2010年9月15日

前回の記事にある建築中ゴンドラを見つけたのがCais de Gaia(ドウロ川の
ガイア市側)のこのレストランからです。

レストランMr.Grill3

「Mr.Grill」のいいところは、料理の味を別にして、ドウロ川を挟んだ対岸
ポルトのリベイラの素晴らしい景色です。

レストランMr.Grill4
真っ青な空に赤いパラソル。向こう岸はレンガの赤い屋根が段々に重なったポ
ルトの旧市街です。テーブルにはポルトガルのシンボル「Galo=ガロ=雄鶏」の絵
が入ったかわいらしいクロス。
       
バーベキュー・レストランの料理の味は可もなく不可もなく、普通。
ま、生ビールがあれば、この素晴らしい景色とAzeitona(アゼイトーナ=オリ
ーブの実のつけもの)をつまみに、これでこのレストランはかろうじて、たも
たれるかな?^^
レストランMr.Grill6

ちなみに生ビールはポルトでは「Fino=フィーノ」で通じる。
もちろん「セルベージャ(ビール)」もOK!
      
下の写真のかやぶきのある処で炭焼きバーベキューです。
ここで焼いてくれます。
レストランMr.Grill1

もちろん、屋内にも席はありますが、ドウロ川の景色を眺めないとはもったい
ない!屋外のスペースはゆったりして広い。

レストランMr.grill2

もうひとつ、ちょっと気に入ったのが、ここで「コインブラの学生ファド」が
流れていて、なんだかとてもいい雰囲気で、ふと、ドウロ川がコインブラの
モンデーゴ川に見えたりしました

料理はまぁまぁですが、学生ファドを久しぶりに耳にしながら、ビールを傾け、
ドウロ川とリベイラの景色を満喫でき、一人およそ20ユーロ。
悪くはないでしょう。

さて、コインブラの「学生ファド」とは?
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ー続きはここからー

リスボンから特急で北へ2時間、ポルトからだと反対方向の南へ1時間の所に
あるのが、学生の町コインブラ(Coimbra)です。

人口8万のうちの2割がコインブラ大学の学生だと言われます。
わが夫の母校でもあります^^

コインブラ大学は13世紀に創立され後世に造られたバロック様式の図書館、
チャペルセレモニーホールなど、現在もその頃をそのまま目にすることができ、
校舎内に入ると一瞬中世に迷い込んだかのような錯覚に陥ります。
    
5月に2週間催される学生祭は,黒マントを身にまとった学生のその独特な趣から
して毎年ニュースになるのです。そして、このときに聞くことができるのが
「学生ファド」です。

コインブラファド2 コインブラファド1

学生ファドはコインブラでしか聞くことができず、またリスボンファドと違い、
学生祭の時をのぞいてはかなかな聞くことができません。
 
コインブラのファドは男子学生によってのみ歌われます。
伴奏はリスボンファドと同じく、ギターと12弦のポルトガルギターとで演奏
され、歌い手の男子学生は中世の吟遊詩人のごとく、黒いマントを身にまとって
歌います。
   
この黒いマント、ポルトガル語ではcapa=カパと呼び、実は日本の時代劇に出て
くる渡世人さんがまとった「かっぱからげて三度笠」の「かっぱ」は、これが
語源です。

筆者はかつてお招きで、コインブラの古いサンタ・クルス修道院の庭(下の写真)
で、この学生ファドを聞く機会がありました。
遅い夕食後のほぼ真夜中、煌々と月が照る古い修道院の中庭。
聴衆はみな思い思いの場所に立ったり腰をおろしたりして聴いた学生ファドは、
静寂さの中でしんしんと降り注ぐ月光と浴びて、それはそれは素晴らしいセレ
ナーデでした。
 
と、ところがです、この学生ファド、一曲が終わってもだれも拍手をしない!  
筆者は拍手するすんでのところを夫に止められて・・・
拍手どころか、一曲終わるごとにみんないっせいに「せきばらい」をするのです。
  
そうです、コインブラの学生ファドには拍手はご法度なのだそうです。
拍手のかわりに「せきばらい」です!

