2006年4月29日

妹夫婦が仕事の関係で、サウジ・アラビアに3年ほど滞在したことがある。
その頃、土産でもらったのに変わった形をした金のペンダントがあった。
その時は知らなかったのだが、実はこれ、「ファティマの手」と言うのだそうだ。
下記写真がそれです。
fatima

わたしの持っているのは手の平に小さな赤いルビー石がついています。

ファティマはイスラム教祖モハメドの娘で、献身的な女性の代名詞です。
「ファティマの手」は、その彼女の左手をかたどり、魔よけや幸運を
呼ぶ印として、
イスラム国では装飾品に用いられるようです。
 
「ファティマ」はポルトガルでも女性の名前としてよく使われます。
まだ高速道路が発達していなかった昔のこと。
今なら3時間でたどり着けるポルトーリスボン間は、国道を走って5時間近くかかったころです。
         
5月ともなると、その国道に沿った脇沿いの道を数人のグループが歩いて行くのを
車内からよく見かけました。
                
年齢はまちまちで、若いのからお年寄りまで、背中にはリュックを背負い杖をついたり
して固まって歩く群れを幾グループも見かけました。
亭主に訪ねると、彼らは願をかけて、ポルトガル東西南北から聖地ファティマ参りをする
巡礼だと言う。
                
その時期、よく注意して見ると、巡礼たちはポルトの街中でも見られます。
彼らは、日中は歩き、夜になると安宿で寝、翌日また聖地ファティマを目指して、
何日も行脚でたどり着くのです。

ファティマはリスボンとポルトのほぼ中間に位置するオレン地域にある、人口およそ
1万人の小さな町です。
町名の由来は、イスラム教からカトリック教に改宗した12世紀の娘、ファティマから来ます。    
このファティマは、後に名を「Oriana=オリアナ=ポルトガル名」と変え、
それが群の首都名オレンになりました。

宗教を信ずるかどうかは別として、イスラム教、ユダヤ教、キリスト教、仏教、
神道でも、わたしはその成り立ちや言い伝えに、深い興味を覚えます。
毎年の5月13日、10月13日には盛大なミサがここで行われるのですが、時々、
願をかけて巡礼した人たちの中から、奇跡が起こったとの話がニュースになったりします。

願をかける信者のなかには、大広場から聖堂前までの長い道のりを、膝で歩く人もいます。
その様子は、当ホームページ内spacesisの歩くポルトの街:サン・ベント駅
構内のazulejo 
(青タイル絵)をごらんください。

ファティマ聖地は、前法王ジョン・パウロ2世も何度か訪れていますが、ここには
そう遠くない昔の奇跡が現代にも脈脈と受け継がれているように思われます。

次回は、ファティマの奇跡について、お話したいと思います。
 
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