2012年11月25日

yomoyama
(Wikiより)

上の写真はネコ被害を避けるため、普段は夫の書斎の本棚の一番高いところ
に置いてある黒ブタの生ハムです。ポルトガル語で「presunto=プレズン
ト」と言います。

yomoyama
写真のようにサポーターに立てかけて、食べるときに上部切り口がありま
すね?そこから薄く少しずつ一口大に切り取るのであります。


通常は薄切りしたものが数枚パックにしたものが売られています。我が家で
はクリスマスの時期ともなると、付け届けでこの生ハム一本や大きな干しダ
ラのバカリャウを、「cabaz」と共にいただくことが多い。

yomoyama
イヴ、大晦日料理の定番、バカリャウ(Bacalhau)Wikiより。
cabazhaはクリスマスの時期に店頭に並ぶ贈り物のセットで、日本で言う
お歳暮の贈答品にあたります↓

yomoyama
Wikiより。

わたしはこの生ハムが大好きなのですが塩気が多いので近頃は血圧の関係
上、極力避けなければならないのが残念至極。

さて、かつて庭付きの借家に住んでいたころの話ですが、冬の間の湿気を追
い払うのに、日中は車庫の戸をよく開け放していたものです。今の自宅フラ
ットと違い、当時は夫の書斎がなく、写真に見られる生ハム、もらって大い
に嬉しいのだが、置き場所に困り、車庫の壁にぶらさげて置いたものです。

ある日の夕方、車庫に車を入れ終えて「ただ今」と家に入ってきた夫いわく。

「生ハム、君、上にもってきたの?」
我が家は3階建ての家屋の一番上であった。
「あんな重いもの、わたしが抱えて来れるわけないじゃない」
「でも、壁にぶらさがってないよ」
「ええ??」

慌てて車庫へ行って見ると、確かに夫の仰せの通りあるべき場所に生ハムの
脚が・・・ない@@
車庫の奥へツーッと目をやりましたら、れれ?車庫の奥のワイン棚にずらり
並んでいるはずのワイン、ウイスキーの本数もガバと減ってるではないか!

し、しまった!そうです、こそ泥にしてやられたのでありました。

当時のわたしは、常日頃から窓開放主義、全面的に人を信頼する人間(笑)
日本にいたときからきちんと戸締りをするなど心がけたことがないのです。
仕事で日中空けているアパートも、当時飼っていたネコのポチが自由に出
入りできるようにと、表通りに面した台所の窓は、いつも少し開けっ放し。
それでもあの頃の日本は世界一安全な国と謳われたように、一度も空き巣
に入られたことがない。

そんなものですから、ポルトガルへ来てからも風通しをよくするためにと、
何の疑いもなく車庫のドアは、特に夏は、そして冬でも天気のいい日には
開けっ放しにしておりました。

どうも、それで目をつけられていたようです。

考えて見ると、それまでにも何度かおかしいなぁと思ったことに思い当た
る。「確かに夏のシーツ全部を車庫のここに置いたつもりなんだがなぁ。
見あたらない」とか、「あれぇ?亭主がいただいた陶芸作家の人形一式の
箱、どこへいっちゃんたんだろ・・」等々。

のんきなわたしは、多分自分か夫が整理して車庫の棚に乗せたのだろうく
らいに思っていたのですが、思い当たる節がたんとあることにそのとき初め
て気づいた。道理でそれらが出てこなはずです。

ふん!ワイン、ウイスキー、それにこの生ハム一本で、こそ泥たちめ、今宵
は酒盛りかと思うと、さすが、のほほん者のわたしも面白くない。

こういうことが数回あったというので、物を盗まれるよりも自分が家にいる
というのにこそ泥が堂々と入っていたいうことに恐れをなし、とうとうわた
しはドア開放主義を止め、以来車庫のドアをしっかり閉めることにしたの
でした。

