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2009年11月11日

日暮れ時
黄昏時が何故か身に染む年頃に^^

今日は展示会の話題を変えて。

結婚30年になるわたしたち夫婦だが、知り合ったのは大阪で、長
年のわたしの夢も叶おうとする半年前だった。
既にわたしは学生ビザも下り、ツーソンのアリゾナ大学を目指して
ESLコースを取る手続きも済んでいた。

わたしたちは大阪で知り合ったのも束の間、夫はその2ヵ月後には
研究先の広島大学病院へと移動して行った。そこからは、月に1、
2回の逢瀬だ。
今のように携帯電話やパソコンが一般化されていなかった時代で、
市外通話も一人で生計を立ててる身には安くなく、専ら手紙で思い
を語り合った時代である。
まぁ、俗に言う「遠距離恋愛」だが、その頃はそんな言葉はなかった
と思うので、わたしたちはそのハシリでもあるわけだ(笑)

今でこそ、夫が分かろうが分かるまいが、家庭では日本語で話す
ことに固辞するわたしだが、当時のわたしたちの会話は何語かと
言うと英語だ。
夫の日本語は初心者の域を出なかったし、またわたしにとってポル
トガル語などそれまで耳にしたこともない言語だったからである。

もちろん、手紙の交換も英語だったので、今振り返って見ると、時々
へんちくりんな英語の過ち、例えば日本語で言うと、「恋しい恋しい」
を「変しい変しい」みたいなのをきっとしていたに違いないと思う^^;
情けない話だが、わたしはほぼ確信している(笑)

そんな若い時の自分の手紙が、しばらく前に亡くなった義母の家の
屋根裏部屋から出てきてお目にかかったのには、大いに焦ったもの
だ。(その記事はこちらに)

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ー続きはここからー

時々、「フン!なにさ!」とわたしが言うような小さないさかいをする
ことはあるが、「別れてやる~~」という思いまで行ったことはない。
・・・ないはずだ・・・ないと思う・・・いや、少なくともわたしは^^;

「フン!なにさ!」が出るのは、たいてい日本語でのやり取りの小さ
な過ち、特に夫の間違った日本語の使い方、そして、わたしのそれ
に対する誤解が発端なのだが、そういうことで少し心が傷ついたり、
頭にきたりすることはこれまでもままあった。

かれこれ一ヵ月半も前になるが、やはり日本語のやりとりの誤解が
あって、わたしは夫にこれまでになく、
「そんな日本語はこれから生涯、わたしの前では絶対使わないで!」
ときつく言ってしまった。

どんな日本語かと言うと、「それは関係ない」である(笑)
「関係ないんじゃない?」と言うのなら別、「関係ない」と断言される
のは嫌いなのである^^;
まぁ、言葉のアヤとも言えるかも知れないが、断言的に「関係ない」
という日本語を聞くと、わたしの心はどうもさざ波、いや波立つのだ。

それで、しばらくぎすぎすしていたのだが、それが原因かどうかは
知らぬが、夫、60の手習いとやらで、この間からポルト大学の日本
語夜間コースを取り始めたのである(笑)

子供たちを教育するにあたって、わたしたちは話し合った結果、日本
語環境をある程度彼らに整えてあげたいと思ったので、我が家の家
庭語は日本語、時々英語だった。

夫の日本語会話力はまぁまぁである。ところが、30年来日本語を
書くことをしてこなかったので、読みはある程度できても書きがから
っきし駄目。わたしは、ひらがなカタカナの復習に取り組んでいる夫
の姿を目に「クックック」と密かに笑っているこの頃なのだ(笑)

夫は、「書きがからっきし駄目!」なんて書いたが、そういうわたしも
ポルトガル語の日常会話、読みはある程度こなせても、書くのには
大いに不安、抵抗があり、正直に言ってしまうと駄目な部類なのだ。

それと言うのは、子供の教育では教育費もさることながら、時間も
エネルギーも子育てに大いに使いたかったので、自分のポルトガル
語教育の部分はお金のかからない独学でしてきた。
(やはり言い訳になるか。笑)

