」とも呼ばれる。グノーシスとはギリシャ語で「知識」と言う意味)
真ん中の開かれた本(聖書)は、異端、錬金術等のシンボルマーク
にもなります。
本のページ数5やそのしたの紙の3という数字も同様。
次回は是非、この教会内を見てみたいと思っていますが、カトリック
教会の装飾にこのような不思議なシンボルが施されるてあるのは
、いかにも意味ありげで、ミステリー好きのわたしなどは、たまらな
い魅力を感じます(笑)
これらの作品が、もしかすると、ローマ・カトリック教から異端と排除
されながら、時に密かに、時に大胆にこんな風にして、シンボルを
残すという手段を使った石工たち(メーソン)の作業かもしれないと
想像すると、もうぞくっと来ます(笑)
このところ、「spacesis、謎を追う」シリーズの筆が止まっております
が、テンプル騎士団追っかけから始まった、この歴史の謎解き、
実はとんでもない深みにはまり込み(笑)、目下のところ、調べたり
本を読んだりして、密かに追っかけを続けながら、頭を整理中なの
でござります。
楽しみにしている方がおられましたら、今しばらくお待ち乞う。
さて、謎を追うシリーズが、益々嵩じまして(笑)、spacesis、明日か
ら3日ほど、昨夏訪れて来た、シントラは、シンボルだらけの「キンタ
・ダ・レガレイラ」へ、もう一度足を運んで取材に参ります。

その間、よろしかったら、こちらにて「キンタ・ダ・レガレイラ」や、
シントラの秘境「コルクの修道院」など、ご覧ください。
ではでは、行って参ります!
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