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2010年8月14日(土)

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今年5月に日本を出航した海上自衛隊練習艦の「かしま」「やまぎり」
「さわゆき」が11日から14日までリスボン港に停泊している。

今年は日本ポルトガル修好150周年で、これも事業の一環、わたしが現在
手伝っているポルトでの11月のJapan Weekもそのイベントのひとつになるの
だが、12日夕方からのレセプションの招待を受け、夫と出席することにして
いた。

これまでの30年間、本当を言うと、大使館からの招待を受けて出席したこと
がわたしたちはなかったのである。事情は子供がいたことと週末の多い行事は
土曜日の補習校講師をしていたので、遠距離のポルトからの出席は無理だった
のだが、今回は、有事の時に国を守るすることになるであろう機関の練習艦隊
を一度目で見ておきたいと切に思ったのと、基本的な子育てからは自由になっ
たということがあったからだ。

「自衛隊」と言うとつい引きがちな人は周囲に多いのだがわたしは何ゆえか?
との疑問をもつ。戦争がないことは勿論平和ではあるが、戦争がないことだけ
が平和とは言えないと思っている。

わたしの高校時代の同窓生には、自衛隊に入隊した人も何人かいるし、
後に分かったことだが、自衛隊入隊を選択した当時親友だった女性もいる。

また、我が親友みちべぇの長女で、防衛大学を目指して失敗したが、周囲の
反対を押し切って結局自衛隊入隊、職場結婚、ついには幹部候補試験を突破
したという、「ツワモノ」もいる。
彼女は高校時代に、神戸の震災時のボランティアに行き、このままでは日本は
だめだと感じ入り、その時に自衛隊入隊を決心したのだそうだ。

戦後の団塊世代のわたしたちの間では、なぜか自衛隊を風刺した歌も流行った
りしたし、世間を騒がした安保闘争などもあったが、こういうことをこの人た
ちは一生続けられるのだろうか?と、わたしにはどこか絵空事を見るような
感で眺めていたし、当時は突き詰めて考えたわけではないが、平和の上に
あぐらをかいてのような気がしたのは否めなかった。

アメリカ傘下脱皮は大いに結構、だがその後はどうする?と具体例を示して
くれた人はいなかった。そして戦後65年、日本は自衛隊は自衛隊のままで、
今もアメリカ傘下脱皮はできずにいる。
できるわけがない、有事に備えた自国を守る機関がないのだから。
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ー続きはここからー

少し前置きが長くなってしまいましたがご勘弁。
さて、話をレセプションにもどしまして。

この練習艦、特別公開もされるのだが、内部見学に興味はあれど、なにしろ
リスボンだ。ポルトから高速道路を飛ばして片道3時間以上かかることだし、
艦内見学も兼ねるとなると、泊りがけで行くことになる。
我が家では先週から、お掃除のベルミーラおばさんも3週間の夏休みに入って
しまったので、5匹ネコを二日も放ったらかしでは出かけられない。

そこで、その日だけ、ベルミーラおばさんに午後に掃除に来てもらい、夕方
だけネコ飯の世話をお願いして、午後からリスボンへと車を走らせた。

レセプションには、一般男性は「スーツ」、ミリタリー関係は「制服」と指定
があり、ポルトから車で出かける身、リスボンに着いてからどこかで着替える
必要があることを、コロッと忘れていたのであった。

息子が住んでいたリスボンのちっちゃなフラットは現在知人に貸してあるので、
そこを利用するわけには行かない。
どうしたかっちゅうのは、ま、後で書くことにしてw、リスボンに入ったのは
夕方4時半、レセプション開会の7時半まではたっぷりの時間があったわけだ。
「かしま」の停泊場所も前もって確認した。

にも拘わらず、我らが出席したのは、半時間遅れの8時でありました^^;
これもどしてかっちゅうのは、後で書くことにしてと(笑)