今はこの生ハムを狙う相手が「こらぁ!」の一言で散らばる、たかがネコた
ち(笑)可愛いもんです^^

gato
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2012年9月18日 

スクーター
海岸沿いで見かけたペアのスクーター。
古い映画だが「恋愛専科」を思い出す。


本日のエントリーは画像に関係なしです。

これまで使ってきたパソコンが壊れてしまったのは今年の初めである。

そうそうpcが壊れることはないと侮って数ヶ月分のデータのバックアップ
を延ばし延ばしにしてきたのだが、その部分は消滅してしまったので堪えた。

新しく購入したpcがホームページ更新に何年と利用してきた「FrontPage
Express」に対応していないと分かり、それもショックだったが、なんとか
できないものかと思案しているのだが、以来ポルトガル案内のホームページ
サイトは更新できていない。

素人のわたしゆえ、データが消滅したと言っても大したことはないと思われ
がちで、夫も子供たちも意外と反応が冷たい。しかし、訪れたポルトガル国
内の地方の写真は我がホームページやブログのためだけではない。

この5年来、ヨーロッパ在住の会員に配られる、とある小冊子の雑誌記事を
書いているのだが、それには執筆だけではなく、なるべく質のよい写真も
要請される。毎回テーマを提出しゴーサインが出されて原稿を書き始め
るのだが、テーマ出しのために旅先で撮影した写真はいつでも取り出せる
ようにと保存してきたのである。ポルト近辺なら再度出かけて撮影が可能だ
が、遠方となると取材で足が出てしまうので、極力避けたいところだ。

データ消滅当初は慌てふためき頭が真っ白になったものだが、何ヶ月も経っ
た今、何とかなるさとやっと諦められる心情にたどり着いたのである。
ホームページをどうするか目下思案中だ。

それでこれまでホームページに載せてきた過去のエッセイを時間を見ては
少しずつ整理して書き直したりしているのだが、一旦あげたのを事情で削
除していたエッセイを発見した。2004年ごろに書いたものゆえ、古く
からのネット友はもう読んでいる人もいると思うが、今日はそれをここに
掲載しようと思う。これでこのエッセイに関してはデータが消えてもここに
記録されるので慌てることはないというわけだ

原題は「ポルトガルのジプシー」だったのだが、ジプシーと言う言葉は今
では差別語に属するとのこと、「ロマ」と呼ぶのだそうで、原題を変えて
みたが、エッセイ中ではそのまま使っている。

ロマに対する差別意識は大してないのをご承知願いたい。「大して」と書く
ところを見ると、多少はあるんじゃないすかと、すかさず言ってくるのも
いるので、断り書きしておきたい。

ヨーロッパで起こる事件にはロマが絡むものも多い。それで多少の恐れを
もっているのがわたしの気持ちだ。「恐れ」が差別意識に入るとは思わな
いがその部分を加味して「大して」を付け加えた。

以下、エッセイです。

ポルトガル式チゴイネルワイゼン

近頃では、交差点で見かけるジプシーがめっきり減った。

かつては、信号のある交差点は、ジプシーのいないところはないくらいで、
赤信号で停車ともなれば、たちまちにして男のジプシー、赤ん坊を抱いた
女のジプシー、子供のジプシーのいずれかに、「お金おくれ。」とせがま
れるのであった。

男のジプシーは、たいていA3くらいの大きさのダンボール紙にそのまま
「赤んぼも含めてこどもが5人いますだ。めぐんでくだされ。」
等と書いて、お金を入れてもらうプラスティックの箱を突き出してくる。

女のジプシーは、赤ん坊を腕に抱き、そのままニュッと手を出し、
「ミルク代、おくれよ。」と来る。
子供のジプシーにいたっては、これが一番タチが悪いのだが二人一組で
来る。車窓を閉めたままでも、小うるさくコンコン窓ガラスを叩き、爪が
黒くなった汚れた手をぬぅっと突き出して、
「ねぇ、おくれよぉ。おくれったらぁ。」としつこい。
「小銭持ってないから、だめだよ。」などと言おうものなら、腹いせに、
垂らしていた鼻水、鼻くそまで窓ガラスにくっつけて行ったりするのが
いるから、小憎らしい(笑)

子供たちが学校へ通っていた時は、毎日車で迎えに行くのが日課だったから、
行きも帰りも赤信号で停車となると、それが年がら年中だ。よって外出時に
は小銭を用意して出るのが常だった。

