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2006年5月5日
★今日の写真は隣町へ、ナゾニ建築を追って見に行った農園の中に突っ立っていた門。
何の説明もなし。検索すれどひっかからず^^;
quinta-conceicao

同じ町ではないが、ポルトガルに来て以来、それこそ長男も生まれる以前から、機会あらば
会って話をし、また1年も2年も会わないで、それでいて付き合いが続いている友人が、
コインブラにいる。

わたしよりは少し年上なのだが、最近でこそ少し強硬なスケジュールを避けているようだが、
現役でガイドの仕事を引き受け、今でもポルトガルの国中を飛び回っている。
ポルトに仕事で来るときは、必ず電話が入り、わずかの時間ながら、我が家に来て一緒に
食事をする。
常々「あなた、体力があるわねぇ」と言って感心してきたのだが、その彼女、ここ数年は、
やはり、見た目にも疲れが出ている様子が伺えた。

1年ほど会っていなかったので、2,3日前に電話を入れてみた。
こういう時は、めったに会わない分、長電話になってしまう^^;

のんびり「我関せず」と、B型典型のわたしはひたすら、「我が道を行く」で、普段はしつこっく
お声でもかからない限り、自分から求めて同国人が集まる場所に顔出しすることはあまり
ない。
そんなわたしとは正反対、家にいるより外へ出ているほうが好きな彼女は、日本人社会に
関しては、かなりの情報を持っている。

久しぶりにした話の中で、心にひっかかってしまったことがあった。
「あなた、あの人知ってる?」
(聞くなって^^;わたしゃ、古株ではあるけれど、ポルトの人でも知らないのが多いのだ^^;)
話したがっている様子なので、ふむふむと聞いてみた。

ポルトガルの人と結婚した日本女性の話であった。

ご主人が数年前に亡くなり、落ち込んでしまい、現在はメンタルクリニックに入っている
のだそうだ。
くだんのコインブラの彼女は、面倒見がいいので2週間に一度くらいは、日本食を持って
行ったりしてクリニックを訪問している。

子供は?と聞くと、いるけれども結婚している。その結婚に本人は反対だったので、息子
夫婦とはうまくいっていない。
病が完治したわけではないが、強度の病気でもないので、いつまでも病院に置くことも
できない。
退院してくれと迫られているが、一人で生活するわけにはいかない。
しかし、上記の理由で息子は断り、引き取り手がない。

本人は日本へ行きたいらしく、母校の大学教授などに病院の不当な扱いなどを手紙に
書いたりしている様子(^^;)
日本でも誰も引き取り手が現れなくて、困ってるのよ。

日本で引き取り手がない、というのは、分かる。
異国に30年と住んで、母国に親もいなくなると、兄弟親戚は昔ならいざ知らず、つながりの
浅い現代では、日本に帰りたいからというわがままを引き受けないのは当然のことである。
(わたしもこれはしかと覚悟しているつもりではあるが・・・その境遇になってみないと
分からないことである)

それにしても、息子はちとひどいではないの。
諸々の事情はあるだろうが、たったひとりの母親、それも30年も住んだと言えども、異国は
いつまでたっても異国である、母親にどうせよというのだ。

つい先ごろ、異国で生き抜くには、孤独に耐えられる力、それをうまく交わしていくだけの
智恵が要る、と書いたばかりのわたしは、このようなケースを耳にして、身につまされる
思いがした。

わたしも含めてだが、職場の同僚達は相変わらず、自分よりも連れ合いが先に逝くものと
思って、そうなった暁にはこうしようああしようと、大笑いしながら話している^^;

おいおい、みんな・・・大丈夫?と思いながら、
大阪出身のかの友は、まず大丈夫でしょ。
板さんも、しっかり老後の青写真を描いて準備してるから、うん、大丈夫ね。
もう一人の同僚も、わたしより若いけれど、なかなかドライな考えの持主だし、シンが
強そうだ。

こうして考えていったら、あれ?自分は?
えええええ~、なんだかわたしが一番ダメそうではないのぉ・・・・・
はぁ・・・・

昔好きだった歌に、ジョルジュ・ムスタキの「Ma Solitude=わたしの孤独」と言うのが
あった。
わたしはこのLPをアメリカまでもって行き、そして今も手元に置いてある。