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これはレセプションも終わった後なのですが、このタラップを上るときはこう
して整列した練習艦隊員から敬礼を受けます。

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レセプションパーティーでの酒樽の「鏡抜き・鏡開き」。

日本人、ポルトガル人、外国公使関係者と大変な人でにぎわいました。
ポルトからの出席者は他に見当たらず、知らない人ばかりで不安に
思っていたところ、おーー!数人の顔見知りがおりましたおりました^^
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鏡抜きにはオリンピックやヨーロッパ陸上競技界ではその名を鳴らしたポルト
ガルのマラソン選手ロザ・モタさんも。画像があまりよくなくてすみません。
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寿司にぎりのコーナーもあり、そこは常に列ができておりました。
こういうところで、あまりバチバチ写真を撮るのも粋なことではないと思われ、
また、撮ったところで我がデジカメでは夜間はだめなので諦めましたが、定番
どおりハプニングが・・・^^;

料理はたくさん並べられてあったのですが、挨拶で忙しく、ほとんど手をつけ
られませんでした。で、ちょっと夫が人さまと話している隙に、
「どれ、お寿司でもつまもうかしら」と、目の前の寿司皿に乗せられたのに目
をやりますと、おお^^大好きないくらだ!

するとです、テーブルを挟んだ向かい側に若い隊員さんが箸で寿司をつまみ、
もう一人の隊員さんのお皿に「これ?これも?」とでも聞きながら、乗せて
います。
「あ、ありゃ?もしかしたら、いくらにも手がのびるかもよ^^;」と
食い意地のはったわたし、そう思いをめぐらしましたら、案の定!
あちゃ~~。だって、ひとつしか残っていなかったのです、いくら^^;

取られた!と思いきや、隊員さんの箸を持つ手がそこでピタリと止まった。
そして、彼、顔を上げ、向かいのわたしを一瞬見つめ、はい、その後、若い
隊員さんは、いくらをわたしの皿に乗せてくれたのでありました(爆)

じぃ~~と集中していくらに飛ばした我が視線を感じたに違いない!
あぁぁ、恥ずかしいったらありゃしない!
そこで、こうなっちゃぁ、「ありがとう」の一言では逃げられまへん。

「いや、もう誠に申し訳ない。視線を感じましたでしょ。てへへへ」ってな
具合でそれがきっかけとなり、二人の若い隊員さんとポルトガルやポルトの
ことを話していましたら、他にも数人隊員さんが寄ってき、変な食い意地の
おかげで楽しいおしゃべりをする機会に恵まれました。
みなさん、20代前半の若い人たちで礼儀正しく、最後にはまだ10月まで続く
彼らの航海の無事を祈ってお別れして来ました。

帰り際、世が世であれば、ポルトガル国王であったろう、ブラガンサ公爵Dom
Duarteの姿もみられました。

14日、今日にはリスボンのサンタ・ポロ二ア港を出航する予定の皆さん、
もう出たでしょうか。
航海の無事と、一人前のJMSDFの隊員さんになられることを祈って
おります。

下記参考がてらに。

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練習艦「かしま」

主要寸法:143x18.0x12.3x4.6m(長さ、幅、深さ、喫水)
速力:25kt
馬力:27000PS
主要兵装:62口径76ミリ速射砲1 
      水上発射管2
乗員:360名(今回は三隻併せて約740名の乗員だそうです)


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こうして、夜9時半頃、リスボンを後に、一路ポルトに向かい遅くとも1時頃に
は到着の予定でありましたが、いやぁ、これがあぁた、エラい目に会いました
です、はい・・

で、昨日この記事をアップしなかったのは、そのハプニングで疲れ果て一日中、
ぼ~~っとしていたのでした。

続きはみなさま、明日になります^^;
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コメント
ロザ・モタさん!
うわ~、豪華絢爛、そして素晴らしい方々とお会いになられたんですね~ ^^