もしもいつかあなたがコインブラファドを聴く機会があったら、拍手はしないで
コホンコホンの咳払い! 間違えないでね^^

コインブラY&C
現在のわたしたちではありません。
30年ほど前、息子が生まれてすぐの頃で、わたしはまだふっくらしており、
夫も贅肉なしの若かりしとき。
わたしの体重はこの後、いったん元の42、43キロに戻ったものの、二人目、
モイケル娘を産んだ後がいけません^^;
60を過ぎた今では、この頃の体重にもう数キロ、つくでしょうか(笑)

コインブラ・ファド、音響はあまりよくないですが、こちらで聴けます。

あ!でもこの動画では、皆さん、拍手をしてますね!(笑)
時代が変わったということでしょうか。わたしが聴いたときは、たしかにコホ
ンコホン。夫に30年ぶりにこのことを確認しましたら、
「うん。拍手はしないのだ」・・・・

けど、拍手してるで~~(笑)いやいや、言わぬが花。夫の昔のままの思い出を
そのままにしておきましょう^^

では、今日も皆様、ありがとうございました。
テーマ:ポルトガル
ジャンル:海外情報
コメント
こんにちは~
コインブラ・ファドいいですねー。実は私、ポルトガル大好きなくせにファドにはまったく興味なかったんですが、ポルトガル語の授業でコインブラ・ファドの男性の歌声を聞いて「こんなファドがあったのか!!」と初めて感動したのでした。でも、リスボンのCDショップでコインブラ・ファド探したんですが、どれがなんだかさっぱり分からず…。けっきょく別のファドCD買って帰ってきちゃいました(泣)
いつか本物を生で聴いてみたいっす!

写真のダンナ様、それこそ30年前のアル・パチーノみた~い♪
2010/09/16(Thu) 13:55 | URL | とまぽっち | 【編集
その答えは!?
ファドへの礼賛の表現、「咳払い」とは!?
なんで?「咳払い」。由来教えて!
最近、“仕事の流れ”に姐さまの愛娘のはんこの比較を思い浮かべます。
これは時代や国が変わっても同じなんだろうと・・・ため息が出ます。
30年前の写真はどこでの写真なのかな?
2010/09/17(Fri) 00:58 | URL | ゲリラ雨にごちゅう意! | 【編集
行きたかった!
あー、こんなレストランがあったんですね!もう少し早く教えて頂ければ!(笑)主人もファドの大ファンで、でも、機会がなくて一度も生ファドを聞きにいけず。このレストランの話をすると、主人もとても残念がってましたよ。特に学生ファドと聞いて、増々行きたかったようです。今度またポルトに行ったときにはぜひ行きたいです。

そうそう、ポルトガルロマンのサイトで教えて頂いたポルトのレストランやカフェは、イギリスに戻る前にほとんど網羅したのですよ。マトシニョスのアルゼンチンレストランとレストランバーオポルト、とても高そうなドップ以外は全部行きました!あ、O Valentimも(二度も)。どれもすべて良かったです。アバディアは3度行ったかな。Spacesisさんおすすめのところはどこも本当においしくて値段も良心的で、主人も気に入ってたのですよ。

30年前のお写真、お二人ともとてもすてきですね!あ、ファドの後のコホンコホンの件、由来を私も知りたいです!

寒ーいイギリスより、ポルトの太陽を思い出しながら。。。
ルチア
2010/09/18(Sat) 06:38 | URL | ルチア | 【編集
ご無沙汰しております ^^
「料理の味を別にして」www
分かります、これw
よくあります、ポルトガルでw

でも私もリベイラ、好きです♪
よく川べりに座りにいきます ^^

へえ!コインブラ・ファド、咳が拍手のかわりとは、面白いですね~。
かっぱの由来も、さすがspacesisさん、いろいろご存知だわぁ~とふむふむいつものように納得しながら記事読ませていただきました ^^
2010/09/18(Sat) 06:49 | URL | ピパーナ | 【編集
季節の狭間で
八重むぐらしげれる宿のさびしきに人こそ見えね秋は来にけり by ゑぎやうほうし

OH!麗しいカメラ目線、片や思案投げ首、僅かに曲げられた右膝、向き向きのナイスポージング!サイドから光線?ストロボが利いて、御両人の軽やかだった頃の素晴らしい記念写真で御座います。

ニィッ♪サンデマンの立ち姿【大看板】が、真正面に見えてます、いつ見てもエエ佇まいです。ビバ!リベイラ。とは申せ『ガイア』の風情も中々の物で御座います。ミスターグリル?焼き物がメインなのかな。登録されていません、が、船着き場の店、立ち木が脇に見える店となります、と‥‥フムフム(^_-)-☆。

修道院は、雨上がりの灯ともし頃の映像が最高です。タングステン、白熱灯も使用している為でしょうか、とても味わい深いです。ドンルイスの上から、ガイアの通り奥から。
2010/09/18(Sat) 21:53 | URL | がっぱ | 【編集
>とまぽっちさん

お元気ですか?