「わたしの孤独からたくさんのことを学んだ。
わたしは決して一人ぼっちじゃない、わたしの孤独と一緒だから」

子供たちが少しずつ自分の足で歩き始めると、徐々に自分に生きることが少し見え始める
ような気がする。
普段は気づかぬが、人に孤独は常に付きまとうものだとわたしは思っている。

くだんの女性は、どうしてこんな状況に陥ってしまったのか。
わたしには知る由もないが、その人の殺伐とした哀しみは、想像できる。
異国であれば、なおのこと。

どうかその人に優しい展開がありますように。


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コメント
こんばんは~
spacesisさん、こんばんは。(*^^*)
模様替え、とても綺麗ですっきりとした
テンプレート。
うん!spacesisさんのイメージだわと思いました。

ご主人を亡くされた方、とても寂しい状況に
なってしまっているんですね。(><)

生きていく事は生涯を終えるまで、ある意味
孤独との闘いでもあるのかもしれませんね。
でも生き抜かねばならない。。
自分が生きるということに前向きにならなければ
どの地にいても 生きていけないのでしょうね。

ただ、、若い時は元気があっても歳をとって
身内もいない(または彼女のような状態)状況で
肉体的にも不安があったら、私だったらどうしましょ。。って思います。

先の事も考えて生きていかなきゃいけないって
ちょっと身が引き締まる思いで読ませていただきました。


2006/05/06(Sat) 23:58 | URL | syomin1 | 【編集
先日は遊びに来ていただきコメントありがとうございました。
私は昨年の夏に離婚し娘と二人の生活を送っています。
もちろん余裕のある生活はできず今はただただ、
毎日の生活と娘の将来のための費用を捻出するのに頭を痛めています。
私は異国の地で生活しているワケではありませんが
老後を娘に見てもらえるなどと思わず一人で生きていかなければならないという覚悟があります。
それはもう、不安でどうなるのかと考えれば考えるほど苦しくなりますが
私が選んでしまった道なので耐えるしかないでしょう。
異国の地ではないけれど孤独は想像するだけで辛いものです。
なるべくその孤独に陥らないように今の自分の生活や
態度を見直し、未来に反映できるようにしないといけないなと
改めて考えさせられました。
2006/05/07(Sun) 11:53 | URL | みぃー | 【編集
syominちゃんへ
おほ^^ありがとう~
テンプレ、細工の仕方、分からないから
ほぼ無修正です(笑)

人生いろいろですね。
syominちゃんの言う、「若いときの元気」、
だからこそ、素晴らしいと今思えます^^
少し切ない話を載せちゃいましたが、
覚悟なんてその時になってみないと
わかりません。
だからと言って、こういうことのための
準備と言っても・・・ないものね^^;

前向きで行くという姿勢は、状況変化をもたらすと
信じるのは、甘いのかなぁ、と思いながら、
やっぱりわたしは、それで行くっきゃないですな^^
今日を明日を生きる、これでしょうか^^;
syominちゃん同様、わたしもこの話を聞いて
身がちょっと引き締まったのでした。



2006/05/07(Sun) 18:51 | URL | spacesis | 【編集
みぃーさんへ
こちらこそ、来ていただいてありがとうございます。
マーさんの所で時々お見かけしていたものですから^^
来ていただいた途端にこんな浮かない話ですみません
でした^^;
書いてる本人は、しょっちゅうこのような事を
考えている思索家ではありません。逆に人に笑われる
ような、多くの失敗談を過去にもち、その点は、
現在進行形で行っている者です^^;
どうぞよろしくお願いします。

お嬢さんの将来のための費用、進学でしょうか。
環境はみぃーさんと少し違いますが、
わたしも只今体験中です^^
それを帰国子女受験に綴っているのですが、
日本の高等教育はほんとうにお金がかかりますね。
先進国というのであれば、もう少しなんとか
できないものなのか、と思うことしきりです。

でも、「意思あるところに道は拓ける」!
わたしはこれを信じたいです^^
お話ですと、昨年の出来事からまだ1年足らずですね。
厳しいところがあるでしょうけれど、一生懸命
生きている人には、きっと将来の展望が開ける
ものですよ。
とまぁ、わたしはこんな風に考えるのーてんき者です(笑)

思春期のお嬢さんとの二人三脚、応援しています。
みぃーさん、がんばれ!



2006/05/07(Sun) 19:15 | URL | spacesis | 【編集
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