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2009年10月16日

子供たちが小中学生だった頃の帰国はほぼ3年ごとで、国への
想いも一入(「ヒトシオ」と読むのだよ、モイケル娘よ。笑)だった
ものだ。

「あれもあったらいいな、これも欲しいな」と、数年分の想いがある
ので、帰国していざポルトに帰って来る段になると、滞在中に買い
集めた物の荷造りで毎回四苦八苦していた。

二人の子供たちの分も合わせて、飛行機に送り込む手荷物は、
エコノミクラスで60キロなのだが、とてもそんなものでは収まら
なかったのがわたしたちである。

子供たちの日本語教育に必携の参考書やドリル類から、自分が
読みたい本、文房具(鉛筆、消しゴム、クレヨンなどの筆記用具は
日本製が俄然良質なのであった)、和食器類に及び、日用品に
於いては、当時はポルトガルであまり見かけなかったプラスティッ
ク容器、果ては洗濯バサミまで持ち込んで、夫や夫の家族は
苦笑したものだ。

時代が変わり、ポルトガルがヨーロッパ共同体の一国となりネット
の普及等で今では色々便利になり、値段に余り細かくこだわらな
い限り、大概の物は手に入るようになった。

それで、家族から「船便代に10万もお金をかけるなんて、中身と
あまり変わらないじゃないの」と呆れられていたわたしだが、近年
そうやって船便荷物を日本から送ることもなくなった。

色々考えると、持ってきた和食器も、どうもいまいち、洋風の食卓
には合わない気がするし、第一、食材が違うので、和食器に盛り
付ける少量多種のおかずが食卓に乗ることはない。
和食器は専らわたしが手に持って眺めるだけのことが多くなった。

そんなわけで、このところ帰国しても重量限度内に収められるよう
になったのだが、今回はちと違う(笑)

来月14日に知人のギャラリーで日本文化個人展を開催することに
なっているのだが、なに、自分が長年少しずつ持ち込んで来た日
本の小物を押入れ奥に仕舞い込んだままではもったいないと、
素人がお披露目をするだけのことなのだ^^;

それで、今回は日本で少し買い足して来たのである。
その中でも、わたしが思い切って持ってきたのが、これです!↓

野点傘1
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ー続きはここからー

唐傘、番傘と呼ばば呼べ(笑)、買った当の本人は「野点傘(のだ
て傘)のつもりなのである。

これを探し回るには3週間の滞在では無理!あれほど行きたかっ
た京都も今回は時間の都合で結果的に立ち寄ることができなかっ
た。野点傘もどきをネットで探すのも大変だったのだが、やっと見つ
け、モイケル娘に事前に買って置いてもらったのだ。

危うかったのは、包んだ紙が丁度よかったのか、子供たちのアパ
ートに着いてみると、モイケル娘の猫たちが早速に爪とぎにしてい
たこと!「ひゃ~~!」と、猫立ち入り禁止の息子の部屋に移した
ので助かった。(息子の部屋は音楽作曲のpc機器が色々おいて
あるので猫が入っては何かと危険なのだ)

野点傘(妻折=つまおれ、とも言う)は柄がずっと長いのであるが、
値段が安くて7、8万から16、7万円、お茶を点てる(たてる)わけ
でもないわたしが、ほいほいと買うものではない。 
が、わたしはず~っと長い間、これが欲しかったのだ。
「赤は日本の色」だとすら思っている。日の丸だってそうだ^^

そして、野点傘の何に惹かれたかというと、赤色もさることながら、
広げた傘の中、上部のこれです!↓

野点傘2
かがり糸のこの美しさには目を奪われます。

これを二本、ダンボール紙でぐるぐる巻きにして持ってきたのですが、
日本人はよく手荷物を開けられて足止めを食いがちなポルトのサ・
カルネイロ空港、「O que isto?(それは一体なに?)」と、きっと呼び
止められるだろうと思っていたら案の定(笑)

「日本の紙の傘よ。展示会に使います。」と答えると、中を開けて
見ることなく、す~っと通ることができた。
今回だけはこの荷をほどいて開き、見せてあげたかったのだが(笑)

こんな伝統的な日本の美も日本に居たら気づかなかったかもしれな
いと、小さなこの発見に大人気なく得意げになっているのである^^;
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コメント
凝りますねぇw
わあ、野点の傘とはまたでかいものを!
でも毛氈を敷いてもこれがなくちゃ締まりませんものねえ。