わたしには、顔馴染みのジプシーがいた。
いや、顔馴染みと言うなら、毎日通る殆どの交差点のジプシーがそうなる
のだが、このジプシーは言うなれば「ひいきのジプシー」とでも言おうか。
恐らく当時は30代であろう、男のジプシーで、かれらの族の例に洩れず目
つきはするどい。小柄でどこか胡散臭いのだが、なにやら愛想がよろしい。

言葉を交わした最初が、「中国人?日本人?」であった。
こう聞かれると返事をしないではおれない。「日本人よ。」
すると、「やっぱり思った通りだ。ちょっと違うんだよね。」
で、彼はここでニコッとやるわけです。
用心は当然するけれども、わたしはこういうのに吊られるタイプでどう
しようもない。

それがきっかけで、その交差点を通るたびに、「こんにちは。今日は調子
どう?」と挨拶を交わすようになってしまった。

我が家の古着や使わなくなった子供の自転車、おもちゃ、食器など不要に
なった物、たまには食べ物なども時々その交差点のあたりで停車して手渡
したりしていた。

たまに、その交差点に、かの贔屓のジプシーがおらず、別のジプシーを見る
ことがあって、そういう時は、おそらく縄張りをぶん捕られたか、縄張り
交代なのだろう。変わりに立ってるジプシーはたいてい人相が悪いのだ。

ある日、同乗していた、中学も終わる頃の息子が、そのようなわたしを
見て言うことには、
「ああやって小銭をもらって稼いでるジプシーには、借家のうちなんか
より立派な自分の家に住んでることがあるんだよ。」
「3日やれば乞食はやめられない」と日本でも言う・・・・
家に帰ってシャワーを浴び、こぎれいになっているそのジプシーの一家団
欒を想像してなんだか可笑しくって仕方がなかった。

息子はリスボンへ、娘はバスでダウンタウンにあるポルトガルの私立高に
通学するようになって以来わたしはそのジプシーに会うことはなくなった。

その間、東ヨーロッパの国々がEC加入し、気がつくといつのまにやら交差
点からは、小銭をせびるジプシーたちの姿が消え、代わりにポルトガルに
流れ込んで来た東ヨーロッパ人達が目立つようになった。
彼らは、「要らん!」と言うこちらの言葉にお構いなく、車のフロントガ
ラスにチュ~ッと洗剤をかけ、拭き始めるのである。そして「駄賃おくれ」
と来る。

「昨日、洗車したばっかよ!」と、頼みもしないのに強引にする輩には絶対
小銭を渡さない。しつこく手を出されても赤信号から青に変わるまで、わた
しは頑張るのだ(笑)それに、近頃は、もう交差点の輩には小銭をあげない
と、決心した。小銭を車窓で受け取り、うっかり落としたふりをし、運転し
ている者の油断をついて、ひったくったり脅したりの犯罪が増えてきたから
である。

先日、家の近くの交差点で、数年ぶりにかの「贔屓のジプシー」に遭遇した。
わたしが駆っている車種も車の色もあの頃のとは変わっているのだが、
即座にわたしを見つけ、「奥さん、久しぶり。お住まいこっちの方で?お子
さん達元気?」と来た。少しやつれている。歳をとったのだ。
閉めていた車窓を開けた。
「E você?」(で、あなたは?)助手席のバッグを引き寄せ、小銭を出して
手渡しながら、信号待ちの間のしばしの会話。
やがて、信号が変わりわたしは他の車の流れに乗って動き出した。
バックミラーに、車の発進でその身をグリーンベルトに寄せるジプシーの
少しやつれた姿が映って、それがあっという間に遠くなった。

世界広し言えども、「贔屓のジプシー」を持っている日本人などそうざら
にいるものではあるまい。夫は知らない。


ここからは事後談である。


2007年1月27日のブログ「ジプシーからよろしく」より。

近頃はあまり見かけなくなった交差点の物乞いの人たち。
かつてはいたる交差点に必ずと言っていいほどおり、殆どがジプシ
ーたちでした。
それが、数年前には東欧から流れ込んで来た人たちが占め、今は、
それぞれみな、なんとか仕事にありついたのか、それともポルトは
実入りがないと諦めて、別の土地へと流れて行ったのか。