もう少しポルトガル語をなんとかできないか?何とかしたいなぁとの
気持ちはずっとあったのだが、大学の外国人用のコースをとるには
時間的にまず難しい。
そこで、夫がそっちをするなら、わたしだって負けないぞ、とばかりに
10月から、実はわたしもポルトガル語の個人教授についているの
である^^

もう70にもなるD先生なのだが、子供たちのポルトガル語の家庭教
師でもあった方で、
「papagaio velho(年取ったオウム=物覚えの悪い人の例^^;)を引き
受けてくれるだろうか。先生、気の毒かもだ。」
と夫が言うのを、どうしてもこの先生と、頼み込んだのである。

自宅の日本語教室と週2の出張日本語、それに土曜日日本語教室
と、なかなか大変な時間割ではあるが、いつかいつかと言っている
間に、そのうち、ポコッと逝ってしまわないとも限らない。そうすると、
この世に心残りができるではないか。
忙しいけどやっちゃおう!

ということで、目下我ら二人はそれぞれ日本語、ポルトガル語と
片や60の(夫)、片や61(わたしw)の手習いを始めたのである。

何のことはない、要はわたしたち、ポルトガル語、日本語両方とも
二人あわせて一人前の状態を、なんとかして、一人前とは行かず
とも、半人前くらいにはなりたいと思っているのである。

少し前に、中学高校時代と手紙を交わし音信不通になって半世紀、
フーテンのわたしを見つけてくれたペンフレンドA君(ご本人の許可
を得ていずれ記事にしたいと思っている)のメールにあった歌の一
節がしみじみ胸に染みる今日この頃だ。

♪ 振り向けば人生の旅は半ば過ぎて
  歩いてきた道に悔いはないけれど
  これからが青春です もう一花咲かせましょう
  思い出つまった昭和は夢の中
               「昭和浪漫~第二章」より



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コメント
何か、すごくいい話だなあ…。
若い頃に学ぶのもいいですが、「六十の手習い」には、
深い豊かさが感じられます。

国際結婚というのは、「世界平和推進のため(笑)」にも、
大いに結構と思ってますが、単一言語使用者の私自身は、
母語が異なる人と恋に落ちて結婚に至る…というのは、
全く想像できない。
spacesisさんたちの場合は、まあ「英語」があったわけ
だけど、それでも、日本語同士のように細かいところまで
は、コミュニケーション取れないでしょう?
(日本語同士でも、いろいろ齟齬は生じるわけで…(^^;)
だから、spacesisさんは、すごく大胆というか、相当に
熱々で、「勢い」で結婚しちゃったんだろうなあ…と思っ
ていたところがあって(笑)。
(そもそも、今の時代ならともかく、30年前にポルトガル
 人と結婚…って、周囲にとっては度肝を抜かれるような
 スゴイことだったでしょう?)

spacesisさんにとって、今、ポルトガル語を学び始めると
いうのは、ポルトガルの文化・歴史をより深く理解したい
という動機が大きいのだろうけど、でもきっと、それは
ご主人をより深く理解していくことにもつながると思う。
(ご主人の日本語学習の動機の方は、もう、ストレートに
「妻をもっと理解したい!」という苦悩?(笑)でしょう。
 妻のブログだって読みたいでしょうし^^)

過去記事の「タイムカプセルのラブレター」の話も読み
返しました。
ご自分が出したラブレター、処分なんかしちゃダメよ。
だって、それは、“ご主人に所属する宝物”だもの。
もし、spacesisさんがご主人より早く亡くなった場合
(spacesisさんには、その気はないみたいだけど(^^;)、
ご主人はきっと、若き日にもらったラブレターを読んで、
spacesisさんを美化しながら(笑)、思い出してくれる
わよ~!
…ま、お子たちには、読ませなくてもよいかもだけどね。
(過去記事コメント欄の、もいけるちゃんの「直してあげ
るジョ~~」に笑いました(^_^)
2009/11/12(Thu) 12:23 | URL | ミセス・かんちがい | 【編集
お久しぶりです♪
お久しぶりです、とまぽっちデス。

日本人同士でも言いたいことが上手く伝えられなかったり、ちょっとした言葉遣いで相手を不愉快にさせてしまったりするのに、spacesisさん夫婦の30年間の努力ってスゴイだんろうなぁーーと改めて思い知りましたよぉ…。

そして今またお互いの国の言語を学び始めるとは!私の憧れの夫婦はspacesisさん夫妻でございます!