あ、でも、ポルトガルで素晴らしい経験をされ、日・ポをつなげるべくいろいろな活動を熱心にされているspacesisさんですから、spacesisさんも「素晴らしい方」のお一人ですけど ^^

海上自衛隊練習艦隊の若い隊員の皆さんの礼儀正しいところはたくさんの人が見習うべき、ですね ^^

「後から書きます」の、着替えと遅刻のお話が早く聞きたいですwww
2010/08/15(Sun) 05:10 | URL | ピパーナ | 【編集
すんばらしい体験ですな!
こういう写真を見るとまだ日本人も大丈夫?かなと感じました。
が、巷では嘆かわしい事件が毎日のように。
昨夜、倉本聰のテレビドラマ「帰国」を観ました。
(本来は「帰国」の文字は戦中に使用された文字です。)
内容は、今の日本のあり方、現在の日本人のあり方をちょっぴりコミカルに、が痛烈に批判したドラマでした。
ドラマの中の台詞で印象のあった言葉に『貧幸』と言うのがありました。
「貧しい中にも幸せを感じる。」たしかに、戦後数十年はそうだった!のでは。
今は、どこもかしこも「物欲」を煽るばかり。
ドラマの合間の明るいコマーシャルに違和感を感じたのはちゅうだけでしょうか!?
が、コマーシャルの仕事を生業にしているちゅうもいると言う現実に。・・・・・!???
2010/08/15(Sun) 07:56 | URL | 熱中症にごちゅう意! | 【編集
>ピパーナさん

い、いや・・あの・・会ったというより見かけたのですってば^^;

それにわたしのしてることなどは、地味な草の根タイプで、
あまり日の目を見そうもないです。
組織的になると色々大変になのを知っていますので、
自分のできる範囲内で楽しみながらのお気軽なものです。

後からの記事、なんと言いますかまったくw
あまりお楽しみに~とも言えないような^^;
2010/08/15(Sun) 08:14 | URL | spacesis | 【編集
はじめまして manaと申します。
実は私の息子が実習幹部としてかしまに乗艦しています。
ボルチモア出港以来大西洋航海中から現在に至るまで音信不通状態です。笑
たまたまspacesisさんのブログを発見
無事横断出来たんだなと確認できました。綺麗な写真も拝見でき 嬉しく思います。
もうすでにナポリに向け出港している頃ですね。
近況を載せていただきありがとうございました。
2010/08/15(Sun) 16:13 | URL | mana | 【編集
>manaさん

初めまして。

写真がうまく撮れる状態でしたら、もっと撮影したのですが、
会場が少し薄暗かったもので、途中で撮影を諦めてしまいました。

もしかしたら、会場でご子息とすれ違っていたかもしれませんね。
わたしが一緒にお話した若いグループの方たちのなかには
実習幹部になるという方もいたと思います。
来年か再来年にはまた来るのだと言っていましたから。

案内を見ますと、リスボンの前の寄港地がバルティモアですね。
14日にリスボンを出航した後、次の寄港地は8月19日ナポリ、
その後がエジプトのアレキサンドラとなっております。
まだやっと航海は半分に来たところだと、皆さん、
おっしゃっていました。

大してお役に立てそうもない情報で申し訳ありません。

かしまを始めとする3隻の練習艦隊の航海の無事を
心から願っております。
2010/08/16(Mon) 03:31 | URL | spacesis | 【編集
Boa noite ^^
「地味な草の根タイプ」で地道に活動を継続するということが一番難しく普通の人間にはできないんですよ~。
なのでspacesisさんはやはりすごい!

話の続き、気になりますw
2010/08/16(Mon) 09:35 | URL | ピパーナ | 【編集
>ピパーナさん

話の続き、あんな具合でした^^;

この数日、家の整理と掃除と、
そうそうアイロンかけがあるんだったわw
これが主婦の夏休みなのよね(笑)

2010/08/18(Wed) 06:42 | URL | spacesis | 【編集
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