昨日は出勤前に久しぶりに、わたしのくだんの「ひいきのジプシー」
を見かけました。車の窓を開けてコインを差し出し、赤信号で停車
するつかの間の会話。

    ジプシー「ちっちゃかった娘はどうしてるの?」
    わたし  「今、日本で勉強してるわよ。」
    ジプシー「へぇ。休みには帰って来るの?」
    わたし 「去年の夏に2年ぶりで帰ってきたの。」 
    ジプシー「日本は好きだって?ポルトガルよりいいって?」
    わたし 「そうね。多分^^」 
    ジプシー「娘に、教会の交差点のところによくいたジプシー
         からよろしくって言っといてよ。」

そう、前にもエッセイで書きましたが、ひいきのジプシーがいる
日本人なんてザラにいるものではありません。
が、ジプシーから「よろしく」なんて伝言をもらう「娘」もいない
だろうなぁ、きっと(笑)
今日はメッセンジャーで話したモイケル娘に、その伝言を渡しま
した。


エッセイを書いてから8年の月日が流れた現在、不況のせいであろう、再
び交差点に陣取る輩が増えた。が、最後に言葉を交わしたときは調子が悪
いのだと言っていたかのジプシーの姿をわたしはまだ見かけていない。
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2010年9月15日

前回の記事にある建築中ゴンドラを見つけたのがCais de Gaia(ドウロ川の
ガイア市側)のこのレストランからです。

レストランMr.Grill3

「Mr.Grill」のいいところは、料理の味を別にして、ドウロ川を挟んだ対岸
ポルトのリベイラの素晴らしい景色です。

レストランMr.Grill4
真っ青な空に赤いパラソル。向こう岸はレンガの赤い屋根が段々に重なったポ
ルトの旧市街です。テーブルにはポルトガルのシンボル「Galo=ガロ=雄鶏」の絵
が入ったかわいらしいクロス。
       
バーベキュー・レストランの料理の味は可もなく不可もなく、普通。
ま、生ビールがあれば、この素晴らしい景色とAzeitona(アゼイトーナ=オリ
ーブの実のつけもの)をつまみに、これでこのレストランはかろうじて、たも
たれるかな?^^
レストランMr.Grill6

ちなみに生ビールはポルトでは「Fino=フィーノ」で通じる。
もちろん「セルベージャ(ビール)」もOK!
      
下の写真のかやぶきのある処で炭焼きバーベキューです。
ここで焼いてくれます。
レストランMr.Grill1

もちろん、屋内にも席はありますが、ドウロ川の景色を眺めないとはもったい
ない!屋外のスペースはゆったりして広い。

レストランMr.grill2

もうひとつ、ちょっと気に入ったのが、ここで「コインブラの学生ファド」が
流れていて、なんだかとてもいい雰囲気で、ふと、ドウロ川がコインブラの
モンデーゴ川に見えたりしました

料理はまぁまぁですが、学生ファドを久しぶりに耳にしながら、ビールを傾け、
ドウロ川とリベイラの景色を満喫でき、一人およそ20ユーロ。
悪くはないでしょう。

さて、コインブラの「学生ファド」とは?
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2006年4月14日

借家だった古い我が家の小さな庭の、一本の桃の木の話です。
ほったらかしで手をかけたことがありません。
それでも一年おきに甘い立派な見事な桃の実を提供してくれました。
最高で80個ほどの実を収穫したことがあります。自分の庭でもぎとった果物
を食卓に運ぶのは格別な幸せがあります。

ところが、この桃の木、実は私たちの家族は誰も植えた覚えがないのであり
ます。庭の真ん中に、ある日、ひょろりひょろりと伸びている植物を見つけ
て、始めは「抜いちゃおうか。」と思ったのですが、庭師のおじいさんがや
って来る日が近かったものでそのままにしておきましたら、おじいさん、
抜かないで行ったんですね。庭師のおじさんが抜かないというのは何かの木
であろうと、のんきなものです、そのままにして様子をみることにしました。
   