私なんか体力とお金がなくてポルトガル語をやめてしまって早一年ですが…今、新たに無料のポルトガル語教室のキャンセル待ちです。去年はどのクラスも空きがあったのに今年はこの景気のせいか全部満員なんですよ~。

p.s.
私も黄昏時が身に染みます…
そして真っ青な空を見た時はポルトガルを思い出します…
2009/11/12(Thu) 21:44 | URL | とまぽっち | 【編集
O que sera sera♪
日本の片田舎、旅の落ち葉が時雨に濡れて、赤い夕陽がガードを染めています。

諸活動もズッパド!あへずかしい最中に、御夫婦共々、語学に御勤しみとの由、大慶至極に存じます。

さて「わいは~どんだんず」は、さて置きましょう(^_-)-☆先人曰「禍福は糾える縄の如し」。

それに致しましても、オリンパスのレンズは素晴らしいです、ね。鞍替えしたいのですが、300ミリF2.8で100万、最安値で80万‥高過ぎ!【170】の逆輸入?あった様です、が、買いそびれました(>_<)。

それでは、知的好奇心、勉学意欲の喚起、無病息災、並びに『草の根・日本文化展』の御盛況を祈念いたします。 へばまだ
2009/11/13(Fri) 17:26 | URL | 非行左衛門 | 【編集
>かんちがいさん

熱燗が「ヌル燗」になって、今はちょうどいいのよね(笑)
熱い思いはどうしても相手を束縛しがちになるし、今が一番
好きなことができるようになった時期かも^^

夫がわたしのブログを自由に読めるようになるには、
何年もの日本語学習を要すると思うわよ^^
だからあ~~んしんして、思い通り綴れます。
日本語学習は、妻のわたしを理解云々より子供たちが
からんでるんじゃないかなぁとわたしは思ったり^^

それより、かんちがいさんご夫婦も面白いわねぇ(笑)
それぞれに夫婦のスタイルがあって、いずれにせよ、
そこそこに仲良きことは美しきかな、ですね。

そうそう、夫が日本にいたときに「ポルトガルから来た」
と言ったら、「ポルトガルって国があったの?」と言われ、
ひどいショックを受けてましたっけ(笑)

ラブレター、やっぱり処分したい・・・・^^;

>とまぽっちさん

お久しぶりです!
わんちゃんは元気?トルコギリシャでブログが止まって
いるので、少し気になっていました。

トルコはわたしも最近興味を持ち始めましたよ。
あのモスクをこの目で一度見てみたいと^^
なんというか、今自分が追っかけしていることに
どことなく関係がある気がしてならないのですね。

ところで、ポルトガル語、できればまたがんばってください。
そして、今度こそは体調優れて、もう一度ポルトにいらっしゃい!

>非行左衛門殿

語学に謹むなんてカッコいいもんじゃありませぬぞ^^;
脳細胞も衰えて来て(わたしの方ですがw)、
60の手習いはなかなかに手厳しい。
今日も夫は夜間日本語教室で帰宅は9時半過ぎです。

わたしのデジカメ、オリンパスですがそんな立派なものでは
ありませぬぞ。オリンパスFE-140で、数万のものです。
た、多分、手を加える腕が上達したかと(爆)

ところで、非行左衛門どの~~!やっとやっと参りましたぞ!
数日中にブログにて書きますれば^^
2009/11/18(Wed) 06:06 | URL | spacesis | 【編集
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