ちなみに私の陶器コレクションは藍染めの兎柄です。一枚1200円の
小皿でも、気になったらやっぱり買いましたw
箸置きもありますよ。
テーブルクロスの色とか工夫したら、
モダンジャポニズムってならないかしらん。
2009/10/17(Sat) 02:01 | URL | なみ | 【編集
やっぱり素敵ですよね
私も番傘、今回日本で買って来たんです。同じところに惹かれました~
税関で披露できなかったのは残念ですね~
2009/10/17(Sat) 03:45 | URL | garapy | 【編集
>なみちゃん

兎柄も素敵ですね^^
今回どうしようかと迷って結局持ってきた赤の塗り小盆の
真ん中にも小さな兎模様が入ってます^^
毛氈、思案中^^;

わたしも、もう陶器を買って持ってくるのは
止めようと思いながら、
結局見ると欲しくなります。
今回は深川焼きをついつい^^;だめだ、こりゃ~~。

なみちゃん、近くに住んでいたらお手伝いをお願いしたいところです^^

>garapyさん

まぁ、同じことをしてるなんて!(笑)
実はわたし、番傘が欲しくて随分昔にも買っており、持って来られず、
妹に預けたままだったと、彼女に言われて後で気づき(笑)

garapyさんの番傘、一度ご披露ください^^

お子さんたちのバイリンガル教育も着々と運んでおられるようですね。
がんばってね^^
2009/10/17(Sat) 07:29 | URL | spacesis | 【編集
野点傘の内側って、あまりしげしげ観察したことがな
かったけど、確かに実に美しい!
「日本に居たら気づかなかったかもしれない」とおっし
ゃるように、何気なく見過ごしていた日本文化の美に、
ここで改めて出会ったような気がします。
…してみると、spacesisさんの活動は、海外の方のた
めばかりでなく、日本人自身に、自国文化の良さを気
づかせる役割を果たしてもいるのかも^^

それにしても、spacesisさんらしく、日本製にこだわっ
て?購入されたご様子。
(安物の和傘は中国製みたいですね…(^^;)
傘立台も買ったのかしら? 毛氈は?
などと、つい人様の財布の心配をしてしまいます(笑)。
でも、これが1本あるとないでは、随分違いますね。
日本文化展の場も、ぐっと華やぐことでしょう^^

お礼を申し上げるのが遅くなりましたが、腕のいい
カメラマンによるお写真、ありがとうございました。
(まあね、モデルも良いからね^^
返信メールもせずに、ここで失礼します(^^;)
2009/10/18(Sun) 09:44 | URL | ミセス・かんちがい | 【編集
私が買った番傘は、訳あり商品でお見せするとボロが・・・
情報・物資のままならなかった時代のバイリンガル教育の大先輩、日本語補習校の大先生に励ましていただくとは、光栄、嬉しい限りです!がんばりますっ!
2009/10/19(Mon) 04:54 | URL | garapy | 【編集
>かんちがいさん

あ!言われてみれば!今回はその確認を忘れたのであった・・・
で、早速傘を見てみたのですが、どこにも何も書いてません^^;
和傘まで中国製とは、和傘と呼べないではないの・・・
それに・・・すごく高いというほどの物でもなかったのよ^^;

ま、持ってきてしまったものだ、えっか(爆)

毛氈は代用品を使用予定^^傘立ても思いのほかいいお値段がして
持って来ず。よって展示の仕方をわたし流で、少し変えるのヨン。

写真のモデルねぇ・・・うん、一応同意といたしましょう!
何しろ、今回の展示会には色々ご協力いただいたことだし。おほほほ。

ところで、五十肩、もう大丈夫?わたしもそれ、やりましたよ。
でも、とってもおもしろいことをやっちゃった(笑)
そのうちトラバさせていただくかも知れません。そのときはどうぞ宜しく。

>garapyさん

訳ありなんて聞くと、益々拝見したくなります(笑)

大先生なんてとんでもない、最初から最後までずっこけ先生でした^^;
でも、年の功で、こどもたちの親御さんたちがお話してあげられない
であろう、わたしが経験した古き良き時代の日本の話は授業中にも
よく聞かせました。

「子供たち、授業の中身より、そういう先生の話をよく覚えて帰って来ます」
と親御さんたちから言われ、冷や汗をかいてたような先生でした^^;
教えることは自らが学ぶことでもあると思われる21年でした。

garapyさん、これからですね^^
2009/10/19(Mon) 06:08 | URL | spacesis | 【編集
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2013/04/24(Wed) 02:41 |  |  | 【編集
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