それから丁度に3年目!見上げるような一人前の木になり、ある早春の朝、
二階の我が家の窓から木の先々に薄ぼんやりと見えたもの、

「あれ?なにやらピンクの花が咲いてるぞ?」と発見。
もしかして時節柄からして、桃の花?」と、あいなったのであります。
何しろ床にゴミが落ちていてもかなり大きなのでない限り、見えないほど
ド近眼のわたしです。
   
さぁて、台所のドアから庭に続く外階段を下りていくと、案の定、まぁ、
ほんとに桃の花でありました。桃の実そのものは食べても、桃の花なども、
最期に見たのがいつであったかを思い出せないくらい長い間目にしていませ
ん。小枝を少し折っては家の中に飾り、子供たちと多いに喜んで観賞したの
でした。

その年の夏は、気づかないうちにいつのまにか面白いほどたくさんの見事な
実がなり、子供たちと木に登りワイワイもぎとったのでした。ひとつひとつ
枝から手で摘むその感覚ときたら、それはもう、童心に帰ったような嬉しい
気持ちと満足感がありました。我が家にあるカゴも箱もいっぱいで、80個
以上も摘んだのです。
 
とても食べきれず、生ものですから長期保存はできないので、階下のマリア
おばさんにもおすそ分け。
で、「本当言うと、植えた覚えがないんですよ。」と言いましたら、おばさ
んいわく、   「あら、じゃ私が食べた後に窓から捨てた桃の種の一つが
ついたんじゃなぁい?」
「え?・・・・・・」   

あらま、道理で。
わたしたちの借家は3階建てで3家族がそれぞれの階を借りていました。
庭の敷地も低い石垣で三つに区切られ、それぞれが使っていたのですが、車
庫つきのわたしたちの庭はそのなかで一番大きい庭でした。

引越しする前からカーラがたくさん植えられてあり、それにわたしが大好き
なバラと紫陽花をたくさん加えて、季節になるときれに咲いていました。が、
りんごの芯やらタバコの吸い殻やらが、庭を掃除しても後から後から落ちて
いるのです。
   
ははん、これは下のおじさんだな・・・ひょっとして灰皿の吸殻を窓から全
部庭に捨てているのかも。自分の庭がうちのすぐ横にあるんだから、なぁん
でそこに捨てないのかね。自分のところはこれでもか!というくらいきれい
にしといて、ゴミ、ガラクタ類はみな、外よそ様のところへ押しやって、っ
て輩が結構こちらにはいるのでありまして・・・・

家の入り口を掃除するも、ゴミを箒で通りへ掃きだすのが、当時はこちらの
普通のやり方ではありました。チリさらいひとつで内へ持ち込んでゴミ袋に
入れればいいのにと、何度も思ったことですが(笑)
   
でもまぁ、こうしてマリアおばさんが食った桃の種を窓から我が家に放り投
げたお陰で今まで持ったことのない桃の木の所有者になった訳だし、今回の
ところは帳消しにしとこう!
と相成ったのでした。

2年続けて桃の木は、立派な実をわたしたちにくれました。
我がモイケル娘などは、木登りをし、車庫の屋根づたいに裏にあるだだっ広
いジョアキンおじさんのCampo(カンポ=畑)の大きな大きな木にまでたどり
着き、際どい遊びを楽しんだものです。

そうそう、我が家の子猫がその木のてっぺんに上ってしまい、それにはホト
ホト手も焼いた。一晩木の上で過ごし、翌日、モイケル娘が木の枝ギリギリ
のところまでのぼって、ようやっと胸に抱きしめることができたのでした。

3年目にも入ると、以前ほどの実をつけなくなりました。何しろまったく手
をかけなかったものですからね。すると、我が家のお掃除のベルミーラおば
さん、

「ドナ・ユーコ、これはお仕置きをしないと!」
お、お仕置き?木にですか?
   