コインブラファドは、マイナー調で学生の、恋や母への思いを
歌いものがあり、聴く者の心にうったえてきますね。

コインブラファドのCDは黒いマントと男子学生の画像ですが、
リスボンでは見つかりにくいのかな?

アル・パチーノですか!^^

アル・パチーノと言えば、わたしは盲目の退役軍人を演じた
「セント・オブ・ウーマン」(邦題「夢の香り」)で
タンゴを踊るシーンが
忘れられないです^^

>ちゅうさん

咳払いの所以を調べてるのですが、ヒットしません^^;
今度古くからコインブラ在住の友人に聞いてみましょう。

写真はコインブラのサンタ・クルス修道院の小さな中庭だす。
夕食後の月夜の素晴らしい夜半で、よかったですよ^^
それで今でも覚えています。

>ルチアさん

今回のレストランは残念でしたね!
(料理はいまいちよ^^;)あ、それと、コインブラファドは
生演奏ではなくて、CDです。でも、よかったですよ。

ブログやHPで紹介したレストランを訪れていただいたとは、嬉しいです!

外れもありますが、おいしいな^^と思ったところは、また掲載
いたします。

バルタザーへ行かれたのですね^^
わたしたちもアルゼンチンレストランは初めてでした。
あそこに寿司メニューがあるのも意外でした^^

この次ルチアさんたちがいらっしゃるときのためにも、
励んで更新いたします^^

ポルトはまだしばらく、青い空が眺められそうです。
いつもコメントをありがとうございますv-254

>ピパーナさん

Cais de Gaiaは結構外れがありますねん(笑)
でも、美しいリベイラを眺めながら食べるのはあそこになるものねw

ただし、古くからあるTromba Rijaは少々値が張りますがいけますぞ。

いろいろご存知だわぁ~<と、年の功だす~

>がっぱ殿

相変わらずうまいこと!(笑)
おだてられてドンドン木に登ってるブタでございます(笑)

今のJapan Weekの仕事が終わったら、かすみかかった
りベイラの撮影に挑戦してみようと思っています。

Mr.Grillはサイトがありませんね。
もう少し情報がほしかったのですが・・・

んで、「御両人の軽やかだった頃」とはおっしゃいましたな(笑)
いや、ほんとに、今ではなかよく体重増でございます。

「お腹、出てきたじゃないのん」とポンポン叩きますと、こ憎ったらしくも
「自分の姿は見えないからねぇ」と帰ってきまする。
2010/09/19(Sun) 07:06 | URL | spacesis | 【編集
ステキなレストラン
ご無沙汰しております!Rinaです。

うちもドウロ川で食事なら、必ずと言っていいほど、ガイア側へ行きます。
やっぱりポルトの景色を見ながらの食事は最高!年末にポルトに帰るので、今からガイアのレストラン~行こうね~って話しています。

この炭火焼レストランは行ったことがないので、行ってみたい。
炭火焼というだけで、ポイント高いです♪

ご主人サマもお若い!!!Yこさんもお若い!!!

ポルトガルの黒マントを見ると、大学生!という感じがしますね。
趣があって好きです。
2010/09/23(Thu) 23:57 | URL | Rina | 【編集
>Rinaさん

お久しぶりです!

味はまぁ、一応食べられるか、ってなもので(笑)
でも、12月は屋内がよろし^^

年末の帰国、楽しみですね。
目下のところ、ちょっと忙しくてなかなかRinaさんの
ブログも遊びにいけませんが、12月半ばにはわたしも
少しは時間ができると思いますので、そのときには
お邪魔にあがります!

コメント、ありがとう^^
2010/09/26(Sun) 07:17 | URL | spacesis | 【編集
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