2009年10月24日

リスボンから電車で40分ほどのところに、かつて「王侯貴族の避暑
地」と呼ばれた小さな町、シントラがある。「月の山」とも呼ばれる
シントラ山脈は、古代から神秘的な山として知られてきた。

これまで、不思議なシンボルに満ち満ちているシントラの「キンタ・
ダ・レガレイラ」をシリーズとして紹介してきたが、レガレイラを少し
休憩して、今回はシントラ旧市街から4キロほど山中に入った
「モンセラーの森と宮殿」を紹介したい。
モンセラー1
★華麗なムガル宮廷建築のモンセラー宮殿正面

「モンセラー」とは「鋸(のこ)で切られた山」と言う意味で、この名は
スペインのカタルーニア地方にある「モンセラー修道院」に因む。

モンセラー修道院
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ー続きはここからー

シントラ・モンセラーの森の歴史

モンセラーの森は、16世紀には「キンタ・ダ・べラ・ヴィスタ(Quinta
da Bela Vista)=美しい見晴らしの森)」と呼ばれた。
 
スペイン、カタルーニアのモンセラー修道院に巡礼したGaspar Preto
修道士が、このキンタに「黒いマリア」に奉納する小さなカペラを建て
たのが、「モンセラー」の由来である。

18世紀初期には、Melo e Castro家の所有地となったが、1755年
のリスボン地震で住居は崩壊し、以後無人の地となっていた。

18世紀末に、イギリスの富豪であり作家でもあるウイリアム・ベック
フォードがモンセラーに住み森に手をかけ始める。

1809年には、イギリスの詩人バイロン卿もここに滞在し、「ポルト
ガル王国で最も美しい場所」と、書いている。

19世紀半ば、イギリス人大富豪フランシス・クックに売却された。
インドに造詣が深いクックは、朽ち果てていた館をインド・ムガル帝
国時代の建築様式に改築し、森や庭園にイギリスのロマンチシズ
ムを取り入れる。


さて、ここで久しぶりに「spacesis、謎を追う」の再登場です(笑)

モンセラーに住んだウイリアム・ベックフォードについては、後に触
れるとして、彼は作家だけではなく、ゴチック建築にも情熱を注い
でいたようです。ベックフォード、バイロン卿の名前は、これまで
紹介してきたレガレイラの森にも登場してきます。

また、スペインのモンセラー修道院についても調べて見ると、ベネ
ディクト派の修道院であることが判明。
テンプル騎士団を設立したとも言えるクレヴォーのベルナールは
シトー会の発展に大きな役割を果たしたのですが、(シトー会は
ベルナール会とも呼ばれる)、このシトー会はベネディクト派から
派生したのですね。

そうすると、「黒いマリア」「テンプル騎士団」を始めとして、これらの
つながりから、どうしてもわたしが考えてしまうのが、「やはり異端
教か、メーソンか!」であります。

モンセラーの森と宮殿の美しさは更なるご案内とともに、次回に!

初めてシントラの記事を目にする方は、これまでの「spacesis、謎を
追う
」シリーズをご覧ください。

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