「そうです。木の根元に大きな石を置くのです。
んまぁ(笑)しかし、その大きな石をどこから手にいれまする?ろくすっぽ
世話をしないのですから、毎年たくさんの実をもらおうとすること自体厚か
ましいと言うもの。結局、お仕置きはなし。

もうかれこれ、13年以上も昔になりましょうか。
ママこと、わたしくの桃の木にまつわる話でした。


(注:現在はこの家から数メートル離れたアパートに引越しまして、今では
我が家の所有物ではなくなりました。よって、「その桃の木、遊びに行った
ら見せてね。」などと、のたもうべからず。笑)
                   
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2006年3月17日(金曜日)

海岸通の城塞


週に2度、もう解雇したくも解雇できず、ずるずる今日まで19年間午前中
の3時間、大きくもない我がフラットの掃除を頼んでるDona Belmiraが
(ドナ・ベルミーラ)おります。倹約のために解雇したいなと思ったりす
ることもあるのですが家族の一員みたいなものでもう出来なくなってしまい
ました。

Donaと言うのは、ポルトガル語で既婚女性の名前の前につけられます。
例えばわたしの場合は、「Dona Spacesis」と言う具合です。
奥さんということでしょうか。

さて、そのD.(Donaの略)Belmira、今朝我がフラットのドアを入るなり、
自分が先日行った血液検査クリニックでの不満をまくし始めた。

ポルトガルでは血液検査は病院ではしない。
それ用のクリニックがあり、そこで採血してもらい、後日検査結果を受け取
りに行き、それから、その結果を病院の担当医にもって行って診断を仰ぐの
である。

何に立腹してるかといいますと、こうです。

どこもそういう検査のクリニックは人でいっぱいになるのは目に見えている
ので、家を朝早く出た。それでも自分の番号札は44番。じ~っと我慢の子、
自分の番号が呼ばれるのを待っていたのだそうです。

段々44番に近くなり42番が呼ばれた。いよいよ自分の番だと思いきや
42番から43番、44番をスッ飛んで50番と54番を看護婦さんが呼ん
だのだそうだ。

実を言えばこういうことはよくあるのです^^;
看護さんが番号を間違えるのではなくて、間に例えば知り合いとか、知り合
いの紹介とかの人をサーッと間にいれるのでして^^;言うなればコネです
ね(笑)


しかし、D.Belmira、黙っておりませんです(笑)
なんでよ。なんで43の次が50になるの!早速その場で看護婦をひっつか
まえて、一席ぶった。

ちょ、ちょっと、看護婦さん、お待ちよ。今、呼んだ番号、何番と何番?」
「この番号札、順番でしょ?」 「そうですよ」と看護婦。
「あたしゃ、44番なのよ。43の次がなんで50になるの?」
「あたしの里じゃ、43の次は44が来る。50は49の後と学校で習った。
ここは違うのかい?」


ここまで聞いてわたしはキャハハハハと大笑いしてしまった。
D.Belmiraは続ける。

さすがの看護婦もこれには抗しきれず仕方なく43、44と呼びなおし(笑)
しかし、その後がいけまへん^^;

「見てくださいよ、D.spacesis」と採血の痕がついてる腕をつきだして、
「あの看護婦ったら、腹いせに2度も間違った振りして、針が通らないとこ
に突き立てて!」見ると、腕の同じ箇所に3つの注射針の痕が(笑)

必ずしも故意にしたとは思われないが、なんともわかりません^^;
えらい気の毒なことではありましたが、わたしは、D.Belmiraがプリプリ
怒っているに拘わらず、「あっはははは」と大声で笑わずにおれないので
した。

こういう小さなことから大きなことまで、ポルトガルがコネ社会であるのは
間違いない。フェアじゃないと知っていながら、時々わたしも夫の七光りを
受けて、43番の次に50番が来るようなことをしてもらってることが残念な
がら・・・ある^^;そのようなことを自ら頼みはしないが、を知っている
人たちは知らぬ間にそういう計らいをしてくれてるはずです。

そう思ったら、「あっはははは」とひとしきり笑った後で気がひけてしまい
ましたっけ・・・

いやぁ、わたしもエラそうなことは言えませんて。

★今日の写真は、大西洋に面したポルトの海岸通ににある城塞
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