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2009年12月10日

夕暮れ
「天は人の上に人をつくらず。人の下に人をつくらず。」

若いころは大阪の堂島にあるオフィスに勤めていた。

本社が東京にあり、海外の学術文献を国内に取り寄せ、全国の大学の
図書館や大手の企業へそれを届けるのを仕事とする会社だったのです
が、わたしは英文タイプを独学し、そこでタイピストとして働いて
いました。一人暮らしをしていたわたしは、もらう給料で毎月ぎり
ぎりの生活だったので、ボーナスは大いに助かったものです。

しかし、普段、切り詰めて生活している反動で、そういう時はつい
つい気が大きくなり、気がつくと貯金はたいした額には上らず、が
毎度のことでした。
無理もない、若かったのですから、お化粧もしてみたかったし、身
につけるものだって、たまにはドカ~~ンと大枚はたいてみたい。
道理でしょう。

そんな状態でしたから、「アメリカへ渡る」という夢を実現させる
には、大阪梅田新道にあった「アサヒビアハウス」での歌姫のバイ
なくしては、難しかっただろうと今思えます。

その点、実家から通っている同僚は羨ましかった!
ボーナス日には、落としたりすられたりしてはと、毎回駅までお父
上が迎えに来るとのこと、わたしはと言えば、普段の給料より少し
膨らんだボーナス袋をしっかりバッグに仕舞い込んで、普段なら
あっちウロウロこっちウロウロするのに、その日だけは一人暮らし
のアパートに直行したものです。

ボーナスをもらう前から、今回はあれに使おうこれに使おうと色々
考えを巡らすのは楽しい。

さて、この春から社会人となった我がモイケル娘が、初のボーナス
を手にしました。
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ー続きはここからー

兄貴と同居しているものの、彼女もさほど高い給料ではないので
経済状態はわたしの若い頃と似たりよったりでしょう。
おまけに扶養家族の3匹ネコもいるので、そこのところは、一匹
飼っていたわたしより厳しい(笑) ペットは食べ物だけでなく、
医療費もかかるのですから^^;

初ボーナス、まるで我がことのように嬉しいわたし、

「三分の一は自由に使ってもいいけど、三分の二は貯金すべし」
と言わんでもいいことを口走り、

「わかっとるわい!」とモイケルに(笑)

しかし、ボーナス日開口一番が、

「税金に6万円もぶんどられた~!予算立て直しじゃん!」

本人、そのまま全部もらえると思っていたようで^^;

「だからね、ほら、そういう薄給からでもバシバシ集めた税金で
もって、国の予算が賄われるんだぞ。中国へのODAとかさ~、(と、
ここでさりげなくポリティコ方面に誘導。笑)それでもって払わ
ないと「脱税」でわたしらはお縄頂戴だよ。

なのに、巨額脱税の小沢さんや鳩山さんがそのお縄からスルリ抜け
られるというのは、それこそ不公平、格差の最たるもんじゃん!
貴殿らが声高に言う「民意」や「国民の生活が第一」はどこへ?

もう頼むから、貴殿が「恵まれた環境に育った」のは十分分かった
から、失礼してくれないかなぁ、と、ボーナスの話はそっちのけで、
おっかさんはついつい、そちら方面へ話が行ってしまい、モイケル
娘から白けられていたのでありました。

「ピアノのローンをこれで払っちゃおう。そしたら、これから毎月
生活費が3000円もアップだぁ!」と、モイケル娘。

少ない中でもそうして喜びを見出す市井の民のささいな幸せが、
お金持ちの鳩山さんにはお分かりにはならないでしょうね。
もっとも、知って欲しいと望むべくもありませんが。

「天は人の上に人をつくらず。人の下に人をつくらず。」
福沢諭吉翁の言葉をあざ笑うかのような現代の世相ではあります。


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