2009年6月25日

人ごみといずこも鰯を焼く匂いとで嫌気がさし、もう20年以上も行って
いなかったサン・ジュアン前夜祭、今年は本当に久しぶりに夫と二人、
いつもよりかなり早めの夕食を終えて、今年は出かけて見ました。

旧市街まで車で乗り入れると、身動きできなくなる真夜中近く、帰りが
恐ろしいことになるので、駅に車を残しメトロで。

駅までの車中、「明日の夜のGala(ガラ=特別興行、祭典)に招待が
来てるよ。」と言う。

先週末から色々外出が重なったので、少し疲労気味だし、翌日の
ことを今ごろ言うなんて、ガラに着ていく物も急に調達できないぞ^^;
もういいや、止めちゃおうと言いましたら、今回のGalaは招待客しか
行けないと言う。しかも、
「ホセ・カレーラスを招いているんだよ。」とのたまうではありませんか!

もっと早く言ってよぉ~!これは這ってでも行かなきゃ!

カレーラスは、プラシド・ドミンゴ、ルチアーノ・パヴァロティと並んで
世紀の三大テノールと呼ばれ、三人の共演など見たいと思っても
下々のわたしなど、切符が手に入るわけもなし、せいぜいテレビ中継
とCDで我慢するしかない。今日までナマの公演など望むべくもなく、
夢の夢と思ってきたのでした。

3人の中では誰が好きかと問われれば、カレーラスは敬服する、
けれど、好きな声はパヴァロティとわたしは答えて来ました。
その彼ももうこの世の人ではありません。

わたしがカレーラスに敬服する理由には、歌もさることながら、キャリ
アの絶頂にあって、回復率10%の癌を宣告され、それを克服した後、
現在に、至るまで、白血病の研究と骨髄提供者の登録の支援事業に
財政的支援を行う「ホセ・カレーラス国際白血病財団」を設立し、慈善
活動を続けているということです。

ということで、本当は昨夜、サン・ジュアン前夜祭の様子を載せようと
思ったのですが、感動止まぬうちにと、今日は後先になりますが、
昨夜のガラの様子を。
gala2
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ー続きはここからー

夫が長年勤め上げて、この春、早期退職したサン・ジュアン病院は
今年で50周年を迎え、同じ「サン・ジュアン」と言う名に便乗し、ポル
トのコリゼウ劇場で今回のガラとなったのです。

今年で創立50周年を迎えるとともに、新たに小児病院を設立するため
の寄金集めも含め、自ら国際白血病財団を担っているカレーラスを招き、
このたびカレーラスにポルト大学医学部名誉博士号を贈りました。

9時15分開演なのですが、「RTP1(ポルトガル国立放送チャンネル)
実況放送のガラとなるため、8時半に会場へ来たれ」とある。

ポルトガルのことだ、変更はちょくちょくあるので念のためと、夫に劇
場に電話で確認してもらうと、開演時間がどうもはっきりしない。
おい!今晩のことだぞ!ったくもう^^;

新聞の番組欄にも10時放送とあるので、結局わたしたちは9時15分
までに会場に入ればいいとの情報をゲット。
タイ無しで行こうとする夫に、
「ガラにそれはないでしょ!」と着替えさせ^^;

ったくもう、こういうところは息子が同じ血を引いたに違いない(笑)

さて、コリゼウ劇場に入ると、もう満席。
テレビカメラやメディアのスタッフがあちこち動き回っています。
しばらくすると「9時15分開演の予定が10時からに変更」との場内
放送に、ざわめく会場。
gala3

どうやら、わたしたちのように、時間を確認してきた人は少ないようで、
開演時間延長の訳は「スペイン対アメリカのフットボール試合放送が
入ったため」だそうで^^;
と言うことは、多くの観客は、8時半からず~っと・・・・・^^;
いやはや、まっこと、これこそお見事にポルトガル!

「試合がPK戦にでもなったら、どないなんねん・・・^^;」
ボソッと言うと、夫、何とも言えない顔をしてましたっけ(笑)
因みにこの試合、時間通りに終了、アメリカが勝ったそうです^^

そうこうして時間をつぶしているうちに、やっと始まったガラ、司会は
テレビでお馴染みのジョルジュ・ガブリエルとソニア・アラウージョ。
gala4

出演者には、決してグラサンをはずさないツル頭のシンガーPedro
Abrunhosaも^^

トリは勿論、スーパースター、ホセ・カレーラスで、4曲歌いました。
gala1
わたしのデジカメではズームアップしてもせいぜいこのくらい^^;
残念。

カレーラスの最後の歌は「Core エngrato」(カタリ)。この歌は、アサヒ・
ビア・ハウス時代に我が先輩歌手宝木嬢がよく歌い、その都度、
客から大喝采を受けた歌でもあり、そんな思い出と重なり、すばらし
いエンディングでした。
もちろん、聴衆は総立ちでカレーラスに喝采を送りました。

10時から開演したガラはこうして終わったのが零時。
ここ数日の疲れが吹き飛ぶような、ホセ・カレーラスの年齢を感じ
させない素晴らしい歌声でした。

ついでに、わたしのお薦め、
パヴァロッティの「カルーソ」、よかったらどぞ^^
カルーソ=イタリア、ナポリの貧しい家に生まれ、後に「Voice of
The Century」と呼ばれ、48歳で波乱な生涯を閉じた天才歌手。

(ところで、このブログを書いている今、マイケル・ジャクソン死亡の
臨時ニュースが入りました。合掌)

今日もブログを読んで頂き、ありがとうございます。
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